今年3回目の鉄道博物館。前回までは歴史・未来・仕事について学ぶことができる南館を中心に巡ってきました。今回からは南館を離れ、別のエリアを巡っていきたいと思います。
車両ステーション2階にあるステンドグラス。鉄道にまつわるステングラスでとても美しかったです❀
鉄道文化ギャラリー
車両ステーションのある中央のホール2階にある鉄道文化ギャラリーへ。室内は撮影NGなので入口だけ。ここでは、鉄道が出てくる本や音楽、食、絵画など、鉄道と文化のつながりが紹介されています。
各ジャンルごとに、タッチパネルがありそこから気になるタイトルを選んで詳細をみることができます。本では小説やエッセイだけでなくコミックも紹介されています。『名探偵コナン』や『ワンピース』なんかも紹介されていました。映画も古いものから、最近のものまで種類は様々。
内容やあらすじなんかも簡単に紹介されているので、気になったものはひかえて改めて購入することもできそうです❀
企画展 日本海縦貫線 一〇〇年展
こちらは~1/27までの企画展「日本海縦貫線 一〇〇年展』。中は撮影NGなので入口の撮影OKのパネルを。
北陸本線・信越本線・羽越本線・奥羽本線とそれぞれ異なる目的で建設された各線が、一体化することで「日本海縦貫線」として機能し、東海道・東北ルートと並ぶ日本の鉄道の骨格を形成する鉄道ルートとして成長してきたあゆみと、各線の地域とのかかわりや、果たしてきた役割を紹介します。
(鉄道博物館の展示紹介より引用 https://www.railway-museum.jp/press/pdf/20240925_1.pdf)
今まで関西と関東を移動する際、基本的には東京駅から京都駅や新大阪を新幹線で移動することがメインでした。ですから太平洋側に沿って、東京、静岡、愛知…という移動ですね。
日本海側となると、旅行の際に使用するくらいで、実はあまりなじみのない日本海縦貫線。どのような歴史があり、どのような車両が走っていたのか…写真などで、分かりやすく展示されていましたよ❀
コレクションギャラリー
お次はコレクションギャラリー。1920(大正10)年に初代・鉄道博物館が開館して以来、集められてきた鉄道関係のコレクションが展示されているようです。
ぱっとみると倉庫みたいですね。パンタグラフがドーン!と置いてあります。でも1つ1つ見てみると、とても興味深くて、ここでも結構長居してしましました❀
これは1907年(明治40年)頃に使われていた座席です。しかも実物!昔は畳張りの座席があったのですねぇ。長時間座ることが当たり前の時代、木では腰なんかが痛くなってしまいますよね。少しでもその負担を軽減させようと、畳になったのかしらん。興味深いです!
科学ステーション
北館の2階・3階にわたって科学的な鉄道の仕組みを学びます。2階では鉄のレールと鉄の車輪のしくみについて学ぶことができます。なんだか難しそう…!
…と、思っていましたが解説は小さなお子さんでも感覚で理解できるようにかみ砕いて紹介されていました。パネルで解説があって、その奥には実際にレールの上で車輪を動かしてみたり…という体験コーナーがいくつも。文字ではわからなくても、実際に見て触って理解できるという感じでした❀科学が苦手な私でもわかりやすかったです!
↑上の図みたいに、「密着連結器」がわからなくても、こんなふうに「ズボッとさして」とかが理解できるだけで楽しいですよね❀
3階では主に電気に関係する鉄道のしくみについて学ぶことができます。これまた難しそう!
…ですが、こちらも体験しながら学ぶことができるので、わかりやすかったです❀逆イライラ棒があり、試してみましたが全然できませんでした…!夫はなかなか高得点でしたけれど。(イライラ棒、伝わるだろうか)
変化をみつける楽しさ
朝10時半にやってきた鉄等博物館もそろそろ閉館時間。
最後に車両ステーションへ。中心にある汽車を見てきました。やっぱり浪漫だなぁ❀普段は特にヘッドマークを付けずに展示されているようです。
↑こちらは1回目に鉄道博物館のナイトミュージアムに来たときの写真。その際は「スーパートレイン スタンプラリー」のヘッドマークが。イベントがあるときだけ付けてくれるのかもしれませんね❀
こんな感じで、ちょくちょく違うところを発見できるのも複数回来たならではの楽しみですよね❀
汽車同様に車両をプラ~と見ていたときのこと。「はくたか」のヘッドマークの車両がありまして。夫曰く「前回は はくたか はなかったはず」とのこと。その場で過去の写真を確認してみたところ…
前回↑は「ひばり」だったようです。こうやって楽しめるように、施設の方が展示をこまめに変えてくださっているのですねぇ。ありがたや、ありがたや。
それにしても、それを覚えていた夫も夫ですごいなぁ…って少しばかり引きました。少しですよ。少し。えぇ。
ちなみに私が発見したのはこちら。
エントランスホール手前の地下展示。今回は駅名標のようなものが入っていましたが…
前回はこんな感じ。夫、これは覚えていなかったようで。張り合う事ではないのですが、発見できて私もドヤ顔でした。
よもやま話
私が以前、公共図書館で働いていたときのこと。片田舎の図書館は土日祝こそ、それなりににぎわいますが、平日は暇で暇で。先輩職員がカウンターで眠気と戦い、舟をこぐ姿をよく目にしました。最初の1年こそ大人しくしていましたが、その先輩がいなくなったのをいい事に、2年目からの私は好き放題するようになりました…。
サボるとかじゃないですよ。他の仕事でポップを作る作業をした経験があったので、ポップを作ったり、館内飾りを作ったり。今にして思えば、好き放題に工作していただけなのですけれど…。それを許してくれた館長補佐には、本当に感謝しています。それが縁で、工作教室をするようになったので無駄ではなかったと信じているのですけれど…いやはや、お恥ずかしい話です。
ただそんなこともあってか、手作り感のある展示やポップが好きになりました。なんだか遊び心を感じるのです。鉄道博物館でも、手書きで説明されているところがあったり、展示のカレンダーが毎月変えられていたり…と遊び心をいくつも発見することができました。
遊び心といえば、お土産物屋さんにて。大きなシャンデリアだなぁと思って、よくみたら全てつり革!これは笑ってしまいました❀全然、違和感がなかったんですよ!馴染みすぎていてびっくりです。
はてさて、今回で3回目の鉄道博物館巡りについてはおしまいです。全てではありませんが、見たいなぁと思っていたエリアは一通り見ることができました!また気になる企画展示があるときは、鉄道博物館に遊びに来たいなぁって思っています。トレインレストラン 日本食堂 さんの他のメニューも食べたいですからね!
はてさて、次はどこに行きましょうかね❀