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シンプリストになりたいのです

映画・犬夜叉シリーズ の感想

犬夜叉をはじめてみたのは、確か小学5年生の頃。毎週月曜の夕方7時~の放送枠で、放映していたアニメがきっかけでした。第一話から見ていて、どんどんとはまり込み、誕生日だったかクリスマスだったかのプレゼントでコミックを購入してもらって、繰り返し読んでいたことを覚えています。

ただその当時は、とくに推しキャラとかはいなくて、純粋にアニメだけを楽しんでいたように記憶しています。そのあと、何をきっかけかは忘れましたが殺生丸様の美しさに魅了されまして。それ以降、私の推しキャラは殺生丸様です。あ、でも弥勒様や奈落様も好きです。

アニメ 犬夜叉は4本の映画がありまして。3作目の「天下覇道の剣」は何度も何度も見ましたが、それ以外は実はあまり見ていないことに、ふと気がつきまして。ちょうど良い機会だということで、4作品全部鑑賞いたしました。ざっくりとした感想をネタバレ交えて綴っていきたいと思います。

後半は、セリアドールのお話も交じりますので、カスタムドールなどの写真が苦手な方はご注意ください。

犬夜叉のあらすじ

現代から戦国時代へとタイムスリップしてしまった女子中学生 日暮かごめ。タイムスリップした先で、かごめは犬夜叉という半妖の少年と出会います。けれど犬夜叉は初対面のかごめを”桔梗”と呼び、何やらお怒りの様子。

桔梗とは、かごめがタイムスリップしてくる50年ほど前に亡くなっていた巫女の名前でした。彼女はどんな願いでも叶えてくれるという”四魂の玉”を守っている霊力の高い巫女だったのです。桔梗は四魂の玉を狙っていた犬夜叉と出会い、2人は少しずつ心を通わせていきました。しかし2人は罠にはめられ、お互いを憎みあうようになりました。そして桔梗は命を落とし、犬夜叉は封印されたのでした。

その後、四魂の玉は桔梗の亡骸と一緒に燃やされたことで、世の中からなくなったかのように思われました。しかし、桔梗の生まれ変わりであるかごめの体内から、再び四魂の玉が現れてしまったのです。

封印の解かれた犬夜叉同様、多くの妖怪や盗賊たちが四魂の玉を狙ってきます。そしてそんな戦闘のなか、かごめが はなった矢が、四魂の玉に命中し、無数のかけらとなって飛び散ってしまいました。そのため、かごめと犬夜叉は仕方なく、2人で四魂の玉の欠片を集める旅をすることになりました。

道中、子狐妖怪 七宝、風穴をもつ法師 弥勒、妖怪退治屋の珊瑚と猫又妖怪 雲母など、仲間が増えていきます。そして、犬夜叉と桔梗を罠にはめた犯人が奈落であることが判明します。また弥勒、珊瑚も奈落に因縁があり、宿敵の奈落を倒すために旅を続けるのでした。

映画①時代を越える想い

旅を続ける犬夜叉たち一行に瑪瑙丸という敵が立ちはだかります。

瑪瑙丸は、200年ほど前、大陸から元の大軍が攻めてきたときに、同じく日本へやってきた大陸の大妖怪 飛妖蛾の子孫です。飛妖蛾は犬夜叉の父に敗れ、瑪瑙丸も時代樹に封印されていました。ところが、四魂の玉の欠片が時代樹に刺さったことをきっかけに、瑪瑙丸の封印が解かれてしまいました。しかし、それでは瑪瑙丸の力は完全ではありません。そこで瑪瑙丸は犬夜叉が父から受け継いだ鉄砕牙という剣を奪い、完全体になろうとします。

激しい戦いのなか、犬夜叉とかごめは戦国時代と現代と、時代に引き裂かれてしまうい…。

映画①時代を越える想い の感想

映画第一弾。ドシンプルな映画でした。冒頭からバトルが始まり、最期までずっとバトル。合間合間にちょっとギャグやラブコメが入ったりしますが、終始誰かが戦っているような感じですね。分かりやすい分、山場というものもあまりなく。

面白くないというわけではないのですけれど、一度見たらもういいかなぁというような感想です。個人的に大量の蛾のシーンがなかなかゾワワ…でした。

よかったところというと、このころはまだ作画が安定していないようで、やや崩壊しかけのところがありました。しかしながら、映画の中では結構重要キャラである雲母は全然崩壊しない!むしろ作画が良い!きっと雲母をこよなく愛する方であったり、そういったジャンルが得意な方が描いたのかしら?と思わせるくらい良かったです。雲母が可愛い!に尽きる映画でした。

