この季節、一番気になるものって何でしょう。学生さんでしたら入学式や新学年、社会人の方でしたら新年度とかなのでしょうか。
私がこの時期、心の8割を占めているもの。それは桜の開花状況です❀予定している来週末のお花見までに桜が開花するかな、逆に雨で散ってしまわないかな…そんなことばかり考えておりまして。今回は先日お邪魔したお花見について綴りたいと思います。
花より団子、あけぼの 小川店
埼玉県 中部に小川町という、「武蔵の小京都」と呼ばれる場所があります。昨年、お花見をかねてお邪魔した小川町。今年もやってまいりました。
まずお邪魔したのは、駅前にあるお団子屋さんの あけぼの さん。前を通りかかると元気な声が聞こえてくるような、そんなお店です。前回はお邪魔できなかったのですけれど、それが実は心残りだったのです。こういう地元に根差したお店は絶対おいしいはず。
そんなわけで購入したのが、みたらし団子。
購入したばかりのみたらし団子は、暖かくでとても柔らかいのがわかります。予定では、移動先でいただこうかなと思っていたのですけれど、これは今食べなくてはもったいない!ということで、近くのベンチでいただきました。もっちもちの食感と、あまじょっぱいタレ、そして団子の焦げた香ばしい香りがほのかに香ります。これはたまらない!
しかもこれが1本100円以下のお値段で購入できるというのですから驚き。これは小川町に来るたびに頂きたい一品です。ちなみにメニューはこのほか、おはぎや草餅、いそべ団子と甘味もたくさんありますし、お稲荷やおにぎり、ちょっとしたお惣菜など様々。それを買ってピクニックをしても楽しそうです!
武州めん
小川町に来たのは今回で3回目ですが、毎回お邪魔しているのが武州めん 本店さん。
小川町で操業100年の武州めんさん。こちらの本店は15年前にできた店舗のようです。こちらにお邪魔するようになったきっかけは声優の杉田智和さん。自身のYouTubeチャンネルなどで武州めんさんのお話をされていて、いつか行きたいと思っていた場所なんです。初めて食べたときは、ガシガシとした麺にびっくり!それでも、やみつきになってしまって、こうして通うようになりました❀
今回いただいたのは、「きのこと肉汁うどん」です。3種類のきのこが入った贅沢なうどんです。お肉・ネギ・茸、そして麺、一口食べるごとに様々な味が楽しめますし、それぞれからでてきた旨味がたまらなく美味でした❀
夫が注文していたのはカレーうどん。お出汁がしっかりとしたおうどんだったようです。あとは二人でシェアする天ぷらの盛り合わせ。おナス、サツマイモ、かき揚げです。普段はおナスが苦手な夫も、こちらのおナスは大丈夫なようです。どれも野菜がとにかく甘いんです!つゆにつけたり、つけ麺のつゆにつけたりしておいしくいただきました❀大満足!
槻川親水公園
関東でお花見をする場所は、もうこちらで固定でいいかなぁと思えるくらい気に入ってしまった場所がこちらの槻川親水公園。小川駅からしばらく歩いた場所にあります。
咲き具合は5~8割くらいでしょうか。それでもとても美しい桜を愛でることができました。
ここの何がいいってね、長閑なんです。もちろん、桜の名所と言われる観光名所もとても美しいです。それも好きです。でも今はもっと心穏やかに桜を愛でたいのです。
川沿いに桜並木が続き、すぐそばの広場でお子さんが遊んでいたり、ご家族でレジャーシートを敷いてお弁当を食べながら桜を見ていたり。でもちゃんとそれぞれに余白がたくさんあって、それくらいの距離感がとてもすきです。今は護岸工事のために、一部入ることができないところもありましたが、それでも大満足の桜を満喫することができました。
熊谷小川秩父線を走る列車と桜。
良い感じに桜と列車を撮ることができました❀
実は今年のお花見でやってみたいことがあったんです。それは桜を愛でながら桜餅を食べること。関西の桜餅は道明寺、関東は長命寺と言って姿形が異なります。個人的には断トツで道明寺愛なのですけれど、それを食べながら桜を愛でたいなぁって。
そんなわけで、道中桜餅をGETしてきました。冒頭でご紹介した あけぼの さんではおいていなさそうでしたので、こちらは別店舗で購入しております。桜をみながら桜餅。なんと贅沢な幸せでしょう❀
夫が見つけたてんとう虫。ものすごく久しぶりに見たような気がします。虫は苦手なので触れませんが、てんとう虫は可愛いなぁと目だけで愛でました。
栃本親水公園
しばらく桜を愛でまして。また腹ごなしのためにお散歩です。また別の桜スポットを目指したいと思います。
まるでマンションに吸い込まれるかのような電車。単線でガタンゴトンと走る姿がなんだか銀河鉄道のようでした。
やってきたのは栃本親水公園を抜けたところ。川沿いに進んでいると桜並木が続いています。
青紫の花と、桜と、遠くに見える菜の花と。春は本当に色鮮やかですね❀
これぞまさに長閑っていう感じでたまらなくよかったです。時たま人とすれ違う程度で、風と川の水音だけが聞こえてくる世界で、荒んでいる心を洗い流してくれるかのよう…なんて妄想を。本当にそれくらい、あたたかい場所でした。
よもやま話
帰り道にたまたま見つけたマンホール。小川町は和紙で有名な町だそうで、和紙をすいている姿がマンホールになっています。これまたかわいいですね❀
来年の桜も小川町で見ることができたらいいな、その時は武州めんさんも、あけぼのさんもお邪魔したいなと、もう来年のことですのに今から楽しみに思っています。住むわけでも、故郷という場所でもありませんけれど、こうやって大切に思うことができるっていいなぁとしみじみいたしました。楽しみだなぁ