SIMPLE

シンプリストになりたいのです

読書・本の感想について

本・人生を変える読書

堀内勉さんが書かれた「人生を変える読書 人類三千年の叡智を力に変える」という本を読みました。『どうして本を読むの?』『どんな本を読めばいいの?』というありふれた疑問への回答が詰まった1冊でした。今回はこちらの内容について綴っていきたいと思い…

本・かもめ食堂

先日みた映画「かもめ食堂」がとてもよかったので、原作小説もみてみたいなと思いまして。読了いたしましたので、それについて綴っていきたいと思います。 あらすじ 映画と本の違い 小説で好きだったところ あらすじ ヘルシンキの街角にある「かもめ食堂」。…

おでかけ記録(あしかがフラワーパーク②)

4/20に栃木県にある あしかがフラワーパークにいってまいりました❀ 前回は藤の花の開花状況などを中心に綴りましたが、今回はそのほかの花や、お食事について綴りたいと思います。 yu1-simplist.hatenablog.com 色とりどりのお花たち 花より団子 よもやま話 …

本・さようなら、私

小川糸さんの小説「さようなら、私(新装版)」を読みました。感想をネタバレ交えて綴っていきたいと思います。今回はセンシティブな内容を含みますので、どうぞご注意くださいませ。 さようなら、私 恐竜の足跡を追いかけて サークル オブ ライフ おっぱいの…

映画・ペンギンハイウェイ

あまり順位というものをつけるのは好きではありませんけれど、もし作家で誰が一番好きか?という答えを出すのであれば、迷いなく森見登美彦さんをあげると思います。すべての著書を拝読したわけではないのですけれど、読書が楽しいと思うようになったきっか…

本・リカバリーカバヒコ

青山美智子さんの『リカバリー・カバヒコ』を読了いたしましたので、その感想やあらすじなどをネタバレ交えて綴っていきたいと思います。 リカバリー・カバヒコのあらすじ 奏斗の頭 紗羽の口 ちはるの耳 勇哉の足 和彦の目 よもやま話 リカバリー・カバヒコ…

本・和菓子のアンソロジー

今年の2月に和菓子をモチーフにした物語『和菓子のアン』と『アンと青春』を読みました。 yu1-simplist.hatenablog.com もうすっかり物語の世界に魅了されてしまいまして。今までデパートの地下フロアで見るのは洋菓子コーナーばっかりだったのが、すっかり…

おでかけ記録(紅ミュージアム・常設展)

東京都港区青山にある「紅ミュージアム」に、「ミニチュア愛!」という企画展をみに行ってまいりました。副産物…と言っては失礼ですが、紅ミュージアムさんの常設展示が超絶興味深かったので、今回はそのことについて綴っていきたいと思います。 紅ミュージ…

おでかけ記録・神保町

いきなりですが、これなーんだ? まるで本棚のようなこちらの壁。実は都営地下鉄 新宿線の神保町駅の壁なんです。 神保町の街にあふれる古書をモチーフとし、その背表紙を”線構成”のモジュールにて各所に表現。 (以下URLより引用) www.koken-archi.co.jp 厚…

おでかけ記録(旧新橋停車場)

普段、何気なく乗っている鉄道。その始まりがいつ、どこであったかってご存じでしょうか?今回はそんな鉄道の歴史に関係するスポットに行ってまいりましたよ❀ 旧新橋停車場 外観 ブルートレイン 夢の旅路へ 常設展 よもやま話 旧新橋停車場 外観 日本で最初…

本・人間失格

太宰治の『人間失格』を読みましたので、ネタバレ交えて綴ってまいりたいと思います。 『人間失格』はどのような物語か よもやま話 『人間失格』を読もう 『人間失格』はどのような物語か 人間失格 (新潮文庫) 作者:治, 太宰 新潮社 Amazon 第一の手記はかの…

映画・金の国 水の国

映画館に見に行こう!と思っていたけれど、予定が重なり行くことが出来なかった映画が、なんとAmazon primeで公開されていました❀うれしい!素敵な物語ですので、こちらでネタバレ含めながら綴っていきたいと思います。 あらすじ 好きな台詞 感想 あらすじ 1…

本・アンと青春

前回、坂木司さんの「和菓子のアン」という小説について綴りました。 yu1-simplist.hatenablog.com 今回はその続巻である「アンと青春」について、ネタバレを交えて綴っていきたいと思います。 和菓子のアン おさらい アンと青春 あらすじ 第一章 空の春告鳥…

本・和菓子のアン

久しぶりに小説を読みました❀ とても素敵な物語でしたので、ネタバレを含めつつ綴っていきたいと思います。 和菓子のアン あらすじと人物紹介 第一章 和菓子のアン 第二章 一年に一度のデート 第三章 萩と牡丹 第四章 甘露家 第五章 辻占の行方 おまけ 和菓…

会ったことのない人に会う

今年1年の目標の1つに「会ったことのない人に会う」というものがありまして。この”会ったことのない人”ってなんだよっていう話なんですけれど。 ”会ったことのない人”だと、道ですれ違う人も殆どが会ったことのない人 ですし、推しだって多くはリアルでお会…

