SIMPLE

シンプリストになりたいのです

自宅で こしあん をつくる

ときたま耳にする「あんこは つぶあんこしあん か」という論争。どちらもいただける私としては、おいしければどちらでもいいというほかありません。一応、西日本ではつぶあんが、東日本ではこしあんが好まれる傾向にあるそうです。

我が家では あんこ は購入するものではなく、作るもの。今まで何度か小豆からつぶあんをこしらえてきました。

yu1-simplist.hatenablog.com

夏になってくると恋しくなるとあるものを作りたいなぁ…と思い立ち、今回はこしあんをはじめてつくってみました❀今回はこしあん作りについて綴っていこうと思います。

材料

小豆…好きな量

砂糖(我が家は三温糖)…小豆と同じ量

塩…ひとつまみ

 

やる気と腕力。

①前日の夜から、洗った小豆を水に漬けておく

小豆を洗い、シワシワになっていたり傷がついている小豆を取り除きます。(傷んだ小豆が入ると雑味がでるそうな)。ボールに小豆と水を入れて一晩おきます。

小豆が水を含むので、水は多めが良いです。可能なら途中で水を変えてあげましょう。

翌朝の小豆がこんな感じ。随分とぷっくりしました❀

ちなみに、水はこんな感じ。ワイン色に染まっています。渋みの原因になるので、ボールや鍋はこまめに洗ってあげます。

②小豆を洗い、鍋に入れる。小豆よりもたっぷりのお水を入れ、沸騰させて5分煮る。ザルにあげてもう一度、小豆を洗う

綺麗に洗ってあげた小豆を鍋に入れます。小豆よりも多めの水を入れ、中火~強火くらいで煮ていきます。

すぐに色が変わります。アクはこまめに取りましょう。

5分煮たら、ザルにあげて、もう一度小豆を洗います。空になった鍋は一度きれいに洗います。そのままの鍋だと、渋みが出てしまうそうな。

③小豆を鍋に戻し、再びたっぷりの水を入れて小豆が柔らかくなるまで煮ます。沸騰したらフタをします。(30~40分くらい)

綺麗に洗った鍋に、水洗いした小豆を戻します。たっぷりのお水を入れて、ひたすら煮ます。

最初は中火で沸騰したら蓋をして、弱火に。私は40分くらい煮ました。アクはこまめに取って、焦げ付かないように こまめにかき混ぜます。水はできるだけ小豆より下回らないように、こまめに継ぎ足します。

40分後がこちら。指で簡単につぶせるくらい柔らかくなっていたらOK

④小豆をザルにあげて、水を切ります。水が切れたら、いったんきれいなボールなどに小豆を置いておきます。きれいに洗ったザルか、こし機があればボールの上にセットし、おたま 1すくい分の小豆を入れて、ひたすら こす…を繰り返す

おたま 1すくい分くらいの小豆を こし て、また入れて こし て…を繰り返していきます。皮を取り除いていく感じですね。ボールとザルが少し重なるくらいの量の水を入れてやると、やりやすかったです。

なかなかに腕が疲れますが、ひたすら こし ていった結果がこちら。左が皮、右が中身です。

⑤5分ほどおいて、上澄み部分を救います。

正直この作業は何のためなのだろう?と思いながら、調べたサイトのいくつかで行われていた上澄みを捨てる作業。たぶん何かの意味があるはず!

お水が透き通るまで数回繰り返しましょう。

⑥清潔なさらしで水分をしぼります

清潔な晒しの上に、こした小豆をのせて、水分を絞ります。

何度かにわけて、できるだけ絞り切りましょう。

しぼりきった 小豆がこちら。ブロックみたいになりました。

⑦砂糖と、砂糖に対して4分の1の量の水をきれいに洗った鍋に入れます。沸騰したら、小豆ブロックを投入して、お好みの固さになるまで煮詰めます。

水と砂糖を入れて、中火にかけます。我が家は三温糖ですが、グラニュー糖などでもいけると思います。

泡がでて沸騰してきたら、火を少し弱めて ブロック状になった小豆を投入。

全体が混ざるように、ひたすら混ぜ続けます。焦げ付く可能性があるので、あまり火は強くせず、ねばりが出て、角が立つくらいがベストなんだそう。

⑧好みの固さになったら、塩ひとつまみをいれてよく混ぜる。粗熱が取れたらできあがり❀

赤味噌くらいにデロ~ンとなってきたら、塩をひとつまみ入れます。

塩が全体に混ざって、粗熱がとれたら器にうつしてあげましょう。これで完成です!

よもやま話

つぶあんは何度かあれど、こしあんは初めての試み。そんなわけで、様々な料理サイトなどで作り方を調べて挑戦いたしました。

まず驚いたのがですね…完成したつぶあんをこしたものが、こしあんだと今まで思っておりましたが違うのですね!途中でこして、砂糖をいれてこしあんにする。勉強になりました。

砂糖の配分などは好みですので、どんな味が好きかで調節可能だと思います。

市販品のこしあんは砂糖などの味を強く感じて、あまり小豆の風味を感じないことが多いように感じます。けれど、完成品をつまみ食いしてみた感想としては、ちゃんと小豆の風味も感じるし、ちゃんとこしあんの味!おいしい!ということで大満足でございます❀

パンにぬってバターをのせて小倉トーストにしたり、あんまんをつくってもおいしいだろうなぁなんて。腕力と時間さえあれば、別段難しくはないので、また機会があればつくりたいと思います❀