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シンプリストになりたいのです

シーリングワックス への憧れ

シーリングワックスってご存じですか?

溶かした蝋にスタンプを押して封緘している封筒を見たことがある方は多いのではないでしょうか。封筒の綴じ目に綺麗なスタンプがあるだけで、より一層おしゃれに見えますよね。

今回はそんなシーリングワックスについて綴っていきたいと思います。

シーリングワックス と 私

今から10年以上前、実家の母の影響でフェリシモという通販サイトを使用していたことがあります。今はどのような仕組みになっているのかは知りませんが、当時は商品を単品で購入する(そういう商品もあったかと思いますが)…というわけではなくて、コースに加入するんです。

たとえば「クマのぬいぐるみを作ろう」みたいなコースがあるとしたら、クマのデザインが6種類くらいあるんです。毎月、その6種類のうちのどれかが家に届く。何が届くかは、届いてからのお楽しみでした。

当時は買い物欲を方々にまき散らかしていたので、いくつかのコースを注文していました。結局作ることなく、お別れしたものが多かったですけれどね。どれもデザインが可愛らしくって、みているだけでも楽しかったものです。

今でも使用しているものもいくつかあって、数百色の色鉛筆は日常的に使っていますし、フェルトで作ったマグネット入りスイーツは冷蔵庫に張り付いています。

そんななか使ってはいないけれど、処分できなかったものがあります。ここ数年は部屋の装飾品となっていたものなのですけれど、それがシーリングワックス。

こちらが蝋

そしてこちらがスタンプ。まるでチェスの駒のようで可愛いく、飾っているだけで楽しい。

スタンプの柄はこんな感じ。うさぎ や小鳥、薔薇などがあります。

チャレンジしてみよう

正式にいつ購入したのか…すら覚えていませんが、ずっと使いかたが分からずに保管していたシーリングワックス。使いかたといっても、蝋を溶かして、スタンプをおすだけなのですけれど。購入した頃にチャレンジしてみたら、蝋を溶かすのが上手くいかなかったんですよね…で、そのまま装飾品となっていたわけですけれど。

この間、ふとノートをデコレーションしていたときのこと。ここにシーリングワックスのスタンプが可愛いだろうな というようなことがありました。そして我が家にはエンボスヒーター(簡単にいうと工作用のドライヤーみたいなもの)があることを思い出しました。エンボスヒーターなら、シーリングワックス…溶かせるんじゃね???と。

はい。できました。マスキングテープの上に垂らしたシーリングワックスには見事に、スタンプをおすことができました!

しばらくおいて、固まったところで外してみるとこんな感じです。よく見るやつ~!と1人狂喜乱舞。読書中の夫を何度も呼び出し、スタンプの実況中継をするくらいには歓喜いたしましたよ。だって10年以上使えていなかったものが、やっと使えたんですもの!!!

無事、デコレーションのパーツとして活躍してくれています。マスキングテープの上に作ることで、取り外しが可能です。外してから両面テープやボンドなどで、本来つけたかったところに貼り付ければ安心です。慣れるまでは失敗することもあると思うので、こうやって作っていこうと思います❀

折角使えるようになったのであれば、あちらこちらに使いたい。手紙を出したい…という欲求が高まっています。

ウサギのスタンプも可愛い。

TikTokなどを見ていると、ときたまシーリングワックスの動画が流れてきます。最近のシーリングワックスは粒状のワックスなのですね。1色ではなく複数のカラーを混ぜたり、グルーガンを用いて透明のスタンプを作ったり、いろいろな方法で作られているのを見ると楽しくなります。

私の場合は、写真↑のような古典的なデザインが好きなので、このままですけれど。プレゼントの紐をとめたり、手紙やデコレーション以外でも使ってみたいなぁと思っています。

よもやま話

2024年10月1日から郵便料金が変更され、今までより少し値上がりしましたね。

大学図書館に勤めていたときのこと。私はILLという業務を担当していました。ILLとは簡単にいうと、依頼者(大学の生徒さんや先生方)がみたい論文や図書が自校にない場合、他大学にお願いして借してもらったり、コピーしたものを送ってもらったりするというサービスです。送ってもらうこともあれば、こちらも送ることがある。相互に協力しましょうねっていうサービスなんですね。

そこで重要になってくるのが郵便料金。依頼を受けて相手校に送るとき、できるだけ早く、安い方法で発送してあげたいわけです。領収書の紙の不要な部分を切り落として、1gでも軽くしたり、図書を送るときは出来るだけ軽い箱を選んだり…。今は専業主婦で、郵便を送ったりすることの皆無な私ですが、なんとなく今でも郵便料金は気にしてしまいます。

文通になんとなく憧れがあって、今も文通をされている方の話を聞くと、風流だと感じます。待つ楽しみ、不便が故の楽しみ、みたいな。スマホが1台あれば、メールも電話もできる。ラインでは無料でリアルタイムに会話ができるし、ビデオ電話もできる。そんな世の中で、あえてアナログにするのがいいですよね。

郵便はこれからどんどん衰退していってしまう…なんて言われていますけれど、手紙を送りあう文化は衰退しないで残っていってほしいものです。