マヨネーズをつくる

小学生の頃だったか、家庭科の授業で調理実習というものがありました。リンゴを切って ウサギの飾り切りにしたりとか、お味噌汁をつくったりとか、そんな感じの実習だったように記憶しています。 そのなかで、マヨネーズを作るという実習がありました。学校…

本・赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。

昔公共図書館で働いていた時のこと。施設内の照明を取り換えた際にのこった枠組みがあまりにも不格好で、モビールをつるしてごまかしていたことがあります。その枠組みがあったのが児童書コーナーでしたので、作成したモビールは日本と海外の童話をモチーフ…

映画・ファンタスティック・プラネット

とある映画をみて、ふと思い出したのですけれど。随分と以前にですけれど、華文小説の「三体」の第一部を読みました。いわゆるSFもので100頁を越えるまでは正直つまらな…とさえ感じたのに、それ以降の惹きこまれがとてつもなくって、どんどんと最後まで読ん…

本・新!店長がバカすぎて

今、私が住んでいるところから最寄りの駅には書店がありました。私が昨年、関西から関東に越してきた頃はまだお店はやっていたのですけれど、いつの間にか閉店してしまって、今は雑貨屋さんへと姿を変えてしまっています。 漫画は電子で読みますけれど、小説…

本・もうレシピ本はいらない

書店や図書館に行くと結構な数のレシピ本が置かれているのを目にします。多種多様な食材、調理器具、国籍にまつわるレシピの本があるのをみると、いかに人間が食というものを近くに置いているのかを再確認することができます。 レシピ本ってお持ちになったこ…

本・サーベル警視庁

推しと一言で表しましても、私の中では2種類ありまして。それは二次元の推しと、そうではない推しです。 まずそうではない推しというのは、アイドルの方であったり、声優の方であったりで、理由は様々ですけれど定期的に変わります。だいたいは一度熱が冷め…

本・これだけで、幸せ

相も変わらず、小川糸さんがマイブームの私。他の本を読んでいても、小川糸さんに関係する本を求めてしまい、全然進みません。 ふと、思い出したのですけれど。昔、ほんの一時期だけですけれど、小説家を目指したことがあったんです。高校生くらいから大学生…

本・育てて、紡ぐ。暮らしの根っこ ―日々の習慣と愛用品―

自分らしい生活を追い求めつつも、ふと見返すとそれが誰かのコピーであることに気が付く瞬間があります。 ミニマリストを追い求めていたころは特に。〇〇さんはベッドを使用していないから、私もベッドなんていらない。××さんは年間通して服を10着でまわして…

映画・君たちはどう生きるか 考察(ネタバレ注意)

9月某日。ジブリ最新作の「君たちはどう生きるか」を観てきました。…と言いますか、帰宅してそのままの頭でブログを書いています。公開するのは数日後の予定ですけれど、頭に残っているうちに書きなぐろうということで書いています。 何を言ってもネタバレに…

月光読書

中国南北時代、南斉の王子琳に侍講として仕えた江泌。若いころは貧しかったため、夜は書物を読むのに屋根にのぼって月の光を用いた、という故事から生まれた言葉だそうな。専門ではありませんので、詳細はわかりませんけれど。 www.arc.ritsumei.ac.jp 月や…

本・箸置きの世界

8月の頭に「箸置きをつかうという手間」というお話をしました。 yu1-simplist.hatenablog.com 私の心の中には良い手間とそうではない手間があって、自分が良いと思える手間はこれからもどんどんと続けていきたいなと思って書いたものです。 ふと思ったことを…

本・むかしむかしあるところに、

「日本昔話」と聞いて、まず何を思い浮かべるでしょう。 『桃太郎』、『浦島太郎』、『金太郎』、『かぐや姫』、『かちかち山』、『ぶんぶく茶釜』…言い出したらキリがありませんね。図書館司書になり、仕事の関係でいろいろと読み返す機会がありましたけれ…

言葉選びについて、少し考えてみる

普段何気なく使う言葉で、自分達にとってはさほど深い意味を持たない言葉、むしろネタ的なライトの意味合いを持つ言葉でも、聞き手によっては不快であったり、深い意味を持ってしまう。そんな言葉ってありますよね。 今、こうして文章を書く日常をおくるなか…

本・昨日のパスタ

最近すっかり小川糸さんの書かれるエッセイにはまってしまっています。暖かくて、優しくて、癒される本です。そして、こんな暮らしがしたいなと思うことができる教科書のような本でもあります。読んでいて一番感じるのが「心地よい」という感覚です。きっと…

本・真夜中の栗

読書記録用のノートによると2021年1月5日、小川糸さんの「ライオンのおやつ」を読みました。まだ若い主人公が余命宣告をうけ、たった一人、瀬戸内海にある島のホスピスで残りの日々を過ごすという物語でした。癌や死という一見すると重い重いテーマを、まっ…