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シンプリストになりたいのです

おでかけ記録(仙台・仙台城跡)

3月頭に”旅せよ平日!JR東日本たびキュン♥早割パス”というお得パスを使って、日帰り仙台旅行に行ってまいりました。前回までは伊達政宗公とその息子・孫の霊屋である瑞鳳殿境内を巡り、仙台城跡へとやってきて、伊達の牛たん本舗さんとちゅんちゅん堂さんで腹ごしらえ。

今回こそ、仙台城跡を観光していきたいと思います。

宮城縣護国神社

青葉城フードコートや青葉城本丸会館などの施設を抜けた先にある宮城縣護国神社

gokokujinja.org

明治37年仙台城本丸城址に創建されたそうですが、こちらも瑞鳳殿同様に昭和20年の仙台大空襲の戦火によって焼失してしまいました。戦後復興したのが現在のお姿だそう。朱色がとても美しく映える神社でした。あちこちにおみくじがあって、和菓子の消しゴム御籤に心を奪われたり…。お邪魔しますとご挨拶をして、仙台城跡を目指します。

昭忠碑

まず遠くからでも目に入ったのは昭忠碑でした。

1874(明治7)年佐賀の乱以来、西南戦争日清戦争などに従軍した陸軍第2師団所属の戦没者に対する慰霊顕彰碑として1902(明治35)年11月に昭忠会により設立された。塔頂部に据えられたブロンズ像は、日本書紀において桓武天皇の軍を勝利に導いたとされる金の鵄(トビ)をモチーフとしている。

(以下URLより引用)

honmarukaikan.com

2011.3.11におこった東日本大震災での被害がこんなところにも。こちらの鵄、もともとは塔の上に設置されていたそうですが、震災により落下、現在は安全性を考慮して、塔の下に設置されています。

震災により高さ15mの石塔上部に設置されたブロンズ製の鵄が落下・破損する被害をこうむり、救援委員会による文化財レスキュー事業では、ブロンズ破片の回収や鵄本体の移設作業を実施しました。

(以下URLより引用)

www.tobunken.go.jp

私は幸いなことに今まで大きな震災に巻き込まれたことはありません。私の中での地震への恐怖はどうしても映像や語りから得た情報でしかありません。3.11の死者行方不明者でも全壊数でも宮城県の数が突出していたということを知っていても、あまり実感がなかったのです。

ですが実際にこうして宮城・福島・岩手では今もこうして震災の爪痕がのこっていることを知りました。こんなにも大きなブロンズが落下するほどの揺れ。どれだけ恐ろしかったことでしょう。3.11で13年目。黙祷し思いを馳せることしかできませんが、私にも何かできるといいなと思います。

史跡仙台城

それでは仙台城跡を巡っていきましょう。

仙台城は標高約115m、東・南を断崖が固める天然の要塞に建てられた山城です。そのため、見晴台からの景色は素晴らしいものでした。生憎の曇り空で若干霞がかっていますが、天候によってはまた違った景色がみえるかもしれませんね。

そして仙台城跡にきたのならば、こちらは絶対見ないといけませんね。政宗公騎馬像です。思っていたよりも随分と大きくて驚愕しました。なんと高さ2.4m、幅2.5mもあるんだそうな。近くによれば凛々しいご尊顔を拝見できます。個人的には馬のお尻の穴まできちんとつくられているところにびっくりでしたが…。360度、いろんな角度で楽しめること間違いなしです。

仙台城跡ということで、城は戦災で焼失してしまっていますが、その姿の名残を見ることは可能です。地面にはここに〇〇の間がありましたといった説明書きが張られていましたので、当時を想像しながら思いを馳せるのもいいですね。ちなみに、仙台城はとk川家康公の警戒をさけるために、あえて天守は設けなかったそう。こういったところにも、伊達政宗公の人となりを見られる気がします。

一部屋一部屋巡っていくのもたのしいです❀

現在でも当時のまま残されているものといえば、こちらの石垣。ビシッとした美しい佇まい…。

こういったカーブを石垣で描いているところも素敵でした。

仙台城跡をいろいろと観光していったん暖を求めてお土産物屋さんへ。サンリオキャラクターとコラボしているのを発見しました❀最近、じわじわ可愛く思えてきたハンギョドンがかわいい…!

