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シンプリストになりたいのです

旅行記録(箱根・ポーラ美術館編①)

6月も随分押し迫ってまいりました。夏の色が日に日に色濃くなり、エアコンをつけるか扇風機で耐え忍ぶかを悶々とする毎日です。

梅雨入りはしていますが、あまり雨は降っていない様に感じます。空梅雨というやつでしょうか。幼いころなどは梅雨がくるまではどこかまだ空気はひんやりとして春が残っていたのを、梅雨がくればそれらを一切合切連れて行ってしまい、梅雨が明ければ急激に暑くなり夏が来る…という印象だったのですが、最近は変わってきたように感じます。不思議。

夫は汗っかきの暑がりさんですので、夏になると途端に引きこもり体質になります。私は年がら年中引きこもり体質ですので、夏の間はあまりおでかけや旅行にはいきません。ですので梅雨のこの頃が上半期の旅行おさめになることも。そんなわけで、ちょっと箱根まで旅行してきましたので、思い出を綴りたいと思います。

移動

行き当たりばったりで旅行にでかける私とは違い、移動やら諸々を入念に調べてから旅行に出る夫。特に電車に関してはとても細かく調べてくれ毎回助かっています。箱根旅行を公共交通機関を使って旅行する場合、とても便利なフリーパスなるものがあるとのこと。

www.hakonenavi.jp

↑フリーパスについての詳細はこちらで

なんでも、これが1枚あれば箱根登山鉄道も、箱根登山ケーブルカーも、箱根ロープウェイも、観光施設めぐりバス(箱根登山バス)も乗り放題!何が嬉しいって切符を買わなくていい…これにつきます。切符売り場を探す手間も並ぶ時間も省略できますし、現金の用意やICカードも必要ない…なんと便利なんでしょう。そんなこんなで今回は新宿駅から箱根湯本駅までロマンスカーで旅することにいたしました。

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新宿駅から1本で箱根まで来れるんですねぇ。所用時間は1時間20分程度でした。シートも結構ゆったりしていましたのでとても快適な移動でございましたよ。

箱根湯本駅からは箱根登山鉄道強羅駅を目指します。強羅はエヴァの聖地として有名なところですね。到着するまで忘れてましたけれど。

箱根登山鉄道は箱根湯本⇔強羅までの山道を走る山岳鉄道です。8.9㎞もの山道を40分かけて進みます。電車から降りて線路をみても結構な勾配であることがわかります。車内での観光案内の放送によると3両編成だと前方と後方で3メートルくらいの高さの違いがあるとかなんとか。私が身長158cmですので大体2人分も違うのかぁ…と考えてしましました。電車では坂を登れないとよく耳にしますが、排水タンクを用いて線路や車輪の摩耗を防ぎながら登っているんだそう。いろんな工夫をしながら箱根登山鉄道が走っていることに感動です。

またスイッチバックは何度見ても「おぉ~…」と感嘆してしまいますね。以前に箱根旅行をしたときにも体験しているのですけれど、それでもなんだかテンションがあがってしまいました。

www.hakonenavi.jp

箱根登山鉄道に関してはこちら

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そういえば私は存じ上げなかったのでびっくりしたのですが、箱根登山鉄道は紫陽花で有名なところだったのですね。線路脇にはたくさんの紫陽花が咲いていましたし、駅や信号所などにも紫陽花が。とてもきれいでした…!たくさんの方がカメラもむけておられたので、名所だったのですね。今年は紫陽花を目的におでかけすることはあきらめていましたので、観ることができてとても嬉しかったです。

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中央に見えるのは出山の鉄橋。こんなにも高いところに橋をかけるなんてすごい…。鉄橋を渡るときの上から見下ろす景色もすごいのですが、そのあとに急カーブなどを経て、正面につい先ほど渡った鉄橋を目の前にするというのは不思議な気持ちになりました。それにしても本当に山の中を走っているんだなって、写真をみると改めて実感しますね。終点 強羅駅からは観光施設めぐりバスでポーラ美術館へ。

ポーラ美術館

今回箱根旅行にいくきっかけとなったポーラ美術館。企画展示がとても興味深いなぁと思っていたのですが、展示期間を調べてみたらなんと7月の頭まで!それに気が付いたのが6月頭でして…。そんなわけで、箱根旅行は急遽きまった旅行です。

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そんなわけでポーラ美術館。外観から既に美しいオーラが発せられています。写真のスポットはこやぎ先生がオープニングを撮っていらっしゃった場所だ…!とひとりテンションがあがります。

www.youtube.com

↑それがこちらの動画。今やっている展示内容とは異なりますが、ポーラ美術館のことを知るにはとても参考になりました。

www.polamuseum.or.jp

↑ポーラ美術館についての詳細はこちらから

こやぎ先生の美術チャンネルで知りましたが、ポーラ美術館は2002年に開館されまだ21年目。とても若い美術館なのですね。だからこそのあのお洒落な佇まい。これはこれで好き!

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入口からもう好きです。まるで水面のような空間と木の自動扉、ガラス張りの天井から差し込む光がまさに「印象派」の世界観。美術館そのものが美術絵画の方向性を隠喩してくれているかのようでした。

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今回は曇り空でしたが、それでもこんなにも綺麗なんですから快晴のときとかはとんでもなく美しいんだろうなぁとフワフワ。

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エスカレーターを降りていくだけでも、おとぎの世界に入っていくようでとてもワクワクします。f:id:yu1-simplist:20230626142225j:image

館内にもいくつかモチーフや胸像などがありました。あと螺旋階段って何故か写真におさめたくなる私です。

レストラン アレイ

では早速展示を…のその前にお昼を頂くことに。ポーラ美術館に入ってすぐのエスカレーターを降りるとすぐ右手側にレストラン アレイがあり、展示を拝見する前に楽しむことの可能な構造になっています。

レストラン アレイは店内が白とナチュラルウッドで統一されたインテリアです。なんだかお洒落な店内についつい背筋が伸びてしまいます。私がお邪魔したのはちょうどお昼時だったのですが、店内すべての座席を用いているわけではなく、窓際の座席、それ以外の座席を数席、そしてお庭のお座席と座席が厳選されているようでした。窓際のお座席だったのですが、目の前に広がる小塚山も長閑でゆったりとした気持ちになりました。

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ランチョンマットの紙にあった刻印。こういう細やかなところが好きです。
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お食事は欧風料理を楽しめるとのこと。私が頂いたのはレストラン「アレイ」のビーフシチューとパンのセットを。丸パンはとてもバターがあいますし、右側のバケットビーフシチューをつけて食べるのも堪らなく美味しかったです。

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お肉がほろほろとほどけるビーフシチュー。とても美味しかったです❀これは自宅では作れない、お店でいただくからこそ美味しいお味ですね。素晴らしい景色のなか、素敵な空間で美味しいものを食べる。それだけでもとても幸せな空間でした。

とても長くなってしまいますので、展示内容については次回綴りたいと思います。