SIMPLE

シンプリストになりたいのです

我が家の レシピ ノート

以前、稲垣えみ子さんの『もうレシピ本はいらない』という著書を拝読しました。ざっくりと本の内容を説明すると、「ご飯・お味噌汁・漬物とたまにおかずを日々の食事として、調味料は塩・味噌・酒・酢に厳選することで、レシピ本が必要なくなり、レシピ本から解放される」というものでした。私も将来的には、少しずつそういった生活に近づけていければと思っています。

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実際、自分1人の昼食は実に簡単なもので、玄米をレンジでチンして、フライパンでの半分で作り置きの鳥そぼろを加熱しつつ、もう半分では適当に味付けしたスクラップエッグを作り、そぼろ丼にする。これは良い方で、多くは前日の夕飯の残りと余っている作り置きを適当に温めて食べることが多いです。丼もしくはワンプレートの皿にのせて洗い物もできるだけ減らして、手間は最低限です。

これをどんどんと侵食させていき、夫も少しずつ巻き込み、私が50歳を迎えるころには、一汁一菜で満足だねと思えるようになっていたらいいなと、超長期的スパンで考えています。

『もうレシピ本はいらない』を読んでみて、我が家のレシピノートについて考えてみました。使用頻度は、改善点は、要・不要…?などなど。その結果、この本を読んでこの考えになるのは失礼なのかもしれませんが、我が家のレシピノートをブラッシュアップすることにいたしました。

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レシピノートといってもノートではなくファイルです。もともとは よくつくるレシピを手書きしたものや、雑誌の切り抜きなどをいれていました。ゆで卵やブロッコリーの湯がき方、ニンジンとゴボウのきんぴらなど、今ではレシピなしで作れるものもいくつか。

作ったのは今から2年ほど前の1人暮らしを始めた頃。仕事から帰ってきて疲れた状態で料理するのが面倒で、週に1度作り置きをしていました。それに使っていたメニューがいくつか。今では環境が変化し、もう作らなくなってしまったものもあります。また雑誌の切り抜きは結局どれも1回もつくっていません。そういった、今は必要ないものは処分しました。

逆に普段よくつくる、サバの味噌煮や、鰤の照り焼き、ナポリタン、鶏もものネギ塩漬けなど。これらはその都度、スマートフォンで調べていたのですけれど、結構手間だなと思っていました。特に動画でしか作り方の説明がないものは、手を洗って一時停止して、また手を洗って食材を触って…とするのが本当に面倒で。それならいっそ一度きちんと手間をかけて、後は楽をしようと決めたのです!

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YouTubeで配信されていたものや、SNSで発見したお気に入りのレシピをWordに起こししました。材料や作り方が動画の概要欄にあればコピペして、さらに自分なりにアレンジを。食材や調味料、調理器具など我が家で使わないものは消し、代用できるものはそれに変更。それをプリントアウトしてファイリングし、さらにインデックスをつけてみました。

これで頻繫につくるものを、その都度調べる必要がなくなりました…!随分楽になりそうです。それに夫に頼むときも、これ見て作ってと言えるので、さらに楽になったかも!また頻繫につくるメニューがある程度決まっていると、何を作ろうか悩むときも幅が随分と狭まります。魚料理であれば、サバの味噌煮 か 鰤の照り焼き か、焼き鮭、南蛮漬けの4パターンです。あとはめったに食卓にあがることはないですが、御造りかな。南蛮漬けは白身魚ならなんでもあうので、鮭のときもあれば、タラのときもあります。魚に飽きると鶏肉を入れることもあります。そんな感じで、パターン化しておき、その中で応用編をつくることで随分楽になりました。

ちなみに我が家のクリスマスはラザニアとミートローフと決めています。毎年作り方を探すよりも、安定のレシピがある方がいいということで、普段頻繁につくるメニューではありませんが製作しました。今後作成しようと思っているのが、お正月にむけてつくるおせち料理。来年の三が日は実家に帰省せず、家でゆっくり過ごそうということになりました。せっかくなら簡単なおせち料理を作ろうかなと考えています。そのレシピも好評であったものは残しておいて、再来年以降もつくろうかななんて思っています。

おめでたい日の豪華なハレとごくごく日常の質素なケ。ハレだけでは飽きてしまいますし、ケだけではまだまだ私には味気なく感じてしまいます。同様にメニューばかりに頼るのでもなく、全く頼らないのでもなく、メリハリをつけてちょうどいい距離間でいられたらいいと思います。

来年のお正月にむけてなにをつくろうか、楽しみだな。