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シンプリストになりたいのです

おでかけ記録(草津温泉)

1/27-28に草津温泉に行ってまいりました。前回は移動に用いた臨時列車について綴りましたが、今回はメインどころの草津温泉・湯畑周辺を中心に綴っていきたいと思います!

yu1-simplist.hatenablog.com

草津温泉とは

よく耳にする草津温泉。実際にはどんな温泉なのでしょか?

草津温泉白根山本白根山という活火山に抱かれた温泉です。開湯には諸説あるそうで、約1800年前に日本武尊が発見したというものや、奈良時代の高僧・行基が発見したというものなど様々です。また鎌倉時代には源頼朝が入浴したことも伝えられています。室町時代には、有馬温泉下呂温泉草津温泉で三名泉とされました。

毎分、なんと3万2300ℓ以上。自然湧出量は日本一です。草津にある数多くの温泉施設や旅館が源泉かけ流しができ、また共同浴場があったり、無料の足湯・手湯をすることができるのも頷けます。

草津温泉」とあり「草」がありますから、緑がかった温泉でそこから「草津」なのかな?と思っていましたが違うようです。「草津温泉」は古来からの名称で、「草津」の語源は「臭水」(くさみず、くさうず、くそうず)にあるとされています。温泉地ならではのゆでたまごのような香り、硫化水素の臭いが強いのでそういった名前になったようです。

草津温泉の湯は基本的には酸性泉ですが、硫黄泉なども見受けられます。一番有名な湯畑源泉は酸性低張性高温泉だそうな。効能は神経痛・筋肉痛・五十型・関節痛、そのほか疲労回復や冷え性、健康増進。慢性皮膚病や糖尿病にも効果があり、なんでもござれといったところ。なんでも「恋の病以外は全て効く」といわれるくらいだそうです。しかしながら草津のお湯はとても高温ですから、熱いお湯が苦手な方や心臓に疾患がある方は注意が必要ですね。どれだけ効能がすぐれているからと言って、入りすぎもよくないところ。1日の入浴回数は3回くらいまでを限度とした方がよいそうです。

www.yumomi.net

ja.wikipedia.org

www.kusatsu-onsen.ne.jp

↑こちらを参考にさせていただきました❀

草津温泉を散策してみる

草津バスターミナルから坂を下っていくと、草津温泉湯畑があります。

こちらのグーグルマップですと、画面左下が草津バスターミナル。そこからグレーの道を進んでいくと、画面上部中央にあるひょうたん型の広場にでます。ここが草津温泉湯畑です。道すがらたくさんのお土産もの屋さんや、おいしそうなお店がありますから10分ほどの道のりも全く退屈しませんでした❀

こちらが草津温泉 湯畑です。淡い緑色です。よーくみると、地面からポコポコと湧き出ているのが解ります。風にのって湯気が舞うたびに硫化水素の香りが…!これぞ温泉地!とテンションがあがります。右側を進んでいきましょう。

草津温泉といえば、この囲いのある湯桶を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

これは高温すぎる源泉水を加水することなく低温化させるためのものだそうですが、それだけでなく、希少な湯の花を採集する目的も兼ねているんだそう。

この湯桶の周りに鳥が結構集まっていたのですけれど、彼らも暖を取っているのかもしれません。人間とかわりませんね❀

電車で長野原草津口駅まで来て、そこから草津までバスで移動してきましたが…

長野原草津口駅の標高は約600m、そしてこの草津温泉湯畑周辺は標高が1156m!随分上がってきたのですねぇ。ちなみに草津温泉バスターミナルの標高は1176mですので20mほど下ったということになります。

これだけ標高が高いとさぞ寒かろう…と思うでしょう。そうです、この日の温度は-2度。しかし現地の方曰く、その前日は-6度だそうで「今日はマシですね」とのこと…。

湯畑の縁を添うように歩いていくと、途中からさらに下る階段があります。

この先が湯滝です。

反対側からみるとこんな感じ。なんともかっこよく、美しい世界。

そして湯滝がこちら。結構な量のお湯が流れてきていました。タイミングによっては湯気もすごいです!

ぶわぁあっと舞うタイミングもあれば…

さっ…とひくタイミングもあり、どちらも美しくていつまでも見ていられます。

草津温泉岡本太郎

ぐるっと半周してきただけでも美しさやすばらしさが伝わってきた草津温泉ですが、実はこのひょうたん型の湯畑はデザインされたものだってご存じでしたか?

私はこの看板を見るまで全く存じ上げず、地面のタイルのデザインがおしゃれでさすが観光地だけあって凝ってるなというような印象でした。これらの石畳やタイルは巨匠岡本太郎氏によるものだったそうです。知りませんでした…!

岡本太郎氏といえばとても有名な芸術家ですよね。私も「太陽の塔」にお邪魔したことがあります❀

予約制ですけど中にも入れました❀

中はもうカオスというか、凡人の私には理解が追い付かないようなすさまじい世界でした。まさに「芸術は爆発だ」ですね。

関東に越してからも渋谷駅の「明日の神話」を見に行きました!大規模改修されると聞きましたがその後どうなったことやら。いつまでも遺していけるよう、大切にしたいものですね❀

手洗乃湯

温泉地でよく足湯を見かけることはありますが、今回初めて「手洗乃湯」なる手湯を発見いたしました。

なんと温泉で手を洗うことができるようです。場所は草津バスターミナルから湯畑に降りていき、湯畑の右側を進んだところ。なんとこちら、お湯が出っ放しです。当然無料です。

なんでも新型コロナウィルスが10秒で97%も不活化するとのこと…。「気軽に手を洗いましょう」と書かれていますので、ここは遠慮なく。

体がキンキンに冷えていますので、温かいお湯が身に沁みます。ですが、思っていたより熱くはなく快適に手を洗うことができました❀

足湯

手洗乃湯の奥には足湯もありました。こちらももちろん無料です。

折角草津温泉まで来ましたので、足湯も楽しみたいところ。

早速お邪魔いたします。こちらも漬かれない!というほど熱くはなく、少し熱めくらいの快適な温泉です。外は雪がちらつく中での足湯、とても乙なものですね。

しかしながらこの季節で唯一の難点…それは一度入ると出るのに勇気がいります。だって快適すぎるのですもの。あと私は体質的に肌が弱く、こういった温泉に長くつかると肌が赤くなってしまうのですが、5分くらいでホカホカで、お湯の外から見てもわかるくらい赤みが…。もっと入っていたかったですが、あえなく断念。大丈夫な方であれば、こちらでもゆっくりと楽しめると思います。

手湯、足湯のほかにも少し離れたところには顔湯なんてものもあるんだとか。今回はお邪魔できませんでしたが、次回草津温泉にお邪魔するときは、絶対にいきたいスポットですね❀

今回は草津温泉がどんなところか綴ってまいりましたが、次回は「草津温泉でのグルメ」について綴っていこうと思います!では、また