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シンプリストになりたいのです

旅行記録(箱根・大涌谷編②)

箱根旅行記録も最後となりました。1日目はポーラ美術館をメインとし、2日目は大涌谷へやってきました。

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大涌谷をみて思うのは、地球が動いているということ。普段は意識していなくて日々の生活の中で忘れてしまいますが、本当に我々が過ごしているプレートのさらにさらに奥にはマグマがあってさらに…と思いを馳せることができました。

そしてなにより、人間って自然の前ではちっぽけで敵いっこないんだなぁってしみじみと思いました。私自身、幸い大きな震災を体験していません。これからもそうでありたいと思うのですけれど、そういった地震であったり台風であったりの前では、自分はこんなにも非力で何もできないんだということを痛感しました。そのきっかけになった体験をご紹介したいと思います。

大涌谷自然研究路

折角大涌谷にいくのであれば、より深く体験したいですよね。そんなわけで、大涌谷 自然研究路を予約して参加してきました。

大涌谷自然研究路は噴煙地近くまで行ける延長約700メートルの園路です。火山性ガスのにおいが立ち込める園路では火山地帯特有の自然を観察しながら、各所に設置された解説板で火山の成り立ちなどを詳しく知ることができます。

(以下のURLより引用) 

www.owakudani.com

現在の大涌谷では延命地蔵尊様より山側にある大涌谷 自然研究路には自由に立ち入ることはできません。専用ツアーに申し込みをし、ヘルメットを着用し、監視員の方の指示に従い、はじめて参加することができます。それくらい危険を含んだ場所ということですね。

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こちらは第2シェルター。もしもの時はこちらに避難します。中には食料や濡れタオルなどが保管されているそうな。こういったシェルターが園内には7つもあるそうです。

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火山ガスの影響で山の木々は白く、葉を全て落としてしまっています。元々は美しい緑の木が生い茂っていたそうな。自然の恐ろしさを痛感します。

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こちらは台風による土砂崩れによってむき出しになった斜面。ところどころに水たまりができていますが、白い乳白色です。箱根の温泉と同様の成分をもっているのでしょうか。

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しばらくゆるやかな坂を上っていくと、たまご蒸し場があります。ここで黒たまごが作られているんですって。温泉の温度は80度くらいあるそうです。

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よくみると中にはカゴがいくつもはいっています。このカゴの中には大量のたまごが入っているそうです。f:id:yu1-simplist:20230626150201j:image

これが全体を上から見た写真です。温泉の奥には蒸すところがあります。ゆでて蒸して 黒たまごができるんですね。ジオミュージアムの方で知りましたが、大雨のあとは黒色が薄くなったり、日によって色が変化するそうです。そして、どうしてこんなに黒いゆでたまごができるのか、実はまだ解明されていないんですって。科学的に解明される日はくるのかしらん?

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一番のフォトスポットはこちらでしょうか。噴煙がもくもくと立ち上がりその後ろには神山が。そして、台風でも崩れなかった大岩です。自然の偉大さがギュッとつめられているようなスポットですね。

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別角度から。いぁあ…美しいです。こちらが折り返し地点となっていて、ここからはまた山をゆるやかに下っていきます。お天気がよいときは富士山も観られるそうな。それはそれは美しいのでしょうね。

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坂を下っている最中、頭上に小さなリフトが下っていくのが見えました。さきほどゆでられていた(蒸されていた?)黒たまごたちです。くだりのリフトには黒たまご入りの籠が。のぼりのリフトでは籠だけが積まれていました。本当に輸送しているんだ…と、なんだか吃驚してしまいました。

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上からの景色も素晴らしいのですが、下ってからの景色もとても素晴らしい絶景でした。荒々しいというか、自然のあらたな一面をみたというか、不思議な気持ちになりました。

ツアーは全部で40分程、ところどころ急ではありますが坂(階段)を昇って下るというルートです。ガイドの方の解説も解りやすいですし、1人500円というお値段でこの満足度はすごいです。勿論天候やその日の火山ガスの状況によっては中止になってしまうこともあるそうですが、ここは是非いってみてほしいですね。

移動

ツアーがおわれば今回の旅もメインディッシュが終了したという感じです。大涌谷から再び箱根ロープウェイに乗って、早雲山駅を目指します。

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大涌谷駅早雲山駅間は大涌谷の火山ガスの上空を通過しますので、これもまるで1つのアトラクションのようでした。結構高いですし、もくもくとあがる火山ガスがすごい…!

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真っ白ですね。

寄り道に箱根湯本を散策する

箱根湯本駅にやってきました。帰宅する電車はお土産購入時間や用事を済ませるために1時間程余裕をもたせてあります。折角ですので、箱根湯本駅周辺をちょっとだけ散策することに。

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道には箱根の寄木細工をモチーフにしたタイルがいくつも。それぞれデザインが違うようで面白かったです。

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忘れていましたが、もう燕の季節だったのですね。今年初燕です。こうして共存できるように工夫されている優しさにほっこりしました。

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前日にYouTubeでみて気になっていた「かまぼこ籠清」さんへ❀私は明太マヨ棒、夫はたまねぎ棒です。これはお酒が欲しくなるお味ですね。(飲めませんけれど)。ついつい1本ぺろりしてしまう、ちょっとジャンクなお味でした。でも優しくって、これは何本もいけてしまいそう…。

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お次は「菊川商店」さんへ❀カステラ焼き 箱根まんじゅうをいただきました。生地を流し込んだり、焼き印をつけたりがこの1台の機械で続いていくのがなんだかおもしろくて魅入ってしまいます。「カチャン・・・カチャン・・・」と絶え間なく続くのノスタルジーですね。個人的には生地を流し込むところが好きです。

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中は白あんがつまっています。革は薄めでところどころカリカリとしていていい食感です。お味も上品で一息つくのに最高でした。

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自宅へのお土産は「はこねゆもと 福住屋」さんでいかの塩辛を購入いたしました。

www.fukuzumiya.com

もともと珍味好きな私は好きな食べ物だったんですけれど、夫は塩辛を食べたことがないというので、少し前から食卓に並ぶようになったいかの塩辛。普段は市販のものを蒸したジャガイモにのせて食べています。大層気に入ったようで、折角ならちょっといい塩辛をのせてみるのはいかがかということになりまして。

こちらの塩辛は、いかの甘みがしっかりしています。皮むきされているものですので、ぷりっとまろやかな食感と相まってとても良いです。日本酒とか飲めたら最高だろうなぁ…と。他にも軟骨塩辛とかもありまして、次回箱根にお邪魔するときはいただきたいと思います。

帰りはゆったりとロマンスカー新宿駅まで1本です。

懐かしい体験あり、新しい発見・体験ありの2日間。とても充実した旅になったように思います。予定としてはあまり詰め込まないこれくらいの方が体調にはよいようで。これでも結構疲れてしまうくらい体力が落ちているようですので、ちょっと秋までに体力つくりをしたいと思いました。

次の旅行は秋か冬か。10月くらいに鎌倉に生シラスを食べに行きたいなぁ…でももう一度箱根にもお邪魔したいです。今回は芦ノ湖周辺にはお邪魔できませんでしたし、今回の旅で雨だった場合の旅行プランがあるのですけれどそこで行きたかった場所も改めてお邪魔したいなぁって。

秋がくるのが待ち遠しいなぁ