SIMPLE

シンプリストになりたいのです

旅の思い出を振り返る。

つい先日、小川糸さんの「旅ごはん」という旅行、食事に関するエッセイを読みました。

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海外の見知らぬ食べ物や、崎陽軒シウマイ弁当銀山温泉の豆腐などとてもお腹が減る一冊でした。それからふと、今までに私が旅先でいただいてきたもので印象に残っているものって何だろうと考えてみたところ、考え出すといろいろと浮かんでくるもので。思い出した諸々を綴ってみたいと思います。

江ノ島 生しらす

2017年3月頃。一人、生シラスを求めて江の島へ。

つり球」というアニメで「江の島丼」というものを知り、その延長だったような…。とにかく何で知ったかは忘れましたが、生のシラスが食べることができるんだ!と意気揚々と江の島に行ったのです。

それがこちら。江の島のとある有名なお店でのお食事。右下にあるのが生シラスです。左側は江の島丼だったように記憶しています。江の島丼はとても美味しい!と思った記憶があるのですけれど、これがですね…生シラスはあまり「おいしい!」というお味ではなくてですね…。また当時薬味が苦手だった私は、臭みけしとしてのショウガなどを避けて食べたので余計だとおもいます。なんにせよ、とてつもない期待をしてお食事に行ったところ、実のところ そこまでで残念だったわけですね。逆に、そこまで期待していなかった江の島丼の方が断然美味しかったのです。

そんな話を宿泊先であるゲストハウスの店主のお兄さんにお話したところ、シラスを生で食べるのは観光客方向けであって地元の方は殆ど食べないということを教えてもらいました。あぁ出発前に聞きたかった。

あれから数年、今は当時とはまた味覚が変わっていますでしょうから「おいしい」と思うかもしれません。10月くらいに江の島、鎌倉周辺にお邪魔したいなと思っているので覚えていたらリベンジしてみたいと思います。

浅草・メンチカツ

推し活の延長で、お食事をするというのが度々あります。推しが収録でお邪魔していたお店に行って、同じメニューを注文してみたり…というのは推し活の醍醐味ですよね。こちらは、とある番組で推しがお邪魔していた浅草メンチ。浅草の仲見世あたりにあるお店です。

実は私、メンチカツがあまり好きではありません。から揚げはそこそこ好きなのですけれど、揚げ物自体はそこまで好きではなくてですね。その中でもメンチは味もそこまで…ということでめったに食べないメニューでした。

しかし、推しが美味しそうに食べていると食べたくなるもの…。そんなわけで浅草にお邪魔したときに購入したのですけれど…人生で初めて「メンチ、うまいやん」と思えるお味でして。とても美味しくてびっくりしました。難点をあげるとすると、食べた後手がとんでもなく油ギッシュになることですが、それもまた良しです。

それから浅草周辺にお邪魔する際は、こちらのお店にお邪魔するということが続いていたのですけれど…なんと、現在とてつもなく有名なお店になっているようで。2017年当時は並んでいても数人だったのが、ものすごい長蛇の列になっていて驚きました。とはいえ、手渡しでいただき、別の場所で食べるという感じですのでそこまで待たなくていいのもありがたいです。

ちなみに今でもメンチカツじたいは苦手です。メンチカツを美味しいとおもいながら頂けるのはこのお店だけ。またそういうお店を見つけることができるといいなぁと思います。

香川のうどん

今まで2回程お邪魔した香川。食べ歩き旅行というのを今まであまりしてきませんでしたが、夫と一緒に旅行にいくようになってからそういった旅行スタイルもとるようになりました。その最たるものが香川旅行。香川といえばやっぱりうどんです。

うどんって場所によって、いろいろありますよね。うどんが柔らかめとか、うどんの太さとか、あとツユだって違います。日本全国津々浦々で違いますけれど、香川の中だけでも結構違って、うどんって奥深い物なのだなぁとしみじみ。

私が好きなうどん屋さんは竹清さん。卵の天ぷらが特に好きです。

あとはうどんバカ一代さんのバターをかけたおうどん。どちらもガイドブックに載る有名なおうどんです。うどんなのに、ジャンキーというか、背徳的なお味がして…罪深い…と思いながら食べるのが、またいいのです。

ちなみにうどんはコシのあるうどんが好きです。ただ固すぎるのも たまに食べるのはいいですが日常的には食べづらいので、適度な固さがいいです。風邪をひいたときは柔いすぐに解けるようなうどんがいいですから、結局は気分なんですけれどね。

加茂のみたらし

みたらし団子ときいて、どういったみたらし団子を想像されるでしょうか。たぶん浮かぶのは2パターン。醤油で焼いたみたらし団子と、タレがたっぷりと絡んだ甘辛~いみたらし団子。私は断然、後者の方が好きです。タレがたっぷりかかったみたらし団子を観ると、どこの観光地でもいただきたくなります。

タレがたっぷりかかったみたらし団子で一番おいしい!と思ったのが、京都 加茂にあるみたらし屋さん。

こちらも連日、人が並んでいるお店でした。

こちらがそのタレがたっぷりかかったみたらし団子です。テイクアウトすることも可能ですけれど、タレがたっぷりの為、持ち歩くと高確率で手を汚します。鴨川でテイクアウトして食べようとした際に、お手拭きが2枚では足りませんでした…

でもそんなことがどうでもよくなるくらい美味しい。もう何本でもいけます。なんだったらタレだけでいけます。飲めます。甘辛い、甘じょっぱいは正義…!という私には、もうたまらないお店でした。また京都に行く際はお邪魔したいのですけれど、交通の便があまりよくなくて…。糺の森にはまた行きたいのでその際にいただきたい…!

おまけ どん兵衛

旅の思い出というよりは、旅のお土産なのですけれど。どん兵衛って西と東で味が違うというのは有名な話ですけれど、実際に味の違いを試すことってあまりありませんよね。ちなみに北海道も違いますので、3種類あるということです。そんなことを聞いたら食べ比べしたくなりますよね。

旅行先でどん兵衛をゲットして、最寄りのスーパーでもどん兵衛をゲットして…(写真は蕎麦だけですけれど、うどんもいただきました)食べ比べしました。ちなみに、北海道に旅行した際も自宅へのお土産はどん兵衛でした。

結論をいうと、関西人だからか関西のどん兵衛が一番おいしい…。どちらの良し悪しというはなしではなく好みの問題ですけれど、私は出汁文化で育っていますので、西のどん兵衛が口にあったのでしょう。

まとめ

旅ごはん、まだまだあります。これからもどんどん増えることでしょう。今回はお味のことをメインにして、そのときの経験についてはあまり深く触れませんでしたけれど、その辺りに触れ出したらきっともっともっと長くなってしまいますね。

皆さんの旅ごはんは何でしょうか。きっと旅の数だけ、旅ごはんがあるのでしょうね。素敵なものだといいなぁ。