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シンプリストになりたいのです

映画・ホームアローンシリーズ

この間、たまたまAmazonprimeで配信されている映画にどんなものがあるのかな…なんて思ってみていたらですね、とても懐かしい作品に出会いまして。そういえば幼いころに金曜ロードショーかなにかで見たけれど、きちんと見ていないということに気が付きました。

シーズンとはずれてしまいますけれど、それはまぁ気にせずに見てみました「ホームアローン」と「ホームアローン2」。今回はこの2作品についてネタバレ交えて綴っていきたいと思います。

ホームアローンのあらすじ

イタズラが大好きな8歳の少年ケヴィン。ケヴィンの家には親戚を含めて総勢15人もの人が集まり大盛り上がりです。なんと明日からは家族でシカゴからフランスのパリへクリスマス旅行に出かけるのですから、もう皆 準備に大忙し。ケヴィンは家族に構ってもらいたいようですが、誰もかまってくれないどころか、兄弟たちは自分のことをどんくさいとかなんだのと貶してくるのです。

夕飯は皆で宅配ピザを食べる…はずでした。しかし、ケヴィンの”チーズピザ”はいじわるな兄のバズによって食べられてしまいました。怒ったケヴィンはバズとの喧嘩が始まってしまいます。そして飲み物はこぼれ、机の上のピザは台無し、叔父さんのお洋服も汚れてしまいました。

家族たちは冷ややかな目でケヴィンを見つめ、ケヴィンの母もケヴィンを叱ります。そして屋根裏部屋のベッドでケヴィンを一人、寝かせることにします。納得のいかないケヴィンはもう家族なんていらないと言って、部屋にこもるのでした。

そして皆が寝静まった後、事件が起こります。なんと停電のせいで、セットしていたはずの目覚まし時計がリセットされてしまい、みんなが寝坊してしまったのでした。皆大慌てで準備をします。空港までのバスに飛び乗り、飛行機にもギリギリ間に合いました。

そんなとき。ケヴィンが屋根裏部屋から起床してリビングに降りてきます。もぬけの殻になってしまった我が家。うるさい家族が誰一人いなくなったことを喜びます。そして一人暮らしを満喫するのでした。

その頃、妙な胸騒ぎを覚えたケヴィンの母ケイト。フライト中の座席はまとまった座席ではなく、バラバラな座席で誰もケヴィンが居ないことに気が付いていないのです。ケイトは何かを忘れているような気がしてたまらなくなり、夫のピーターに相談します。鍵も閉めたし、ガスも大丈夫、あぁガレージを締め忘れたけれどそれも大丈夫さとケイトに諭します。そこでケイトは自分が前夜、ケヴィンを屋根裏部屋で寝かせ、今朝起こしていないことに気が付くのでした。

一方。ハリーとマーブという泥棒コンビはクリスマス休暇で誰もいなくなった家を狙って泥棒に入っていました。ひょんなことから、二人が泥棒であること、そして自宅が狙われていると知ったケヴィン。我が家を守るため、あの手この手で戦います。

ホームアローン2のあらすじ

ホームアローンから1年後のクリスマス休暇。ケヴィン一家はまたも旅行の準備で大忙し。今度はシカゴからフロリダ・マイアミに旅行にいくのです。昨年同様、バズと喧嘩して辺りをめちゃくちゃにしていまい、またも一人だけ屋根裏部屋で眠る羽目になります。

またまたトラブルが発生し、寝坊してしまったケヴィン一家。またもケヴィンを忘れて…と思いきや今度は大丈夫。ちゃんとケヴィンも一緒に空港に向かいます。

大急ぎで空港を駆け抜けていく、ケヴィン達。しかし、途中で立ち止まってしまったケヴィンは家族たはぐれてしまいます。そして、父と似たコートを着ている男性の後についていってしまうのでした。一家はたどり着いたマイアミ空港でケヴィンが居ないことに気が付くのでした。

その時、ケヴィンはというと、ニューヨークに着てしまっていました。窓からはニューヨークの摩天楼がそびえています。ケヴィンは1人、観光を始めます。たまたま父親の鞄を持っていましたから、お財布には旅行用の大金と、クレジットカードが入っています。観光中、TVCMでみたプラザホテルを見つけます。言葉巧みに受付係やベルボーイをだまし、ホテルで宿泊することに成功し、ルームサービスにリムジンカーにと満喫するのでした。

