幼いころより。周囲の人間たちから怒られ、批難されることはあっても、褒められることのなかった私。親からも褒めてもらった記憶がありません。そんな私が唯一、周囲から褒めてもらうことができたことが「絵を描く」ということでした。
褒められるようになったのは中学生の頃から。相変わらず周囲とは折が合わない私は、授業中とて休み時間とて好きな漫画であったりの絵を描くことに夢中でした。だからといって美術部にはいったり、絵の勉強をするということはなかったので本当に趣味の範囲内だったのですけれど、ただなんとなく毎日絵を描いて過ごしていました。
これが授業中にひたすら描いていた絵。いかに授業を聞いていないかがよくわかる絵ですね。
こちらは家で描いていた絵。勉強とまではいきませんが、当時から自由に思い描いたものを描くよりも模写をするのが好きでした。どちらも中学生の頃に描いた絵ですが、今よりきちんと描けている気がします。段々と大人になるにつれて、絵を描くということが減っていって今に至りますけれど、今でも「絵を観ること」は好きなことの１つです。年に数回は美術館にいきますし、絵からは生涯はなれることはないだろうなと思っています。
こちらはデスクに置いている画集3冊。左から中原淳一、ウィリアムモリス、アルフォンス・ミュシャの3名です。特に中原淳一の画集が好きで、一時期 十冊以上集めていたこともありますが、今はこの1冊をのこして他はお別れしてしまいました。今でもこの1冊をときたまパラパラとみては幸せを感じています。
他に好きな画家はゴッホ、モネなどの印象派の面々が数名。最近は夫がゴーガンに興味をもち始めたのでそちらも気になりますし、気になる・好きな画家は増える一方です。ただこのあたりの画家になってくるとちょうどいいサイズの画集がなくてですね…。どの画集もB4サイズより大きいのでは？というものが多く、なかなか手を出せないでいます。絵画という仕様上仕方のないことなのですが、作品をみるというより、絵をみて楽しみたいだけなので、卓上におけるサイズ感の画集を是非作ってほしい。
なにより、画集って買いだしたらキリがないように思いまして。もういつまでも買えてしまいますよね。今でこそ3冊＋絵本が数冊に収まっていますが、断捨離前は好きな漫画家さんの画集も集めていましたし、乙女ゲームの設定画集なんかもありましたので、本棚のカオスっぷりはなかなかでした。特に推しの作家さんであれば貢献したい！応援したい！という気持ちもあって購入することが多かったので尚更です。
画集は1作家1冊まで！と決めて、今現在は安寧を保っているのですが、この先どうなるやら。またこの10年ほどポストカードならセーフと購入し続けた結果、数百枚にも上るポストカードを所有していることが発覚し、どうしたものかと考えています。1枚だけリビングの食卓に飾って、定期的に入れ替えようかな～なんて思うのですけれど、ポストカードを入れる写真たてを買う必要がありますから、結局は物が増えるだけなのでは？という葛藤も。
ミニマリストの方でこういった美術や絵画、イラストに興味のある方はいったいどうしているのかしらん…？
