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シンプリストになりたいのです

記録してみた(旅行編)

前回は記録(映画編)について綴りましたが、今回は旅行について綴っていきたいと思います。

旅行の記録といえばアルバムを思い出される方も多いのではないでしょうか。スマホで何でも写真や動画に残せるこの時代では、アルバムとしてアナログ媒体に残すということはあまりしないかもしれません。SNSに投稿して終わりなのかな。それだけでは勿体ない!と声を大にして言いたいのです。SNSは言ってしまえば情報発信ツールであって、個人の記録媒体としては心もとないと思いませんか?10年後、20年後にそのツールは残っているのでしょうか。

現代では写真のデータを送れば1冊の本にしてもらえるとか、写真データをコンビニでプリントアウトする…とか、あえてアナログに残していく方法はいくらでもあるのです。ぜひ楽しい記憶は、デジタルでもアナログでも残しておいてほしい!と思います。

 

 

記録魔になったきっかけ

そもそも私の記録魔がいつから始まったのか ですが。学生の頃はそんなにメモ・記録魔というわけではありませんでした。では、いつからなのか。それがきっとこ旅行ノートをかき始めてからだと思われます。

 

旅行ノートの紹介

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ブラウンのノートが1冊目、キャメルが今年から使い始めた2冊目。ノートはMIDORIのMDノート(無地)を使用しています。カバーは最近無印良品で発見したブックカバーを装着しています。もう、まず見た目から可愛いんですよね。

 

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1冊目の厚みはこれくらいです。途中からはあまりの厚みのせいで記入が困難だったので、結構な枚数を間引きしてもこれほどまでパンパンになりました。間引きした紙は勿体ないのでメモ用紙として使用しています。2冊目もこれくらいパンパンにしていきたいですね。


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こちらが扉絵。1冊目は2017年2022年に行った旅行について記録したノートとなりました。当初はイベントやおでかけ程度では記録していませんぢでしたが、新型コロナの影響で遠出が難しくなってからは最寄りでお花見した記録なども。そこからはイベントや展示会などのおでかけ記録もここにおさめるようになりました。自分の中で厳正なルールがあるわけではなく、今回のお出かけは記録しておきたいと思ったものを記録しています。


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続いて目次。夫とはよく〇〇に行ったときにあった出来事の会話をします。その際に参照するので、目次があると便利です。また、新たな旅行記録をとるときにも新幹線に乗ったのはいつぶりなのだろう?などの確認にも利用しています。

 

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第一号がこちらの江の島旅行。2017.3.13~の旅行のようです。この頃はとりあえずあった出来事を書いて、写真をはりつけてといった感じでしょうか。今読み返してみても ドクターイエローのことを何も知らずに「黄色い新幹線 珍しいな」くらいの感覚で写真を撮って家族に送ると「ラッキーやで!」と言われ驚いたことや、シラスは蒸した方が好き…など、当時の出来事を思い出すことができます。

 

段々と装飾もするようになり、USJのときは映画フィルムをイメージしたものを描いてみたり、吹き出しのイラストを描くように。

その後、画用紙を用いてポケットを作ったり、チェキっぽくしてみたり…

 

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なかなかにボリューミーな内容になりました。

 

旅行記録用ノートのかき方

いつものパターンとしては冒頭にいつ・どこに・何をしに行ったのかを書きます。そのあとは時系列順にあった出来事を感想交えて綴っていくというもの。

素材は写真があればプリントアウトしたもの、イベントや展示会など様々なところでGETできるパンフレット、チケットをそのまま貼り付けることもあります。

文字を書くのが好きな方は文字中心で、そうでなければ写真等中心で構成すれば良いかと思います。私の場合は、思い出しやすさ重視のため写真などの絵で訴えかける素材が7割、何をしたのかを文字で2割、その時の感情を文字で1割といった配分でしょうか。ざっくりどんぶり勘定ですが。

 

旅行記録用ノートのメリット

面倒そうに見えるかもしれませんが、記録魔の私にはこのノートを更新している時間は至福の時間です。もちろん旅行記をつけるメリットもたくさんありますよ。

 

