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シンプリストになりたいのです

おでかけ記録(草津温泉・湯もみショー)

1/27-28で草津温泉に行ってまいりました。温泉地をうろうろして、おいしいものを食べて。

yu1-simplist.hatenablog.com

もちろんそれだけでもとても楽しい時間ではありますが、何か勉強になることや、発見があるとなおうれしいですよね。そんなわけで、草津温泉 熱乃湯で行われていた「湯もみショー」について綴りたいと思います❀

湯もみとは

普段、ご自宅で入られるお風呂やシャワーの温度はどのくらいでしょうか?だいたいが30度代後半から40度半ばくらいなのではないかと思います。お湯がそれ以上だと熱くて入ることができませんよね。

草津温泉の源泉は約50度近いため、温度を適温に下げる必要性があります。でも折角効能のある源泉を、水で薄めてしまうのはもったいないです。

そこで熱い源泉の中に長さ180㎝のアイスキャンディーの棒のような板を入れてかき混ぜることで温度を下げます。これを「湯もみ」というのだそうな。

この湯もみには温度を下げるだけではなく、お湯を柔らかくする効果もあるのだそうです。

熱乃湯 さん

今回私が湯もみショーを楽しませていただいたのは、「草津温泉 熱乃湯」さん。草津温泉を代表する民謡と湯もみを目の前で見ることができます。

www.kusatsu-onsen.ne.jp

場所は湯畑のすぐ横です。

こちらのモダンな建物が目印です。とても古めかしい建物のようにも見えますが、こちらは2015年に大正ロマン風に建て替えられたばかりで、まだまだ新しい建物のようです。

↑写真の左下にチケット販売のカウンターがあり、中央下の出っ張り部分から入場します。

基本的には年中無休で1日6回公演されているそうです。混雑状況にもよると思いますが、繁忙期であれば見たい演目時間よりかなり早めには現地についておいた方がよさそうです。私がお邪魔したときは30分前ですでに行列ができていました。まずチケット列に並びチケットを購入します。さらにチケットの販売順に入場するわけではありませんので、チケットを手にまた別の入場用の列に並びます。

前の方であれば見やすい座席だと思いますが、後ろの方だと見づらそうでした!早め早めが個人的にはお勧めです!

館内へ

実際にショーを見てみましょう❀

施設はこんな感じ。入ってすぐにステージと源泉があり、それをコの字状に囲うように座席があります。座席は1階と2階があり、私は2階席に無事着席できました❀最前列が座席、その後ろで立ち見で合計2列がビシーっとステージを囲んで、ショーを楽しむといった感じでした。

2階席からでも着席すればこんな感じでよく見えそうですね❀

天井はとても高くて湯気抜きのところがとても美しかったです。

ちなみにですがこの湯気抜きのところって正式名称はなんというのでしょうかね。調べてみたのですけれど「蒸気抜き」「湿気抜き」「湯気抜き」と様々でした。用途としては銭湯同様に湯舟にふたをしませんし、湯もみショーの最中は湯気があがります。それを逃がすためのものですが、とても気になります。

奈良県立大学リポジトリで「ふしぎ発見!銭湯の魅力」をすこし拝見しましたが、とても興味深かったです。

http://file:///C:/Users/n0-96/Downloads/vol.12%20006.pdf

 

銭湯の歴史に興味のあるかたはぜひ❀

ちなみに梯子で窓の開け閉めをしているようで、結構高いから高所恐怖症の方には難しそうですね。

演目

私がお邪魔した際の流れはこんな感じ。

  1. 司会進行の方がステージに上がり挨拶
  2. オープニングムービーが流れる
  3. ステージ上で踊りの披露(草津節)
  4. 湯もみの実演(草津節)
  5. 踊りと湯もみ(草津湯もみ唄)
  6. 締め