ケヴィンがいないことで、警察でケヴィンの行方を捜す両親。父親のクレジットカードが手元にないことに気が付き、盗難手続きをすることになりました。カードをどこかで使われると、所在地がすぐに判明するからです。

一方、リムジンカーを満喫しながらニューヨークの立派なおもちゃ屋「ダンカンのおもちゃデパート」に訪れていたケヴィン。レジで、経営者の男性からクリスマスの売り上げは全て小児病院に寄付するという話を聞きます。ケヴィンは商品の代金に加えて、寄付をすることにするのです。それに感銘を受けた男性は、レジに飾っていたクリスマスツリーの飾りを1つプレゼントしてくれるというのです。彼のお勧めは2羽で1セットのキジバトでした。1つは自分の手元に、もう1つを大切な人に持たせることで、永遠の友情の証になるというのです。

しかしケヴィンがホテルに戻る前、ケヴィンが使用したクレジットカードが盗難されたものであることにボーイが気づくのでした。そして同時に、その利用記録からケヴィンがニューヨークにいることを両親は知り、家族はニューヨークを目指します。

「ダンカンのおもちゃデパート」を出て、地図を見ていたケヴィンに怪しい2人組が近づいてきます。なんと2人は逮捕され、刑務所にいるはずの泥棒2人組 ハリーとマーヴだったのです。なんとか2人から逃げますが、ホテルでもボーイがクレジットカードが不正利用であることで待ち受けていたのです。ホテルからはなんとか逃げ出すことが出来ましたが、残念ながらハリーとマーヴにつかまってしまうのでした。

そこでケヴィンはハリーとマーヴが「ダンカンのおもちゃデパート」に強盗に入るのだと聞かされます。さらに逃げ出したケヴィンは、当てもなく通りかかった小児病院の前でダンカン氏が寄付することや、ハリーとマーヴの強盗計画の話を思い出します。なんとかして阻止しなければと決意したケヴィンは、再び2人組に立ち向かうことになるのでした。

ケヴィンは無事、「ダンカンのおもちゃデパート」を守ることができるのか?そして、2人組から逃れることができるのか…?

感想

ケヴィンはどのようにして家を守っていくのか…一体どんなイタズラが待っているのかを楽しむこの映画。ラストがどうなるのか…ということはさほど重要ではなく、家であったりおもちゃデパートであったりを守るために幼い少年が奮闘する姿が愛らしく、そして憎らしく、その過程を楽しむ作品だと思います。

1と2を見て、自分の中にあるホームアローン像は2作品がごちゃまぜになっていたのだということがわかりました。1でどんなことがあって、2でどうしてこうなったのかというのが今回見てみてやっと解りました。

1は思っていたよりも、まだイタズラがかわいらしくて、痛い痛いっ!と思うシーンもさほど多くはありませんでした。もっと痛い印象があったので、ちょっと一安心。これならいつの時代でも、笑ってみることが出来るなぁと。

あとケヴィンの家族について、もっと不快な家族だと思っていたんです。ですが今回みてみて、そこまで悪い人たちではないのだなと思いました。母親ももっとヒステリックな印象だったのですけれど、そこまででしたし、ケヴィンが居なくなってからの反応は「そりゃそうなるよね」といったものでした。いじわるなお兄ちゃんも、なんやこんやでいい面もあってね。客観的にみると面白味のあるかわいらしい家族だなと思いました。

2になると、ケヴィンの悪ガキ具合もイタズラの質もグレードアップしているようで、どの罠もとても痛そうでした…。夫と「この二人頑丈やな、よく死なないな」なんて話しながら見ておりましたよ。

どちらもコメディとして楽しむことができましたし、個人的には大満足。長く愛される作品なんだなぁと思いました。ただ痛いだけとか、ただ罠にかかっているだけだと面白くないじゃないですか、ちゃんと理由があって、ストーリーがあるからこそ愛され続けてきたのかななんて思います。

ちなみに、ホームアローンは3以降もあるそうでなんと5まで出ています。2021年にはリブート版も出ているそうで合計6作品もあるんだとか。個人的には2までで満足かな。ケヴィン役のマコーレ・カルキンは2までの出演ですし。

マコーレ・カルキンといえば、これまたたまたまNETFLIXをみていて気が付いたのですが、見ようと思ってウォッチリストに入れていた「リッチー・リッチ」。よく見ると、これまたマコーレ・カルキンが主演なのですね。気が付いていませんでした。これはご縁なのかしらん?ということで、近々みたいな…と思っています。見たいものって尽きないものですね。