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シンプリストになりたいのです

おでかけ記録(金沢・新潟⑤ Shu*Kura お食事編)

11月に金沢・新潟を二泊三日で旅行してまいりました。前回は2日目、念願のお酒がコンセプトの列車Shu*Kuraに乗車するまでを綴りました。今回はお食事や、車窓の楽しみについて綴っていきたいと思います。

Shu*Kuraで新潟の食を満喫する

たった3両の列車Shu*Kura。1・3号車が座席のある車両、そして2号車がイベントスペースの車両です。2号車には「蔵守~Kuramori~」というサービスカウンターがあり、そこでは自酒やおつまみ、グッズなどの購入が可能です。

  • 吞み比べセット(おつまみ付き)

まず注文したのが、こちらの吞み比べセット。鮭のおつまみと、おちょこ3杯の吞み比べができます。今回のお酒は鶴齢・越後純米大吟醸・天神囃子の3種類のようです。

目の前でお酒をたくさんついでくださるので、テンションが上がります!

2号車でもお食事をするスペースがあるので、そちらでまずは1杯。流れゆく景色を眺めながらの日本酒たまりませんね!

…と言いつつ、私は普段お酒をほとんど飲みません。今回も酔わないように、味や雰囲気を楽しめるよう1~2口ずつくらいを頂きました。飲んだ感想としては、鶴齢<越後純米大吟醸<天神囃子と後味が強くなっていくイメージでしょうか。3杯とも雑味のないすっきりとした味わいでとても美味しかったです。

夫はちびちび飲みながら、おつまみをつまむのが楽しいようです。個人的にはこのおつまみの鮭がたまらなく美味しかったんです!お酒に合うように、塩味・甘みが少しはっきりとしたお味です。ちょっと食べては飲んで…が確かに楽しくなるのもわかりますね。

  • めぎすのフライ

お目当てはタレカツだったのですが、この日は置いていなかったようです。購入したのは日本海産のメギスのフライ。

メギスとは初めましてなので調べてみたところ、鮮度が落ちるのが早いため広く店頭に並ぶことは珍しいそうな。正式には「ニギス」という名前で、北陸地方では「メギス」と呼ばれているみたいです。(以下URLを参考) 

メギスとはどんな魚?旬の時期や食べ方をご紹介 | DELISH KITCHEN

お味はクセがなくとても食べやすい白身魚でした。フライにも合うし、煮付けにしてもおいしかろうなぁ…。右上の赤いフライはカニカマのフライでした。ショウガかウインナーかな?と思ったらカニカマでびっくり。どちらも美味しくいただくことができましたよ❀

  • 雪男サイダー

お酒があまり飲めない私は、ソフトドリンクをいただくことに

なんともパッケージが可愛い雪男サイダー。パッケージの愛らしさに惹かれていたところ、サービスカウンターのお姉さまとお兄様が商品について教えてくださりました。なんでも酒造りに用いる水でつくったサイダーなんだとか。吞み比べセットの1つである鶴齢(かくれい) 青木酒造さんでつくられているそうです。

サイダーというと喉にねっとりと甘みが広がる印象があると思いますが(それはそれで好き)、これは口に入れた瞬間はふわっと甘く、飲み込むともうサラっとしている感じ。スッキリとした味わいが、さすが水がいいサイダーだなといった感じです。美味しかったです❀

夫が追加購入していたオリジナル一合瓶。吞み比べセットの日本酒に比べると、濃いめの後味でした。こういうオリジナルメニューって、ついつい購入したくなりますよねぇ

鮭があまりに美味しかったのでおかわりを購入し、サイダー片手にちびちび旅情を楽しみます。いあぁあ快適でした❀

青海川駅

上越妙高駅を出発し、長岡駅を経由して新潟駅を向かうShu*Kura号。長岡までは日本海の近くを走るため、列車からも海を楽しむことが可能です。

今回は海側ではないお座席でしたが、幸いお隣が空席でした(椅子が故障していた模様)ので海を見ながらお酒を楽しむことができました。

そして辿り着いたのが青海川駅。幸い雨はいったん止んで曇り空。10分ほど停車するということで、下りてみることに。

ここは「日本一海に近い所にある駅」と呼ばれる駅です。どれくら近いのか…というと。

これくらい近いです。右側にぎりぎり線路が見えていると思いますが、数メートル先が海です。ホームから見ると、本当に目の前が海です。

↑の写真をよーーく見ると、崖上の建物右側の真下に草むらに隠れてわかりづらいですが、トンネルがあるのが見えます。昔は今よりも更に海側を線路が走っていたんですねぇ。それにしても凄い崖ですね。あの建物が気になります。

ホームのから日本海を見ると、本当に目の前…というか真下が海岸と海です。

撮影スポットも用意されています。酒樽を模した駅名標だそうで、青海川駅だけではなく、他の駅にもモニュメントがあるのでコンプリートしても楽しいかも?

青海川駅の駅舎とShu*Kura。反対のホームに移動して写真を撮影されている方もおられて愛されている車両なんだなぁとしみじみ。青海川駅以降は日本海側を少しずつ離れ、長岡を目指し内陸を走っていきます。夕陽が沈んでいく日本海もさぞ美しいのでしょうねぇ❀

よもやま話

ゆっくりと上越妙高駅から新潟駅にやってきたShu*Kura号。これくらいゆったりとした旅って、やっぱり良いなぁと思います。

20歳未満が乗車できないというわけではありませんが、やはり日本酒を楽しむ列車ということで乗車されている方は大人の方が大半です。私が乗車した車両では、誰かが五月蠅く騒ぎ立てることもなく、皆さんポツリポツリと会話を静かに楽しみながら鉄道旅を楽しんでおられるようでした。なんだか大人な旅って感じがしませんか?

結構、おひとりで乗車されている方も多くおられて旅を楽しんでいる姿が素敵だなぁって眺めておりましたよ。隣り合った知らない人同士で仲良くなられているのを見て、あぁ旅の醍醐味だな!と思ったり。

とても楽しい時間を過ごすことができました❀

次回は新潟駅に到着してからについて綴っていきたいと思います!今回はこの辺で❀