「湯もみの実演」を上から拝見した写真がこちらです。草津節という民謡に合わせて、板を左右に動かしながら裏表を返すという動作を繰り返します。

この草津節が絶妙に耳に残ります。

草津よいとこ一度はおいで ハドコッイショ

お湯の中にもコリャ花が咲くよ チョイナチョイナ

といった歌詞で始まるのですが、ハドッコイショとチョイナチョイナがとても印象的です。

www.kusatsu-onsen.ne.jp

気になる方は↑こちらのホームページから引用部分を聞くことができます。聞いたあとはしばらく頭の中で「チョイナ~チョイナ~」がリフレインすることでしょう。

そしてこちらが「踊りと湯もみ」を拝見した際の写真。板で源泉を噴水のようにあげていらっしゃりました。画面右側の方がベテランさんなのか、ものすごい勢いでバシャァバシャァと温泉をかき混ぜておられて、迫力がすごかったです。

こちらは「草津湯もみ唄」という民謡に合わせて。「ヨォホホヨイ」という歌詞が印象的なこの唄も先ほどのホームページで拝聴することが可能です❀

ちなみにこの湯もみですが、毎週日・月には体験もすることができるようで…。今回は時間的に合わなかったため参加できませんでしたが、これは一度やってみたいものですね。

白旗源泉

湯もみショーと一緒に楽しんでほしい場所がこちら。

湯もみショーを行っていた熱乃湯の左横には共同浴場の白旗乃湯、そして道路を挟んで左横あたりにあるのがこちらの白旗源泉。

こんな感じで源泉の湧き出る様子を見ることができるのですが、なんとこの源泉、先ほど紹介した湯もみショーで使われている源泉なのだそうです。

この白旗源泉は源頼朝が発見したと伝承されています。かつては「御座の湯」という名前だったものを1897年に源氏の白旗にちなんで「白旗の湯」と改称したそうです。

実際に「白旗乃湯」さんという無料の共同浴場で白旗源泉を楽しむこともできます。こちらは地元の方の生活のために設置された温泉だそう。お湯は強酸性でピリピリとした刺激があり、あつ湯(47度)とぬる湯(44度)となかなか熱い温泉のようです。ぬる湯がぬるくない…!

温泉を楽しむ

私が宿泊したお宿は湯畑のすぐ近くにある大東館。なんとこちらでは、2つの温泉を楽しむことが可能です。

1つは大東館の湯畑源泉、もう一つは草津温泉ホテルリゾートの万代鉱源泉。大東館から草津温泉ホテルリゾートへはシャトルバスで移動することができます。雪でキンキンに冷えている日でしたので、お宿の出入り口まで来てくれるのがありがたかったです!

シャトルバスの時間や朝食の時間の関係で、宿泊する夜は草津温泉ホテルリゾートの万代鉱源泉を、翌朝に大東館の湯畑源泉を楽しむことにいたしました。万代鉱源泉は説明にもある通り、すこしピリピリとしたお湯でした。特に乾燥していた足部分がピリピリ。ですが温度は適温!あまり長湯はしませんでしたが、出た後もずーっと体がポカポカ。深部体温が下がりにくいからか、少し寝付くのに苦労するくらい。

湯畑源泉はトロリ…というほどではないですが、柔らかいお湯でこちらも適温!お湯を出て少しの間は硫化水素の香りがしますが、ドライヤーなどをしているうちには気にならなくなりました。そしてこちらもしばらく体はポカポカ❀

夜入る場合は早めに入り、朝は出かける少し前に入ればカイロがなくても最強なのでは…?なんて妄想しておりました❀

ライトアップ

草津温泉に宿泊するのであれば是非見てほしいのがライトアップ。温泉あとのホカホカした体で行ったので、寒さも苦痛ではありませんでした❀

お宿の浴衣で夜の草津温泉を楽しまれている方もたくさんおられましたよ。またお店も結構遅くまでやっているところもちらほら。お宿の夕食で満腹でしたが、温泉饅頭片手にうろうろしても楽しいだろうなぁなんて思います。

なにか強そうな何かが出てきそうです。

湯桶のあたりのライトアップが個人的に好きです。これはここでしか見られない景色だな、素敵だなぁとホクホクしながらお宿に帰りました❀

草津温泉について綴ってまいりましたが、次回からは「群馬にいくならここは行っておきたい」という場所について綴っていきたいと思います❀では、また❀