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シンプリストになりたいのです

おでかけ記録(武蔵嵐山編)

前回に引き続きお花見+聖地巡礼旅の続きを綴っていこうと思います。

武蔵嵐山駅からしばし歩いて、都幾川方面を目指します。f:id:yu1-simplist:20230403182804j:image

このあたりはオオムラサキという蝶が有名のようです。道を歩いていると、オオムラサキのタイルやマンホールを発見しました。なんでもオオムラサキを保護するための公園や活動センターもあるそうです。夏ごろになると姿を観ることができるんだとか。ただ蝶を保護しましょうというわけではなく、自然環境そのものを保護していこうといろいろ活動をされているようです。とても興味深いですね。実際のオオムラサキの写真を拝見しましたが、本当にタイルのような綺麗な青色で、美しかったです。

www.town.ranzan.saitama.jp

↑詳細は嵐山町のホームページから

しばらく歩いていくと…

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こちらが都幾川桜堤です!なんと、およそ2kmに約250本ものソメイヨシノが弓なりに続いているのです。写真では少しわかりづらいかもしれませんが、地平線に沿って白い帯がありますが、これが全部桜です。しかもこれは途中地点ですので、後ろにも同様な景色が続いています…圧巻でした

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桜並木にそって歩いていて発見したのが つくし。私がまだ幼いころに母方の祖父母がよくお出かけに連れて行ってくれました。当時の私は食品は専用の畑でできるもので、こうして道端にはえているという感覚はなかったのです。ですから、土手になっている植物が食べられることに驚いたことを覚えています。つくしを知ったのもその時が初めてだったように思います。祖母がつんだつくしを佃煮にしてくれましたが、私の下には苦みが強すぎて食べることができませんでした。その時以来、つくしを食すこともありませんし、道端でなっているのにも気が付くこともありませんでした。今なら食べることができるでしょうか。

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こちらの桜のトンネルもとても美しくって、本数も多いので桜吹雪もさらに圧巻でした。

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桜と月と。幻想的ですよね。f:id:yu1-simplist:20230403182912j:image

学校橋の方まで歩いていくと、なんと一面の菜の花が。左に桜、右に菜の花、空は快晴。もう最高の絶景です。

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一面の黄色い絨毯が、風が吹く度にふさふさと揺れるのが愛らしかったです。風の谷のナウシカのラストでナウシカが金色の草原を走るシーンがありますが、あんなイメージです。

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菜の花畑からみた菜の花と桜と空。まるで絵画のようでした。

小川町に比べると人も多くいましたが、混雑しているというほどでもなく、ランナーさんやバイカーさんたちもちらほら。ピクニックに来られているご家族もおられ、皆さんゆっくりと楽しまれている様子でした。散歩するだけでも充分楽しいので、ご高齢の方も多くみられました。ただ歩くだけで、こんなに幸せな時間をすごせるのですから。最寄りにこんなスポットがほしい…!あとちびっ子たちが自由に遊んでいる姿もほほえましかったです。彼らは桜より、走り回ったりの方が楽しそうでしたけれど、それもまた良しですね。

今回気が付いたことは、ただ桜をみるだけでなく長閑な空間を楽しむ楽しさがいかに素晴らしいかということでしょうか。今までは、どちらかというと名所ばかりで桜を楽しんできましたので、あれはあれでいいですが、これはこれでいいかなって思います。

桜は1週間、長くて2週間で散ってしまいます。葉桜もそれはそれで美しいですけれど、やっぱり桜の花が咲いているときが一番魅力的に感じます。きっとその儚さに魅了されてしまうのでしょうけれど。来年もみることができるといいな。

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ちなみに春の夜は桜の燈を灯します。以前、奈良に在住していたころに購入した赤膚焼きです。赤膚焼きのお店で店内を拝見していたときに一目惚れしたもの。つい魅入っていたら、店員さんが明りを灯してみますかと声をかけて下さり、実際に暗い室内で見せてくれたのです。壁にうつる桜が本当に素敵で、我が家にお迎えいたしました。こうして春の時期になると部屋で灯してゆっくりするのが、私なりの幸せな時間です。