まず、旅行の振り返りをするのに便利なこと。私と夫では趣味も価値観も大きく違いますが、数少ない共通の趣味は旅行です。ですので次にどこにいこうか?や、この間いった〇〇での××をまた食べたいという会話が頻繁にあります。そのときにこのノートが役に立ちます。要はコミュニケーションツールとしての役割にもなっているのですね。

ここ最近の旅行を振り返ってみて、寺社仏閣ばかりが続いているのであれば、それ以外で行きたいところを探してみたり、私の行きたいところばかりが続いているようであれば、夫の意見を優先したプランを考えてみたり…と、そういった活用もできます。前回香川県でうどん巡りをしたときの記録をみて、前回は〇〇方面に多く行ったから今回は××方面のうどん巡りを…なんてこともできます。香川県行きたい…。

ちなみに私の死ぬまでにしたいことリストのなかに47都道府県を制覇することがあります。我が家にはモノクロの日本地図があり、2人で行った場所には色を塗る…といったこともしています。全都道府県制覇できるといいな。

次に推し活の記録にもなる。例えば聖地巡礼であったり、推しのイベントに参加した際の記録にもこの旅行ノートは役に立ちます。ひきこもりの私にとって電車にのれば、それは例え一駅でも遠征であり旅なのです。こういうメニューを食べたとかだけでも記録すると楽しいもの。幸せをリピート再生できる=何度でも幸せに浸れる ということなのです。

また楽しい思い出だけ残せることも利点です。意識していることの1つにできるだけ楽しかった、よかったことを中心に記録し、嫌だったことは残さないようにしています。残念なことに行った人と相性が合わず険悪な空気になった、〇〇で変な人に絡まれ怖い思いをした…など、全部が全部いい思い出だけではありません。そういったものは、命にかかわるものは別として、頭の中で次回は気を付けようくらいに留めて忘れるようにしています。旅行なのだから仕事のようにPDCAを意識したりはしません。脳は何度も思い出すことでその思い出を重要と認識し、そうでないものは忘れていってしまうそうです。何度もノートを見返しては楽しい思い出だけを振り返る。そうすればいつの間にか、それだけが記憶に残っていく。そういう都合のいい存在でいいと私は思っています。

最後に帰宅した後も楽しみが続くということ。当然ながら旅行から帰ってきたら、自動的にノートが作成されていましたなんていうことはありません。自分で素材を用意して、貼り付けて、文章を書いて…としなければなりません。一見するととんでもなく面倒に思われるかもしれません。記録魔の私でも、取り掛かるまでは面倒に感じることも多々あります。しかし、やり始めてみればとても楽しいタスクなのです。写真などの素材を見ながら、何を書きたいかをイメージする…実際にノートの上に素材を並べてみて想像する…日光東照宮の三猿について記録するなら、そこでしった豆知識についても触れてみようかとか、ここは文章より絵でみせたいとか様々です。パズルのピースを埋めるように、1日であったことを見開き2ページに埋めていきます。綺麗におさまったときはとんでもない達成感に包まれます。

また旅行の同行者とお団子を食べたのってどこだったっけ?と確認したことから旅行話に花が咲くのも楽しいんです。こんな感じで、旅行にいって終わり、SNSでポンっと発信して終わりではなく、帰宅してからも旅の余韻に浸ることができるのです。

 

 

私にとって旅行は精神衛生上とても役に立ってくれている趣味の1つです。一人旅が好きだった私は一人で沖縄に飛行機でいくこともあれば、芦ノ湖周辺で道に迷って半周ひたすら歩いたこともあります。そういった経験は、私は何もできないという呪縛から自分を救ってくれるヒントになります。

そしてこのノートがあったからこそ2017年にいった旅行の記憶を今も楽しむことができています。もう6年以上前のこと、きっと記録がなければ私は行ったことや特に印象に残ったこと以外忘れてしまっているでしょう。行ったお店の名前や、出会った人々などいい思い出として存在し続けてくれているのは、紛れもなくノートのおかげなのです。

 

さすがにここまで描き込むのは面倒だと思いますが、アルバムなどで思い出残して保管してあげてほしいと思います。写真だけ残すのであれば一言思い出を添えてみたりするといいかもしれないですね。アナログ媒体が不便であればGoogle photoのアルバム機能を使うのもいいかもしれないでsy。いろいろな方法で思い出に浸っていただければ幸いです。