我が家は頻繁に旅行やおでかけに行っている方だと思います。そしてどの旅行も目的がしっかりと決まっていることが多いです。今回はこの乗り物に乗ろう!とか、この建築をみよう!とか、これを食べよう!とかとか。
そんな我が家ですが、以前からやってみたいと思っていた旅があります。それは「何もしない旅」。ちょっといいお宿に泊まって、食事をして、あとはもう何もしない。観光地を巡ったりもしない。部屋でただゆっくりとする、そんな旅。
今回は、そんな旅を求めて山梨へと行って来ましたので綴っていきたいと思います。
河口湖駅へ
10月某日。天気は曇り。富士山の麓までやってきましたが、ほとんどその姿を見ることはできません。
往路の途中でみたこの姿が富士山をみた最後でした。でも良いんです。富士山を見に来たわけではありませんからね。
さてやってきたのは山梨県 河口湖駅。富士山や河口湖へとやってきた大勢の観光客で駅内はいっぱい!しかもそのほとんどが海外からのお客様。ほとんど日本語が聞こえず、様々な国の言葉が飛び交っていましたよ。
本日のお宿へはお迎えの車がくるのですが、その時間までしばらくあるため、ちょっと軽食を。
左の赤い唐揚げがマグマ唐揚げ、右の黒い唐揚げが溶岩唐揚げです。マグマ唐揚げは名前の通り、かなり辛口でした。しばらくは唇がぷっくりしてしまうくらい…!溶岩唐揚げの方はジューシーで普通に美味しい唐揚げでしたよ❀
富士山麓電気鉄道 モ1形 車両展示
もう少し時間があったので、富士山麓電気鉄道の車両展示を見学しにきました。河口湖駅のすぐ目の前に展示してありますよ❀
この車両は1929年(昭和4年)の路線開業に合わせてつくられた電車なんだとか。歴史がありますね。
お隣は富士急ハイランドだった模様。
車両の中に入ることはできませんが、中を見ることはできるようです。ホームのようになっていて、見学しやすいです。
ちなみに大月行きだそう。ロゴの富士山がとてもかわいいです。
内装がなんともレトロでいいですよね。緑のシートと木目調って最高の取り合わせだと思うんです!まるで『千と千尋の神隠し』の車両みたい❀中に入ることができるイベントもあるそうで、興味深いです。
運転席はこんな感じ。よくみる運転席とは全然違います。ハンドルは何に使ったんでしょう?
河口湖とお宿
お宿のお迎えが来たので、車に乗り込み20分ほど移動します。
横を通り過ぎた河口湖。河口湖って芦ノ湖と同じ堰止湖っぽいなぁ…と思って調べてみると、やはりそうなのですね。富士五湖はかつては「宇津湖」と「せのうみ」という大きな2つの湖で、富士山の大規模な噴火によってそれぞれ分断されたんだとか。
(富士五湖の生い立ち – 富士山NET|ふじさんネット|富士山情報 まるごとおまかせ! URLなどを参考に)
『ブラタモリ』をみていてよかった…!
はてさて、お宿に到着です。10月に行きましたのでハロウィン仕様がかわいかったです。そしてそして今回のお宿はですね、ちょっと初体験な場所でして。
こういったテントのお部屋もありますが…(これはこれで素敵!)。我が家の宿は、こちら。
なんと、グランピングのテントです❀
以前から興味のあったグランピングを初体験しにきました!グランピングとは「グラマラス」と「キャンプ」を組み合わせた造語なんだそう。テントのようでありながら、でも快適に暮らすことができる。そんなお部屋です。
中に入ってみるとこんな感じ。ベッドが4つもありました。テントの奥にはソファーがあって、ゆっくりと外を眺めることができます。生憎の曇り空でしたが、それでもゆったり外を見るのは快適でした❀
ちゃんと部屋の照明も、手を洗うための水回りもあります。エアコンもあるので、室温も快適です。もちろん、不便がないというわけではありません。やはり虫は入りやすいですし、お手洗いやお風呂は共有スペースまで行かなければなりませんし、何より壁が薄いため音が外に漏れやすいです。
実は隣のテントに泊っていた海外からの観光客が深夜1時くらいまで、騒いでいてあまり眠れず…でした。静かな環境では眠れない!という私みたいに音に敏感な方は、耳栓など防音装備を整えてからがおすすめです。
それでも日中はとても静かで、外を眺めながらココア飲みつつ、読書しつつ、眠くなったらだらだらして…みたいな。「何もしない」に近づけたのではないでしょうか。
よもやま話
「何もしない」って実は難しい。『かもめ食堂』を読んだときにも、ただぼーっとすることが難しいということを綴りました。
やっぱり暇ができるとスマートフォンで情報を確認したり、読書をしたりと”何か”をしてしまいます。だらだらすることは簡単なのに、ぼーっとすることは難しくって、私にとって「何もしない」は更にむずかしい上位互換みたいな感じです。デジタルデトックスみたいなことをしてみたいと思いつつ、視界の端にスマートフォンがないと途端に不安になる現代っ子な私です。
はてさて次回は、お夕飯や帰路について綴っていきたいと思います!