映画②鏡の中の夢幻城

ついに宿敵である奈落を倒した犬夜叉たち一行。それぞれがこれからどうするかに思いを馳せます。しかし落ち着いたと思ったのもつかの間、満月が毎晩のように続くようになりました。

奈落の分身である神無と神楽が富士五胡にある洞窟に封印されている神久夜を復活させるため動き出していたのです。”天空の姫”を名乗る神久夜はまるで天女のように美しさですが、その正体は「天女を喰らい、永遠の命を手に入れた」半妖でした。弥勒の祖父である弥萢法師によって封印されていましたが、神無と神楽に自由を与えることを条件に、自身の封印を解くために必要なものを用意させました。その中には、犬夜叉が着用している”火鼠の皮衣”も含まれていたのです。

神無と神楽によって、神久夜の封印は解かれてしまいます。その最中、かごめの霊力を奪おうと考えた神久夜は、かごめをさらってしまうのでした。また神久夜の時を止める呪いによって、すべての生き物の時間が止まってしまいます。

かごめを救い出し、神久夜を倒すため、一行は神久夜のいる夢幻城に向かうのでした…

映画②鏡の中の夢幻城 の感想

神久夜(かぐや)という名前からなんとなく察することができるように、今回テーマになるのは かぐや姫。神久夜の封印を解くには”仏の御石の鉢”、”蓬莱山の宝の枝”、”竜の頸の玉”、”燕の子安貝”、そして”火鼠の皮衣”が必要です。かぐや姫が結婚の条件にした宝ですね。

そして天女の羽衣の物語といえば、羽衣伝説ですよね。天女が水浴びをしていたところ、天の羽衣を隠されてしまい、帰ることができなくなってしまう。その後、人と結婚して…という伝説は日本各地で存在しています。

この竹取物語と羽衣伝説の2つを融合させて、犬夜叉の物語に絡めたというのは面白いなぁと思います。

バトル要素よりも、恋愛要素の方が多いと思うくらい、キャラクターたちがイチャイチャしているので、好みは分かれそうです。個人的には設定や世界観は嫌いではないので、まぁまぁ楽しめました❀

映画③天下覇道の剣

犬夜叉の父が亡き後。彼の牙から作られた剣である天生牙は兄の殺生丸に、同じく鉄砕牙は犬夜叉に受け継がれました。しかし、彼にはもう一本 叢雲牙という剣を持っていました。叢雲牙には太古の邪な悪霊がとりついており、一振りで百体もの亡者を蘇らせることも可能という、妖刀でした。

叢雲牙は触れた相手が弱ければ、支配し操ることができる強力な剣です。処分に困った刀々斎達は、鞘に叢雲牙を封印させた状態で、骨喰いの井戸に投げ入れることにしました。

そして現代。事情を知らない日暮神社の人々は、宝物庫で叢雲牙を大切に保管していました。しかし、鞘の封印が解けそうになり、叢雲牙は暴れ出します。日暮神社を飛び出し、下校途中のかごめと、たまたま現代にやってきていた犬夜叉の前に立ちふさがりました。

事情を知った犬夜叉は、叢雲牙を再び鞘に納めるために叢雲牙に挑みます。けれど叢雲牙に右腕どころか意識まで乗っ取られそうになってしまいました。なんとか自我を保とうとしながら、犬夜叉は戦国時代へと戻りますが、叢雲牙は犬夜叉をこの世の覇者にしようと殺戮を繰り返そうとします。

犬夜叉が独り彷徨い立ち尽くしていると、叢雲牙を求めて殺生丸がやってきたのでした。実は殺生丸は父が亡くなる直前、叢雲牙と鉄砕牙を譲ってほしいと話していたのです。しかし、その願いが叶うことはなく、自分が求めた2本の剣は弟である犬夜叉の手に。

そこから、犬夜叉殺生丸、さらには 対 叢雲牙と戦闘は大きくなっていき…

映画③天下覇道の剣 の感想

個人的に犬夜叉の映画シリーズのなかで一番好きなのは、この”天下覇道の剣”です。特に前半の作画が良いんですよね。竹藪で殺生丸様と犬夜叉が戦うシーンあたりまでは本当に良くて、殺生丸様がとても美しく描かれているので…たまりませんね。

多少原作の改変はありますが、アニメに沿わせていくと、まぁ許容範囲かな?と思います。アニメにおける父上の設定が深堀されましたので、これはこれで面白かったです。なによりお声が大塚明夫さんですから、もうかっこいいったらありゃしません。

テーマとしては”守るもの”があげられるのですが、それに対してドストレートな犬夜叉と、ツンデレ殺生丸様のギャップもまた良いんですよね。正反対な兄弟が喧嘩したり、共闘したり、また喧嘩したり、共闘したり。何回見ても微笑ましいなぁと思える作品です。

