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シンプリストになりたいのです

おでかけ記録(かっぱ橋道具まつり)

10年くらい前。NHKで放送されていた『英国一家、日本を食べる』というアニメが好きでした。イギリス人のフード・ジャーナリストであるマイケルが、とある人物をきっかけに日本食に興味を持ちます。そして実際に家族とともに日本へやってきて、日本の食文化に触れていくというもの。

20分くらいの番組だったのですが、アニメーションと内容を補完するパートがいい具合にマッチしていました。書籍も様々なシリーズがあって、日本食の良い面や、逆にマイケルからみるとナンセンスにみえる部分などが赤裸々に語られていて面白かった記憶があります。

そのアニメ『英国一家、日本を食べる』のなかで、マイケルがワサビ専用のおろし器を買い求めてとある場所に行くのです。それが『道具の楽園 かっぱ橋』でした。今回は聖地巡礼もかねて、私も行って来ましたので綴っていこうと思います。

かっぱ橋道具まつり とは

東京都台東区、浅草や上野からほど近い場所にある”かっぱ橋道具街”。一本道にズラリと調理器具にまつわる道具屋が並びます。長さはなんと南北に約800mもあるそうです。大正のはじめに新堀川に古道具を商う人々が店を出したことが発祥とされているんだそうな。

ごあいさつ | かっぱ橋道具街  参考)

そんな歴史あるかっぱ橋道具街で行われているお祭り…それが”かっぱ橋道具まつり”!かっぱ橋道具街の一大イベントです。2024年は10月8日から14日まで開催されていました。14日は道が歩行者天国となって、キッチンカーがきたり、パレードが開催されたりと、本当にお祭り騒ぎですね❀

www.kappabashi.or.jp

我が家は人混みを避けるために14日は避けましたが、それでも大いに楽しむことができましたよ!

かっぱ橋道具街を歩く

田原町駅から歩いて5分ほどで到着したのがこちら!かっぱ橋道具街といえば…な看板ではないでしょうか。

このおじさんは ニイミ洋食器店 の看板である ジャンボコック像だそう。(有限会社 ニイミ洋食器店 | かっぱ橋道具街 より)

アニメ『英国一家、日本を食べる』でもオマージュされた看板が出てきていました。実際はなかなか貫禄のあるコックさんだったのですね。

かっぱ橋道具街に入っていきましょう。お祭り期間だけあって、大勢の方が来られていました。日本語、英語、中国語と様々な言語が入り乱れていて、世界中に広がっているのか!とちょっとびっくりです。

また店内をみていくのももちろん面白いですが、店外の壁もカップになっていたり、カブトムシがとまっていたりと様々でした。

かっぱ橋道具街に来たら絶対に来てみたかった食品サンプルのお店。最近だとちょっと懐かしささえ感じませんか。昭和~平成のレストランではフォーク付きのパスタとかいろんな食品サンプルがありましたよね。

サンプルは食品だけでなく、飲み物もあるのですね。ビールグラスは各会社のものを使用しているようで。夫はここでテンションがあがっていました。さすが酒飲み。

次はこちら。これ、なんの写真だと思います?ちょっとピントが微妙ですけれど。

こちらは馬嶋屋菓子道具店さん。店内の中心には数階に渡る吹き抜けがあり、それを囲むように螺旋階段が続いています。その螺旋階段にはフェンスがかけられているのですが…これ、全部クッキー型なんです!ざっくりとジャンルに分けられた型がず~っと上まで続いています。圧巻でした…!クッキー型には1つ1つ番号がふられています。そして壁側には番号付きの引出しがあります。引出しを探して、お目当てのクッキー型を探し出す。丸で図書館の目録みたいですね❀

この他にも調理器具だけでなく様々なお店がありました。軒先の提灯が販売されているお店や『支度中』の札のお店、更には椅子のお店や、食券機が販売されているお店など。本当にいろんな専門店があるんだなぁと勉強になりました。

可愛らしいマンホールを発見しました。『さらざんまい』とコラボ(?)のマンホールのようです。数年前に職場にいた男性におすすめされたアニメ『さらざんまい』。まだみていないのですが、そういえば河童がでてくるって仰っていたような。こんなところで再会するとは。キャラは分かりませんが、どれも愛らしいですね。

ちなみに、購入品はこんな感じ。詳細は次回綴ろうと思いますが、我が家では珍しく大量購入いたしました❀いあぁあ楽しかった!

よもやま話

先日、カトラリーを整えるというお話をいたしました。

yu1-simplist.hatenablog.com

その後、特に問題なくスムーズに使用できています。新しい購入品たちもこちらに綺麗に収まってくれて、「満ち足りた」という感覚です。

知足という言葉があります。簡単に言うと「足るを知る」という意味ですね。もう少し踏み込むと、自分の許容量(分相応)を理解して(弁えて)、そこで満足しましょうという言葉です。

今ちょうど、我が家のカトラリーや調理器具は知足の状態。これより少なくても不便ですが、これより多くなる必要はありません。これからは入れ替えることはあっても、増えることはないでしょう。こういった 知足 に触れると、とても安心感があるんです。

おまつりを楽しみながらも、こういった心の充足感もあり、とても楽しいおでかけになりました❀来年もお邪魔できたらいいなぁ❀