SIMPLE

シンプリストになりたいのです

摂食障害について

人生最大体重になってしまったためダイエットを開始しようと思うといった内容を前回かきました。

yu1-simplist.hatenablog.com

今回は少し振り返って、今までのダイエットについて、主に摂食障害について触れたいと思います。当時患っていた心の病など人によってはセンシティブな内容になると思いますのでご注意いただければと思います。

太りはじめたのは…

私のダイエット遍歴は長いもので、はじまりは中学生の頃までさかのぼります。幼少の頃から比較的がっしり・ぽっちゃりな体型ではありましたが、そこまで「ダイエットをしなくては」とは思っていませんでした。昨今では小学生のお子さんでもダイエットを意識したりするそうですが、私の小学生時代は鼻水垂らしながら男子生徒とドッジボールをしているような子どもでしたので…。

そんな私でも「あれ?私、他の子より太っている?ダイエットをしなくては!」と思うようになったのが中学生の頃でした。運動部を引退した中学3年生の夏以降はみるみる脂肪を蓄え、高校に入学するころ(15歳くらい)には身長の下二桁+7kgまで増量していました。そこから痩せたり太ったりを繰り返し、大体は身長の下二桁と同じくらいの体重におさまっていたように記憶しています。

大学入学

大学に入学してから一気に生活が乱れました。主食はチョコレートとコーラ。家でのきちんとした食事は食べたい物だけを気が向いたら食べる…。身体からすると、ろくなものを食べてはいませんでした。そんな状態ですから、身体もボロボロ、メンタルもボロボロ、人間関係もボロボロでした。心療内科のお世話になりつつ、希死念慮に苛まれ、何度かの自殺未遂を乗り越え今があります。

この当時私が悩んでいるのは人間関係の中でも特に異性との関係でした。愛されるにはどうしたらいいのだろうか。愛されるには、顔立ちが整っていて、モデルさんのように細くなければいけないんだ。痩せれば、細くなれば愛してもらえるんだという幻想を真剣に信じていました。そこから摂食障害という沼にズプズプとはまっていってしまうことになるのです。

摂食障害

まず簡単にではありますが摂食障害について、どんな病気なのかお話します。

摂食障害は食行動を中心にいろいろな問題があらわれる病気です。一般に「摂食障害」というと主に神経性やせ症・神経性過食症のことを指しますが、DSM-5では新たに過食性生涯・回避制限食物摂取症も摂食障害の診断に加わりました。

(以下のURLより参照)

www.edportal.jp

神経性やせ症と神経性過食症について少し深堀しましょう。

神経性やせ症

神経性やせ症では体重や体形の感じ方が障害されます。明らかにやせていても、それを異常と感じられません。痩せるために食事量を制限しますが、その反動として過食する方もいます。その場合、嘔吐や下剤の大量使用などにより体重が増えるのを防ぎます。

(同上)

世間一般では拒食症という呼び方が一番通じるのではないでしょうか。現在では、食欲があり、過食がみられることから「神経性やせ症」と呼び方が変更されているようですね。

神経性過食症

神経性過食症とは、食のコントロールができなくなり、頻繁に過食をしてしまう病気です。神経性大食症と呼ばれることもあります。過食に加え、嘔吐など、体重を増やさないための行動が見られますが、どちらも人前では出ない症状のため、周囲は気付かないこともあります。

(同上)

こちらがいわゆる 過食症ですね。健康な方でもやけ食いで過食してしまうことなどはあると思いますが、その辺りの判断はとても難しいそうです。

私の症状

私の症状は「神経性やせ症」の方に分類されるそうです。ただダイエットを始めたことで誘発したことになりますので、低体重であるというわけではありません。体重減少の方法が…ということです。実際、ダイエットを契機に発症することが多い病気だそうです。

まず私が行ってしまったことは食事を極端に減らすことでした。朝はリンゴだけであるとか、量を摂らなけければいいだろうとチョコレートとコーラ以外摂らない、お腹が減った時は煙草を吸ってごまかすなどといった行動をしてしまっていました。

しかしそんな生活は長く続きません。だって生きていればお腹は減ってしまいますから。それで目の前にあるカップ麺などを食べてしまう。当然、体重は増えますよね。そんな時に頭をよぎってしまうのです。

吐き出せば、全部なかったことになる

今思えば、そんなことないから!と頬をビンタしてやりたいくらいですけれど、その時はそうするしか方法はなかったのですね。それからの食生活はひどいものでした。極力食べない→空腹に耐えかねて食事をとる→我慢できずに過食してしまう→後悔から体重がもとに戻るまで嘔吐を繰り返す→食事が怖くなり食べなくなる→…このエンドレスループです。なんという悪循環でしょう。

嘔吐を繰り返すことで、唾液腺の炎症やもともと起こしやすい扁桃炎の悪化、吐きダコと言われるものができました。吐きダコを周囲に気付かれることを恐れ、次第に腹部を圧迫することで嘔吐できるようにまでなってしまいました。

この当時の体重は身長の下二桁-10㎏。ですから合計17㎏、少なくとも-10㎏を短期間で急激に減少させてしまったのでした。

当然、身体にも変化が起こりました。身体に力が入らないんです。意識を飛ばすようになりました。記憶にあるだけで3回、自宅で倒れました。またメンタルの状態が最悪状態で、自殺未遂を繰り返し周囲に多大なる迷惑をかけてしまったのもこの時期でした。完全に周囲が見えなくなっている状態だったんです。

周囲から「細いね」「身体薄い~」と言ってもらえる。それだけが支えでした。けれどこんなメンタルの人間、周囲に良い人が寄ってくるはずもありませんよね。恋人との関係もめちゃくちゃ、親との関係も、全てがめちゃくちゃになって何も残りませんでした。残ったのは思った通りに動かない不便な身体だけでした。

反動と安定

痩せれば、細くなれば愛されるはずなのに、いっこうにその気配はありません。恋人ができても、すぐに別れての繰り返し。痩せても、細くなっても私は愛してもらえないんだと悟りました。そうなるともう頑張れませんよね。一気に反動のように食べるようになり、結局は数か月もしないうちに-10㎏した体重はもとに戻ってしまったのです。そこからは身長下二桁-3キロ~身長下二桁くらいの体重で安定するようになりました。

これには大きなメリットがありました。痩せを引き換えにメンタルが安定したのです。また、恋愛というタスクを自分の中から排除することで、新しい形の恋愛をすることができるようになりました。

現在

過食嘔吐を繰り返すということはなくなりましたが、食べ過ぎてしまうことは多々ありますし、今でも年に2回くらいは意図的に嘔吐をしてしまうことがあります。罪悪感半端ないんですけれどね…。ですけれど、体重のために…というのはここ数年していません。どちらかというと食べ過ぎて気持ち悪いから…という方が多いかな。それもよくないですけれど。

体重は冒頭でも述べた通り、身長の下二桁+7㎏まで増えてしまっています。まぁここまで増えてしまったのはここ1年の話でして…昨年の今頃は身長の下二桁くらいだったので、急激に太ってしまったわけですね。

これから

ダイエットをはじめる!といっても、同じ失敗を繰り返したいとは当然思いません。これまでの悪い経験もいい経験もいかして、健康的に痩せたいと思います。そんなわけで今回のダイエットは「健康的に!」がテーマです。無理をしない、身体に優しく脂肪を断捨離したいと思います。

今日もしっかりお水飲んで、ご飯食べて、たまに高カカオチョコレート食べて、適度にゴロゴロ運動しようと思います。