朝晩はまだ冷え込む日はありますが、それでも随分暖かくなりましたね。ここ最近の気候ですと、ひきこもりの私とはいえお出かけしたい欲が増してまいります。そんなわけで、今回は聖地巡礼を兼ねて埼玉の小川町という場所に行ってまいりました。
朝から電車に揺られてやってきたのは小川町駅。駅から少し歩いたところにあるのが、こちらの武州めんというお店です。今回は本店にお邪魔致しました。
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目的はというとこちらの 「ラー油香る!旨辛ごまNikujiru UDON」
めんはガシガシとしたしっかりとした食感で、左側にある肉汁につけていただきます。今回注文した肉汁にはがっつりとラー油が入っていますので一口目は結構辛かったです!段々と葱の甘みを強く感じるようになり、また海苔とゴマがお味をマイルドにしてくれます。最初は「この辛さなら、追いラー油は無理かも…!」と思っていましたが、途中からは「全然平気!」と感じるように。追いラー油がちょうどいいアクセントになって最後まで楽しめるお味でした。あと、こういう肉汁うどんだと お肉が少ししか…ということがままありますが、お肉も具材もしっかり入っているので、並盛でもお腹いっぱいになりました。とても美味しかったです。
勿論ラー油が入っていない普通の肉汁うどんもありますので、辛いのが苦手というかたはそちらがオススメ。他にも季節の天ぷらであったり かき揚げであったり…美味しそうなメニューがたくさんあったので、また来たいと思います。
ちなみに、普段辛い料理をあまりいただかない私がどうしてこのメニューを選んだのかといいますと…。
わしゃがなTVというYoutubeチャンネルにて杉田智和さんの故郷をGoogleMapで巡る企画をされていて、以前から気になっておりました。杉田さんの個人チャンネルでも武州めんのお話をされていて、高校生の頃から食べていた懐かしの味とのことです。そんなわけでこちらの武州めんさんは私にとって聖地巡礼でございます。やっと来れて嬉しい…!杉田さんの母校や、原付を止めていたと仰っていたヤオコーなどもみることができましたので もうそれだけで大満足です。
お腹いっぱいになったところで、腹ごなしにお散歩することに。武州めんさんから少し歩いて槻川親水公園へ。川沿いに休憩スポットのような広場や椅子があり、ほっと一息つけるようになっています。
たくさんの植物が咲いていました。
可哀そうな花の名前ランキング上位に君臨するであろうオオイヌノフグリ。こんな愛らしい花なのに…と思っていましたが、果実の方が似ていることからつけられたんだとか。最近は「星の瞳」という可愛らしいお名前もあるのだそうです。一面に咲いていてとても愛らしかったです。ちなみに可哀そうな花の名前ランキング1位はヘクソカズラかと思っています。他にもあるのかな…?
たんぽぽの黄色がまぶしいです。そういえばたんぽぽが食べられると聞いたことがあるのですが、実際美味しいのでしょうか。
小さいころにたんぽぽの綿毛を飛ばして遊ぶということをしましたが、もう何年していないでしょう。大人になってしまったのですね。そういえば たんぽぽはたくさんの花が集合して1つの花として咲いているのだそうですが、いまだにそうは見えなくてついつい分解してみたくなります…していませんけれど。
これは何というお花かは存じ上げませんが、綺麗な赤紫で目をひく可愛らしい花でした。
そして菜の花。菜の花を近くでみるということもあまりないので、じっくり観察してしまいました。凛と上を向いていて可愛らしいです。
そして、今回のメインイベントである桜です。ちょうど満開で、たまらなく美しい光景でした。天気に恵まれましたので、空色と桜のコントラストが本当にさわやかで「やっと春がきたんだな」と、季節の移り変わりをしみじみ感じることができました。
桜のトンネルを抜けていくだけでも楽しいひとときです。サクサクという足音と、川のせせらぎの音だけでも充分BGMとして完成されていました。普段、あまり耳にすることが減ってしまった自然の音。こんなにも穏やかなものなのですね。
こんなにも素晴らしいスポットですが、人もまばらでしたので長閑な空間を静かに楽しむことができました。小さな男の子とお母さまがピクニックをしていたり、小さな女の子2人とお父さまがバトミントンをしていたり、5~6歳くらいの女の子3人組が草花と戯れていたり。時間の流れがゆっくりと感じられるような、そんな場所でした。
風が吹く度に桜がまるで雪のように舞っていて、まさに桜吹雪という言葉がぴったりだと思いました。桜吹雪という言葉をつくった方はなんとお洒落なのでしょう。なんと粋なのでしょう。夫は桜吹雪が舞う度に遠山の金さんを思い出すようです。懐かしいな。
昨年は京都の蹴上や哲学の道、清水寺などのTHE 名所で桜を楽しみましたが、今年は打って変わって長閑なスポットで楽しむことができました。どちらも比べようがなく美しいので、どちらがいいというお話ではありません。どちらでも楽しむことができるのは心に余裕があるからだと思います。美しものを美しいと思える心の余裕を大切にしていきたいものですね。