「これはね、おばあちゃんの代から使っているものなの」
そういった物に憧れがあります。桐ダンスであったり、着物や、装飾品であったり、物自体は何でもいいのですけれど。
先日、わしゃがなTVというYouTubeチャンネルに大塚明夫さんがゲスト出演されていました。そこで、おじい様とお父様(大塚周夫さん)の腕時計を大切にされているというお話をされていたんです。
今はもう動かなくなってしまった腕時計でも大切に保管し、そこにはたくさんの思い出が詰まっている。そんなお話を拝聴して、素敵だなぁ、かっこいいなぁと浸ったものでございます。
我が家にも、実家にも、夫の実家にもそういったものは特になく。また、我が家は子どもをもうけるつもりはありませんので、このお話は憧れのまま終わってしまうかもしれません。もしかしたら姪あたりに、何かをあげることがあるかもしれませんが、それは遠い未来の話になりそうです。
そういった憧れは、何も最近芽生えたわけではありません。ミニマリストを目指すようになった25歳くらいからですから、もう9年~10年くらいになるでしょうか。その際に、せめて自分の生涯を通して持ち続けることができるものを買おうと思い立ち、2つ木製の箱を購入したんです。
1つ目がこちら。
インターネットで購入したので、メーカーなどはわかりません。デザインやレビューを参考にして購入しました。
本来は救急箱ですが、私はメンテナンス用品を入れるケースとして使用しています。椿油やシルバー磨きなど。あとは母からもらった櫛も壊れてしまっては困るので、こちらに入れて保管しています。
2つ目はソーイングボックスです。
こちらも同時期にインターネットで購入しました。
上部が横にスライドして開閉できるようになっています。こちらはちゃんと裁縫箱としてしようしています❀あまり量がたくさん入るというわけではありませんが、木の手触りなんかがお気に入りです。
ちなみにこのソーイングボックスは、過去作成したミニチュアのモデルでもあります。
ミニチュアで制作した裁縫道具たち。こうやってミニチュアを制作することで、更に愛が深まったように感じます❀
救急箱もソーイングボックスも、年に1~2回は中身を出して掃除して、椿油を塗って…とメンテナンスしながら使っています。先日、シルバー磨きでお香台や夫のネクタイピンをメンテナンスしたというお話を綴りましたが、こういう風にメンテナンスしつつ物を使い続けると言うのが理想です。とはいえ、何事もメリハリが大切ですから、身のまわりで長く使い続けるものとそうでないものを区別して、厳選しているつもりです。
はてさて今回は我が家の付喪神計画の有力候補を2つご紹介いたしました。私の生涯、残り何年あるかはわかりませんけれど、この子たちを付喪神にすべくこれからも大切に、仲良くしていけたら幸いですね❀