関西から関東に越してきて10か月が経ちました。基本的に夫以外の人としゃべることがありませんので、関西弁はいまだ健在です。
関西から関東に越してきて良かったこと。それは美術展や催しに頻繁にいくことができることです。勿論、関西にいても美術展や催しはたくさんありました。けれど、やはりマイナーであったり、そもそもの施設はやはり関東に集中していますし、声優さんのイベントなんかも、やっぱり関東が多いです。
好奇心の塊のような私は水を得た魚のように、面白そうなイベントを見つけるたびに夫を引き連れうろうろしているわけですね。
先月は電車でスタンプラリーをするという新しいお遊びを体験した私。そもそものきっかけは「金曜ロードショーとジブリ展」と東京メトロがコラボしたスタンプラリーでした。
スタンプラリーにいくということは…当然、展示もみに行きたいですよね❀
そんなわけで行ってまいりました!ネタバレ満載で綴っていきたいと思います。
現在、東京天王洲で開催されている「金曜ロードショーとジブリ展」。ジブリがここまでおおきくなったきっかけや、金曜ロードショーで今まで放映されてきたジブリ作品について、そして当時の時代背景などを知ることができます。
~エントランスまで
東京天王洲まで電車に揺られ、駅から数分歩いたところ。黄色い看板がお出迎えです。
駅内にも同様のパネルがありましたが、テンションがあがります。
隣のパネルはフライデーおじさん。それでは早速向かいましょう。
エントランスをくぐると早速、今までのジブリ作品がお出迎えしてくれます。こう見てみると全ての作品を拝見したわけではないのだなぁ…としみじみ。とくに高畑監督の作品はぽんぽこくらいしか観れていませんので、機会があれば観たいものです。
こちらにもフライデーおじさん。フィルムの影が良い感じに雰囲気を出してくれています。
ヒストリーパネルとスタジオ
エントランスより先は暫く撮影NGゾーンです。あるのは、鈴木敏夫さんのインタビュー映像。そのあとは金曜ロードショーとジブリにまつわるパネルが続きます。これがとても面白くてですね!
私は平成生まれですので、生前のことは当然わかりかねるのですけれど…。当時なにがあったのか、何が流行っていたのか、流行語は、映画は、本は…と様々な情報が年ごと、さらに作品ごとのパネルになっています。年ごとのパネルにはショーケースが付いていて、当時流行していたものや、時代を象徴するグッズが入っています。プレイステーションとか、ゲームボーイ、名探偵コナン、ガラケー…etc...もうそれをみるだけでも楽しいです。
そしてなにより、作品ごとのパネルではその作品の絵コンテを数ページ観ることができます。ラピュタのバルス!のシーンの注釈には「青ざめた表情で、でも凛とした声で」といったようなことが書いてあったのですが、青ざめていると気が付いていませんでしたので、ここにきて新しい発見でした。
また金曜ロードショーとジブリのかかわりについてですが、金ローではジブリは必ずノンカット版で放映されますよね。毎回確認しては、ノンカットだ~っと喜んでいたのですけれど、そもそも監督やジブリの意向でそのように放送するという決まりがあるようで。なんとありがたい…。
実家には殆どのジブリ作品のDVDがあるので何度も何度も観ているのですけれど、今現在は手元にありませんので…金ローを録画したものを拝見することが多いです。いずれお金をためてコンプBOX的なものを買いたい…!
そんな感じでジブリのOPENから最新作までをたどっていくことができます。なんとも充実した展示でした。
ちなみにですけれど、私は夕方からの入場だったので早い時間は解りませんが、あくまで私がいった時間は…ですけれど、とても若い方が多い!という印象をうけました。
美術館などによくいく私としては、普段との年齢層の差にびっくり…ですが、思えばそのはずです。ジブリ好き+写真好きな方は是非行きたい!というスポットが用意されているのですから。
それがこちらのスタジオ。
もののけ姫、千と千尋、魔女の宅急便、アリエッティ、ポニョ、猫の恩返しの映画ポスターに模した展示と記念撮影することができます。
もののけ姫の山狗の立体感がすごいです…!どれも並んでいましたが、魔女の宅急便には長蛇の列が…。皆様楽しそうでなによりです。
並んでいる間も退屈しないような工夫もたくさん。これは千と千尋のあのシーンですねぇ❀
幻燈楼とGHIBLI SHOP
さらに足を進めましょう。目の前には何かを映写するフライデーおじさんが。その先をのぞいでみると…
幻想的な空間でした!上部にあるキャラクターたちがまわることで壁に映し出されるのですけれど、ラピュタ、魔女宅、トトロ、ポニョ…とても可愛いです!心地よいラピュタの音楽と空を見上げているようでとても楽しめました。
こんな感じで影絵のようになっているのですけれど、とても素敵です。これはさつきとメイのおうちでしょうか。井戸もありますし…❀こちらには椅子もありますので、ゆっくり拝見することも可能です。
こちらはハウルのおばけ。茄子色をされています。
さらに進むとお土産コーナー「GHIBLI SHOP」です。会場限定?のフライデーおじさんのグッズもたくさん。ジブリ作品の歴代ポスターや、雑貨などもたくさん。三鷹の森美術館のクッキー缶があり、以前美味しかったので心が揺らぎました…今回は荷物になるので我慢です。フライデーおじさんのポストカードと、トトロのレトロステッカーを購入させていただきました❀
腐海エリア
真っ暗ななか、白い胞子が舞うような道を抜けた先は腐海エリアです。
風の谷のナウシカにでてきた腐海のような植物たち。とてもリアルでした。
小さい王蟲。金色の布の上にいるということは、やはりナウシカが幼いころにあった子でしょうか。王蟲の目がとても美しいです。
さらに進むと巨大王蟲が…!目の色が青⇔赤と変化します。等身大くらいの大きさなのでしょうか、とても大きいです。何メートルくらいあるのでしょう。
赤い目の王蟲。造形の細かさや、世界観の作り込みに、もう溜息が止まりません。
巨大なキノコ(?)。
小さな展示もあります。よーーくみると奥の方に王蟲が。
画面中央に小さく、腐海の奥で暮らしている「森の人」が…。原作ファンへのサービスでしょうか。それにしても小さいっ…!
展示はこれで以上です。どこもかしこも情報が詰まっていて、これは何度も足を運びたくなる展示です。いやぁ本当に楽しかった。…ですけれど、実はもう一つ用事がありまして…
あのハム入りラーメン
予約していないと食べることができないのですけれど「あのハム入りラーメン」をいただくことができるんです!
ハム入りラーメンといえば、あれですよね。
そうです崖の上のポニョにでてくる りさ が ポニョ と そうすけ のために作ってくれたラーメンです。
再現されたラーメンがこちら。葱のお味がとても効いている、関東風のラーメンでした❀
ちゃんと器も同じデザインなんですよー!とても可愛い!こういうところでいただくと、1杯の半分くらいの量なのかな…?と思っていったのですけれど、量もとてもしっかりで大満足です。
まとめ
金曜ロードショーとジブリ展、スタンプラリーと実際の展示を楽しんできましたが「やっぱりジブリが好きだな」って思いました。小さいころから拝見しているので、もう私の血肉のような欠かせない存在であるジブリ。まだ観ていない作品ともきちんと向き合いたいと思います。
そしてこれからも金曜ロードショーで放映されるたびに、何度もみたその作品を観るでしょう。ラピュタであれば「バルス!」と呟くところまでセットです。
とりあえず、ハウルとぽんぽこを久しぶりみたいなぁと夫と話しているので、観るのが楽しみだな