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シンプリストになりたいのです

おでかけ記録(仙台・瑞鳳殿)

3月頭に仙台に行ってまいりました。仙台旅について綴っていきたいと思います❀

旅は平日!JR東日本たびキュン♥早割パス

今回の旅行で使ったのはJR東日本さんの素敵パス「旅は平日!JR東日本たびキュン♥早割パス」というもの。

新幹線・特急列車などの自由席を含むフリーエリア内が1日乗り放題!

あらかじめ座席の指定を受ければ、新幹線・特急列車などの普通車指定席に2回乗車可能

これがですよ、なんと1人1万円。なんとも大盤振る舞いなお得パスが発売されておりました。期間は2024/2/14~3/14の平日限定ですが、JR東日本などの普通・快速・特急などに1日1万円で乗り放題!

例えば、東京-新潟を新幹線で移動したとします。片道料金が自由席で10,230円、指定席で10,760円。往復すると2万円以上することになります。これがなんと、日帰りであれば1万円だけで乗ることができてしまえる…という神のようなお得パスでした❀

www.jreast.co.jp

仙台駅・るーぷる仙台

やってきました仙台!こちらは仙台駅前にあるモニュメント。このThe 観光地!っていう感じいいですよね。仙台駅からは仙台市観光シティループバス「るーぷる仙台」に乗って仙台市内を観光していきます。

るーぷる仙台とは、仙台市中心部の観光スポットを巡る循環バスで20分に1本の本数で運行されています。一回の乗車で距離関係なく260円、一日乗車券で630円、地下鉄共通一日乗車券で920円。目的地に合わせて購入するのがいいかと思われます!

今回の旅では最低3回はバスに乗りますので、一日乗車券がお得そう。駅前のバスロータリーの中央にある専用窓口で1日乗車券を購入します。

そしてやってきたのがこちらのバス。路面電車風のレトロデザインが超絶かわいい少し小さめのバスでした。カラーバリエーションもいくつかあって、そこまた良いですよね❀

ご注意いただきたいのは、観光にはとても便利なるーぷる仙台…超絶混みあいます。人が多すぎて次のバスで~…ということもありますので、時間に余裕をもって使用するのがお勧めです!バス乗り場で案内していた方 曰く、平日でも混みあうそう。土日では仙台駅からの乗車人数だけで4桁を越えることもあるんだとか…!私は平日にお邪魔したのですが、それでもバスの中にギュウギュウでしたので、そこはご覚悟を!

loople-sendai.jp

瑞鳳殿

るーぷる仙台に揺られてやってきました、瑞鳳殿

瑞鳳殿仙台藩祖であった伊達政宗公の霊屋です。

霊屋(おたまや)とは、身分の高い人の霊をまつる建物。霊廟。

(三省堂国語辞典 P193より引用)

独眼竜政宗として有名な伊達政宗公。仙台藩祖で1567年現在の山形県でお生まれになりました。世は戦国時代末期、織田信長豊臣秀吉、そして徳川家康といった名だたる戦国武将たちが活躍した波乱の時代です。18歳で家督を相続し、1601年 徳川家康の許しを得て、35歳の時に仙台城を築いたと言われています。以後、仙台藩の政治・産業・文化の振興に尽力し、仙台藩62万石の基礎を築きました。

今回訪れた瑞鳳殿は江戸時代初期における桃山様式の廟建設として、国宝に指定されていました。しかし、残念なことに1945年、戦災により焼失してしまったそうです。現在は1974~1985年にかけて復元された瑞鳳殿が再建されています。

まずは涅槃門。

涅槃とは煩悩を取り去った悟りの境地となる状態を意味し、広くは死という意味にもなります。瑞鳳殿の涅槃門は樹齢数百年の青森檜葉を用いて再建され、正面扉上部の墓股には瑞獣麒麟」、左右の妻飾には「牡丹と唐獅子」など焼失前と同様の豪華な飾り彫刻が施されています。

(以下URLより引用)

www.zuihoden.com

この門の手前と奥では世界が変わり、現世とあの世の堺とされる涅槃門。とても豪華絢爛で、どこまでも細工の緻密さ、大胆な色使いが本当に美しいです。

中には横にある小さな門から入ります。奥に見えているのが瑞鳳殿ですね。

こちらが妻飾。赤と白の牡丹、青と緑の唐獅子が踊っています。躍動感がすごいですね。中央にあるのは金の蓮でしょうか、これまた美しいです。

扉の裏側。こんなところまで細工がなされています。牡丹の花が美しいです。

拝殿を抜けていくと…

なんと豪華絢爛な瑞鳳殿!扉につけられた家紋の「竹と雀」がまぶしいです。柱、飾りの1つ1つの情報量に圧巻…。

枓栱(ときょう)と呼ばれる柱の最上部や軸部の上に設置され、軒桁を支える部分の装飾がとんでもないですね。とてもカラフルで、様々な家紋が描かれていることがわかります。1つ1つの意味が解ればよかったのですが、こちらは勉強不足でございます。

www.caname-jisha.jp

(枓栱については↑のURLを参考にいたしました)

個人的に推したいのはここ。

柱の彫刻獅子頭。妻飾にもいた青唐獅子と緑唐獅子ですね。なんといってもこの肉球かわいすぎませんか?ちゃんと肉球の付け根が赤くて、みるからにぷにぷにしていそうな肉球…これは作り手は肉球フェチに違いありません。

どこから見ても雅ですね。奥にあるのは殉死者供養塔。主君の後を追って追腹された方々の供養塔です。「忠臣は二君に使えず」という当時の価値観から、自らの命をもって主君への忠誠を示すのが美徳とされていたそうです。

ところで。ちょっと気になったものを発見しました。それがこちら。四方向すべての屋根隅棟(屋根の勾配部分が重なる部分)に龍が2匹ずつ。鬼飾りはよく拝見しまますが、こういったものは初めて見ました。

こちらは青銅製龍頭彫刻瓦。

瑞鳳殿屋根隅棟には「阿・吽」形8体の龍頭彫刻瓦が据え付けれらえていた。

とあります。よく見れば、上段が口を開いているようで”阿”、下段が口を閉じているので”吽”だということがわかります。

前から見たお姿。いろんな方に撫でられたのか、鼻先だけ色が変わっているようです。

横から見たお姿。なんとも愛嬌のあるお顔ですね。怖さというよりは、守り神のようなものに近い感じがします。全方向を監視して、伊達政宗公の霊魂をお守りしているのでしょうか。

よもやま話

JR東日本さんが出してくださったキュン♥パスが発売されるということで、急遽決まった仙台旅行。日帰り旅行で仙台と言えば…という場所をいろいろ探している際に見つけた瑞鳳殿。実は今回調べるまで存じ上げませんでした。こんなにも美しく、絢爛豪華な場所があったなんて…!

平日でもこの後お邪魔する仙台城跡はそれなりの込み具合でしたが、こちらの瑞鳳殿はゆったりと細工の1つ1つをこれは何だろう?とか、あんなところに龍が…!と発見しながら拝見することができました。

るーぷる仙台のバス停も近くに停まってくれますし、ここはお勧めスポットでございます❀バス停から瑞鳳殿までは結構な坂ですので、足腰は鍛えてからいきましょう!

瑞鳳殿にはあと2つの霊屋がございます。次回はそちらにお邪魔した記録を綴りたいと思います。ではでは❀