あとやや凛々しめのお顔の猫さんに遭遇しました。首輪をしてらっしゃったので、仙台城跡のどこかで飼われているのでしょうか。慣れた雰囲気で城内を歩いてらっしゃいました。かわいい…!

よもやま話

伊達政宗公の存在を知ったのは、たしか中学1~2年生の頃でした。当時はまって読んでいた「SAMURAI DEEPER KYO」という漫画に出ていたのですよね。

作品の舞台は1604年。何者かに兄を殺された少女・ゆやは仇をさがしながら賞金首狩りをしていました。そこで薬売りの少年壬生京四郎に出会い、一緒に旅をすることになるけれど…といったお話。真田幸村や出雲阿国徳川家康や村正などの偉人たちが登場するなか、梵天丸こと伊達政宗も登場していたのです。KYOに出てくるだいたいのキャラクターはそうなのですけれど、出雲阿国は情報やなのですが露出度の高いセクシーなお姉さんですし、真田幸村はまるで女性かのような美男子だけど女性癖と酒癖の悪い青年でした。そんなわけで梵天丸のビジュアルはというと、体躯の良い大男で、上半身は裸で下は袴、肩にかかけられた羽織には「征夷大将軍上等」と派手に書かれた一昔前のヤンキーというか暴走族のような風貌でした。けれど人情に厚く、仲間を人一倍大切にしている、なんというか「熱い男」だったのです。上記の22巻の表紙では一番後方にいるワイルドなお兄さんが梵天丸ですね。

伊達政宗公とはそんな初めましてを得て、それからもいくつかの作品でお会いする機会がありました。そんな中でも私に一番影響を与えたのは「織田シナモン信長」でした。織田信長じゃなくて、織田シナモン信長です。なんとこちら、歴史の偉人たちが現代の犬に生まれ変わって…というお話。本能寺の変で命を落とした織田信長は、現世でシナモンという名前の柴犬として転生します。心の中は織田信長だけれども、犬としての本能に抗いつつ、犬らしさを満喫しつつ…というなんとものんびりしています。

「織田シナモン信長」には織田信長以外にもたくさんの偉人が転生しています。武田信玄上杉謙信今川義元松永久秀真田幸村、果てはマリー・アントワネットまで。しかも犬に転生するだけではなく、明智光秀はリスに、千利休はカラスに…と様々です。

そして伊達政宗はといいますと、これまたぶちゃかわなフレンチ・ブルドッグブルードラゴン・ブラッディ・ファングという本名を略して「ブーちゃん」と呼ばれていて、飼い主であるアイがシナモンの飼い主である市子と仲が良く、2匹の交友も深いため登場シーンも多いキャラクターです。

転生ものだからとあなどることなかれ、結構史実考証がしっかりしていまして、織田信長が実際はどんな人物であったか、なぜ第六天魔王と呼ばれるようになったのか…など、へぇそんな背景があったんだと勉強になります。伊達政宗筆まめであったことや、枝豆を砕いて食した「ずんだ」のエピソードなど、さすが伊達な男だなというお話が知れて結構勉強になりました。武田信玄の手紙の話とかね、上杉謙信の話とかもとても面白かったです。

そんなわけで史実の伊達政宗公はあまり深く知りませんでしたが、今回日帰り旅行するということでいろいろ仙台や伊達政宗公について調べて、自分が持っていた伊達政宗公へのイメージと実際の伊達政宗公との解離なども気づけて楽しかったです。

お話をしていたら久々に「SAMURAI DEEPER KYO」と「織田シナモン信長」が読みたくなりましたね❀アニメももう一度みたい…!

次回は仙台旅行の記録ラストです、先ほど少し触れたずんだに初チャレンジしてみましたよ!ではでは❀