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シンプリストになりたいのです

おでかけ記録(沼津港深海水族館)

昨年12月に、青春18きっぷという全国のJR路線の快速と普通列車に自由に乗車できるお得なきっぷで旅に出た旅行記でございます。前回までは青春18きっぷについてと池袋→草薙駅に移動し、静岡レインボートレインズで県総合運動場駅へ。HIKAKINさんが以前番組で行かれていた「麺や厨 本店」さんでラーメンをいただいてきました❀今回はその続きを綴りたいと思います❀

yu1-simplist.hatenablog.com

沼津港

JR草薙駅から再び青春18きっぷを手に、沼津駅を目指します。沼津駅からはバスで15分くらいでしょうか。タイミングよくバスが来ていたので、そのバスに乗り込んだのですが、アニメ(ゲーム?)とコラボしているのかとてもバスのラッピングも車内もかわいらしい女の子がたくさんのバスでして。なんの作品かは存じ上げなかったのですけれど、サインがかいてあったりして興味深かったです。

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15分ほどバスに揺られて沼津港へ。水揚げされたばかりの新鮮な魚介類を楽しむことができるお店や、お土産物屋さんがたくさん!どこもたくさんの人でにぎわっていて人気スポットなのだな…と今更なことを。実は、沼津港のことをあまり存じ上げなかったものでして…。人気スポットということに驚きながら、飲食店の看板に普段見ない名前をみて驚愕しておりました。

沼津港深海水族館

沼津港のことを知らないのに何故来たのか…といいますと。ここに来たかったのです!
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沼津港深海水族館 シーラカンスミュージアム

www.numazu-deepsea.com

シーラカンスですよ、シーラカンス。しかもレプリカではなく、本物のシーラカンスの冷凍が見られる…世界でもそんな場所はここだけだそうで。それは見てみたい!ということでお邪魔いたしました。
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沼津港深海水族館にはシーラカンス以外にも見どころがたくさん…というか見どころしかないのです!実は深海魚が好きな私からするとここはパラダイスのような場所…。見たことも聞いたこともない生き物たちを見ることができます。↑はタカアシガニミュージアムのロゴのお写真。
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今回初めましてなのが↑のオキナエビ。白いエビ…というわけではありません。この白い部分は軟毛だそうで、”オキナ”エビという名前はこの白い毛が翁のようだから名付けられたのだと思われます。眼は小さく退化していてほとんど見えないようですが、長い触覚でカバーしているそうな。そしてそして、なんとこのオキナエビ、お刺身としていただくこともできるんだそう…ちょっと勇気がいりますが、殻の中身は他のエビと変わりなく、綺麗な赤い身だそうです。

食べるといえば沼津港深海水族館の展示はとてもユーモラスでした。

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マアジの展示なのですが、生体とマアジの開き(たぶんレプリカ)が1つの水槽に。

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エビさんも同様に。エビさんとエビのお味噌汁と。一瞬、「生きている魚と、食べる姿を一緒にするなんて」と引いてしまうような展示です。実際に声に出している方もおられました。けれど、私たちがおいしくいただいている魚介類の本来の…というか、生きている姿をみるのはとても貴重な食育でもあるし、私たちがスーパーでみている刺身や切り身もこうした命だったんだと知るのはとても大切なことだと思うんです。水族館でただただ「綺麗~」って楽しむだけでももちろんいいですけれど、こういった生態系であったり知識を自然に得ることができるのも大切な役目ですものね。

シーラカンス

シーラカンスって、かっこいいよねと夫に言ってもあまり理解されなくて悲しい私。でも浪漫がつまっているんだ!というのは理解してくれてうれしかったです。

シーラカンスは「生きる化石」といわれ、絶滅したと思われていましたが、3億5000万年前と変わらない姿で今も深海を泳いでいます。その生態は多くの謎に包まれていて、従来20年ほどの寿命と考えられていましたが最近の研究ではそれよりも長く、100年ほど生きると考えられています。また産まれた子が成熟するには約55年もかかり、そこかから5年もの間 雌は身ごもる…という研究報告もあります。もしかしたら日本近海の深海にもシーラカンスは泳いでいるかも…?なんて考えると浪漫がありますよね❀

www.nikkei.com

シーラカンスワシントン条約の第一類に指定されているため、シーラカンスを商業ベースで展示することは許されないそうですが、沼津港深海水族館では正式に展示が許可されていて、大変貴重な…それはそれは珍しい展示というわけです!
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それがこちら!シーラカンスの冷凍です。冷凍ということは、レプリカではなく、本当の姿なわけです。
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360度、いろんな角度からシーラカンスの冷凍を楽しむことができます。うろこのごつごつ感やヒレなどかっこいいです…!

他にもかわいい子がたくさん

深海生物も最近はたくさんの人気者が出現し、メンダコやダイオウグソクムシなども見ることができます。
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大人気のグソクちゃん。ぬいぐるみもたくさんありました…ほしい。

個人的に推したい展示は「透明骨格標本」のコーナーです。透明骨格標本とは、生物の骨格を観察するために様々な染色法を用いて作成される標本のことだそうなのですが、これがとても美しかったのです!

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こちらはアカエイの透明骨格標本。どうでしょう、とても神秘的ではありませんか?

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タツノオトシゴも小さくてまるで妖精のようでした!

 

透明骨格標本の他、剥製もとても美しかったです!

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こちらはメガマウスザメの剥製。なんと体長が5m。海辺に打ち上げられていたメガマウスザメを剥製にしたんだそう。

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歯の数がやばい!ド迫力で怖い!と思うかもしれませんが、たぶん大丈夫。メガマウスザメジンベイザメ同様にプランクトンなどを食べるので、たぶん人間は食べない…はず。まだどのようにしてプランクトンを食べているのか研究中だったはずですが、改名されるのが楽しみですね。

 


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もちろんシーラカンスの剥製も。こちらもなかなかにかっこいいですね。

ちなみにですが、私は深海生物の中ではシーラカンスとラブカを推しているのですが、ラブカを見つけることができず…。実はものすごい込み合っていまして、見逃してしましました。剥製を見られたので、今回はそれでも満足です。

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自分用のお土産として、大人の図鑑シール。このシリーズ好きなんですよね、ゴッホとかも持っているのですが、今回はサメ編と深海魚編をこうにゅうしました❀どれもかわいい…!!!f:id:yu1-simplist:20231226203507j:image

クリスマス前にお邪魔していたのですけれど、ミュージアムショップにはクリスマスの装飾をしたグソクちゃんが…❀とてもかわいくてお家にお迎えしたいほどでした❀

まとめ

今回青春18きっぷを使って静岡に日帰り旅行をしてみたのですが、とても楽しかったです。埼玉から静岡だと日帰りで行っても楽しめることがわかりましたし、何よりリーズナブルに移動できるのがうれしい!青春18きっぷの1回分の2410円とちょっと贅沢をしてグリーン車料金の往復1600円。合計4010円で池袋→静岡を往復することができました❀普通に移動すると6000円以上かかりますから2000円近くお得に移動でき、おかげで他に予算を使うことできました!これはとてもありがたい!往復すると7時間くらいかかりましたが、電車の中でも快適に過ごせたので、移動込みで旅行!という感じでしたね❀たまにはこんな旅行もいいんじゃないでしょうか❀

次の青春18きっぷの発売は春ごろ。ぜひ、チャレンジしてみてくださいませ❀