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シンプリストになりたいのです

季節の飾りをつくりたい(ひなかざり・お雛様)

3/3は桃の節句でひな祭りですね。実家にはとても大きな雛飾りがありまして、幼いころ母と妹とそれを飾ったことを覚えています。

各ご家庭、様々な様式・大きさの雛飾りがあると思いますけれど、皆さまはもう飾られましたか?

我が家はこんな感じです。さすがに大きな雛飾りを飾るのは難しいですので、画用紙で自作した雛飾り。今回はこの作り方をご紹介したいと思います。今からでもまだ間に合う簡単な作り方ですので、ぜひ❀

必要なもの

  • 画用紙や千代紙、折り紙
  • 円を描くことができるもの(コンパスやマスキングテープ、のりのキャップなど)
  • はさみ
  • のり
  • えんぴつ・消しゴム

①パーツを切る

お雛様の完成図は↑右のような感じです。髪・肌・着物や飾りの色はそれぞれお好きな色を選んでくださいね❀

 ●お顔

お顔部分は無印良品の修正ペンのキャップで〇を書きました。〇の下に縦棒を2本ひいて鍵穴のような形にしましょう。それをはさみで切り取りましょう。

 ●髪

切り取ったお顔部分がすっぽり隠れてしまうくらいの大きさのしずく型を描きましょう。髪型の形は短くしてボブカットにしてもいいですし、自分の好きな髪型でOKです。

下書きの線が書けたら紙を2重にして同じ形の髪を2枚、切り取ります。

 ●着物

着物にしたい紙を3枚ほど選び、どういう風に着せるかを決めましょう。一番外側の着物は一番大きな丸を、一番内側は一番小さな丸を描きます。コンパスで数ミリずつ大きさを調整してもいいですし、マスキングテープなどの内側・外側…などで数種類の丸を描いても大丈夫です。

丸が書けたら、はさみで切り取りましょう。

切り取った丸は半分に折り、更に折れ目に沿って切りましょう。半円形ができあがり。

 ●扇と冠

長方形を1つ、冠を1つ下書きして切り取りましょう。冠は下部分にのりしろを残しておくため、少し長めに残しておきましょう。

②着物部分をのりづけする

着物を↑の写真のようにのりづけします。1セットは直径側を重ね、もう1セットは弧の部分を重ねます。どちらも中心によるようにしましょう。大きさにもよりますが、数ミリずつずらして、着物の重なりを表現します。

③扇をつくる

着物ののりが乾く間に扇を作りましょう。長方形に切った紙を蛇腹(奇数回おります)にして、片方を丸く切り落とします。両端の紙だけ斜めに切りとりましょう。

④前髪を決める

髪の紙のうち1枚にお顔の紙をのせ、どんな前髪にするか決めましょう。まっすぐ切ってぱっつんでもかわいいし、段をつけて姫カットでもかわいいし…今回はセンター分けにします。下書きして、切り取ります。

⑤着付けをしていきます

のりづけした着物で、直径部分を重ねた方の紙から着付けしていきます。中央部分、ちょうど中心点があるあたりにお顔を貼り付けます。首にのりをつけて、少しだけはみ出すようにするのが個人的なお勧めです。

まず着物の左側を斜めにおります。右側も同様に。首元を少し余裕をもって折ると抜け感があって素敵だと思います。

一度開いて袴部分を作ります。同じ色の紙でも別の紙でもOKです。逆かまぼこ型に下書きをして、はさみで切ります。下部分が少しはみ出るようにのりで貼り付けます。

さきほどつけた折り目に沿って左側が下に来るようにのりで貼り付けます。

背中部分に残っている着物を貼り付けます。直径が上になるようにします。貼り付ける位置は写真のようにすべての着物の色が見えるように少し下目に張ります。

肩の流れにそって折り、のりで貼り付けます。このときは、左右どちらが上にきても大丈夫です。

⑥髪と冠をはりつける

まずは前髪部分をお顔に貼り付けます。正面とは反対側に冠をはり、後ろの髪部分も貼り付けます。形を整えて、髪型をセットしてあげましょう。

⑦扇を持たせたら完成❀

③でつくった扇を手元に貼り付けます。写真のように持ってのりを付けると貼り付けやすいです。片側を斜めに張って、それに合わせて広げながら反対側も張っていきます。

のりが乾けば完成です❀

よもやま話

実はこの雛飾り、昔 公共図書館で工作教室をしていた際に使用した作り方です。小さなお子さんからお年を召された方まで、細かい作業がしづらくても作れるようにと0から自分で作り方を考えたものです。こういう作り方を考えるのが当時から好きだったんですね。

細かいパーツは予めこちらで用意しておいて、当日は着物を切り取ってもらったり、着付けをしていったり…。あとは今回はしていませんが、お顔に絵をかいたり、着物部分も最初から柄がはいているものを用意しておくのではなく、あえて無地にして、完成したものに自分で絵を書いてもらったり…としておりました。

館内POPのために作っていたものですが、利用者の方から作り方を教えて…という声を頂き、工作教室をすることになりました。ありがたい限りです。

yu1-simplist.hatenablog.com

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昨年の端午の節句に紹介したこちらも同様ですね。簡単に身近にある道具で季節を楽しめるって素敵なことだと思うんです。次回はお内裏様の作り方を紹介していきたいと思いますので、ぜひチャレンジしてみてくださいませ❀