映画④紅蓮の蓬莱島

旅をつづけていた犬夜叉一行は、巨大な妖怪に襲われていた半妖の少女・藍を助けます。事情をきくと、彼女は蓬莱島という謎の島から逃れてきたというのです。そして島にはまだ半妖の子どもたちが残されているので、彼女たちを助けてほしいと言います。

蓬莱島は本来、人間と妖怪が平和に暮らしていており、多くの半妖が生まれました。ただ島の外では半妖は忌み嫌われてしまうため、巫女である奏姫は島を外界から引き離すことにしました。しかし、島の結界が50年に1度結界がゆるむタイミングを見計らって多くの妖怪たちが攻めてくるようになりました。

四闘神という四人組の妖怪が攻めてきた際、島にいた多くの住人が虐殺されてしまいます。奏姫は自らの命と引き換えに、彼らの力を玉匣の箱に封印し、さらに鳴動の窯に箱とともに身を投げ入れたのでした。

四闘神は島から出ることができず、力が弱まっていきます。しかし、50年に1度、鳴動の窯に半妖を生贄に捧げると、力が回復することに気がつきました。そのため、四闘神は島にいた半妖の子どもたちに刻印を刻みつけ島から出ることができないようにしたのです。藍はまだ刻印がされていなかったため、逃げることができましたが、四闘神が生きている限り、他の半妖の子ども達は島から逃げることができないのです。

そして実は犬夜叉殺生丸にも同様の刻印がありました。50年前に蓬莱島が現れたときに、それぞれつけられたものです。

犬夜叉一行、そして殺生丸は四闘神との因縁を断ち切るため、四闘神と戦うことになり…

映画④紅蓮の蓬莱島 の感想

映画 犬夜叉シリーズのラストとなる”紅蓮の蓬莱島”。これで最後ということで、とりあえず味方の主要キャラクターを総出演させよう!という名目で作られたんだろうなぁという作品です。

ただ犬夜叉殺生丸様を一緒にしてしまうと喧嘩しはじめるし、桔梗様がかごめちゃんと犬夜叉のいるところに来てしまうといろいろ揉めるし…ということで。もうそれぞれ戦います!絡みませんみたいなスタンスです。

だから犬夜叉たちは殺生丸様が戦いに加わっていることを知らないはずなんですよね。なのに殺生丸様が四闘神のうちの1匹を倒すんですけれど、四闘神が知らないところで1匹減っていることに、誰も疑問を抱かないんですよ。

見ている側は殺生丸様が倒したのが分かっているから疑問にならないけれど、何故犬夜叉たちはそこにつっこまないの…?と、そちらが気になって仕方ない。犬夜叉の鼻で殺生丸様が来ていることを知っていたのかしら…?

面白いのは面白いし、子ども達が頑張っている成長物語というのは、目頭が熱くなる展開なのですが。設定の詰めが甘いかなぁ…というのが正直なところ。

あとは、キャスト陣がねぇ。声優の方々は本当に素晴らしい方ばかりなんですけれど、ゲスト出演で声優以外の方が声を当てられる…というのが、このころから始まったのでしょうかね。話題性も必要なんですけれど。

もちろん、そういったゲスト出演の方の皆が皆下手というわけではないし、それはそれで味なんだとは思います。ただものすごく違和感のある方がおられると、そっちが気になってしまう…と言いますか。OP/EDをされている…とか、作品に所縁のある方ならそこまで思わないんですけれどね。

作画は全体的に美しかったですし、殺生丸様の美しさも安定していたので、そのシーンだけを繰り返し見るには最高かもです。

ドル活!ふたたび

はてさて、映画を4本見ましたが。実は、同時並行してあることをやっておりました。

殺生丸様の衣装であったりを詳しく見たいなぁと思いまして。漫画も持っているのですが、いかんせん全身がカラーというのはあまりなく。アニメーションであれば動きも見れますし、カラーで確認できるのでちょうどいいのです。

殺生丸様の牙が思いのほか小さくて、新しいキュンポイントでした。

そしてそして、どうして殺生丸様の設定を確認していたかと言いますと。

yu1-simplist.hatenablog.com

以前、綴ったドル活の延長でございます。殺生丸様のドールを作りたいなぁと思いまして。その確認のために見たんですね。

殺生丸様(予定)と、もう1人はまた別キャラです。

とんがった耳や顔の紋章などをどうしようかなぁと思案中でございます。本来であれば、まつ毛とかも黒なんですけれど、銀髪でまつ毛だけ黒って違和感?ということで銀色で作成いたしました。8月中に毛髪の方に着手できたらいいのですが、やることがたくさんあってどれくらいできることやら…。続きをお伝えできるようにがんばります!

 

なんやこんやで、映画を楽しむこともできましたし、設定も描き出すことができましたので大満足でございます。