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シンプリストになりたいのです

大河 新選組!を見る④

大河新選組を見よう!ということで。前回までで、全49話あるうちの1~35話までについて綴ってまいりました。

新撰組は試衛館からの仲間であった山南さんが脱走し、切腹することに。またこれまで壬生村にある八木邸を屯所にしていましたが、人数が増えたことで手狭になり、西本願寺に屯所を移すことになりました。

今回は36話~最終話について綴っていきたいと思います。

36.対決見廻組!

市中警護の際に、新選組京都見廻組との間で諍いが起こり「長州の天狗」と呼ばれる不逞浪士を取り逃がしてしまします。そのことで、近藤は京都見廻組佐々木只三郎とで話し合いをすることになりました。警護をする範囲を新選組京都見廻組で明確に分けることが議題に上がりますが、佐々木は京都見廻組が主要な場所を見廻ると一歩も引きません。

そんなある夜、祇園界隈で火事が発生してしまします。建物が密集した京都の町に火の手は一気に広がります。消火活動の際にも、新選組京都見廻組で主導権争いが勃発しますが、そこは近藤の見事な采配と新選組の機動力で京の都を守るのでした。そして佐々木も、近藤のことを認めるようになるのでした。

一方、坂本龍馬と薩摩の西郷隆盛の仲は随分と深まっているようでした。

西郷「坂本どん、そろそろ手の内を明かしてくれもはんか?」

坂本「薩摩が今、一番欲しいもんは米じゃろう?その米を長州から手に入れるがよ」

西郷「ばかじゃなぁ」

坂本「ばかとはなんぜよ」

西郷「そもそもは長州攻めのための兵糧ごわす。それを長州が薩摩に?そげなこつはありえん」

坂本「それができるがが、ビジネスぜよ!どうじゃ乗らんかい?」

西郷「おはんは、まだ、話の半分もしちょらん。互いに利益があってこそのビジネスではごあはんか?」

坂本「なんぜよ、なんぜよ。ちゃんと意味わかっちゅうじゃいかえ。喰えん男やにゃぁ」

西郷「薩摩は何をすっと?」

坂本「長州がくれそうもないもんを長州からもらうがじゃき、長州が欲しゅうて薩摩がやりそうもないもんを薩摩からやればええがじゃ」

西郷「武器…」

坂本「どうぜよ。面白いじゃろ」

西郷「突拍子もなさすぎる。夢をみすぎじゃ」

坂本「突拍子もないから、ええがぜよ。薩摩も長州も、このビジネスで手を結んだら新しい道がつかめるき。薩摩も最後には得するぜよ。わしがちゃんと仲を取り持っちゃるき」

八月十八日の政変では薩摩は長州を討つために戦いました。しかし、それでは相手藩が次々と変わるだけで、同じことの繰り返しです。それではいけないと考えた坂本は、あえて敵対している薩摩と長州が手を組むように持ち掛けたのです。

坂本「どのみち日本は大火事になるき。どうせ火の粉をかぶるがやったら、家事のど真ん中で思いっきり火の粉かぶってみたいき」

37.薩長同盟締結!

新選組の隊士である松原忠治(四番隊組長)は、ある長州藩士との斬りあいの末勝利しました。長州藩士は死に際に、自分の妻・お初に渡してほしいとあるものを松原に託し、息絶えるのでした。託されたものとは、彼が死の直前に桂小五郎からもらった結婚祝いだったのです。

松原は託されたものをお初に届けることにし、彼女を探しだしました。そこで、長州藩士の男とお初はまだ結婚したばかりであったことや、彼女の境遇に同情し、それから松原はことあるごとに彼女の元に通うようになっていたのでした。最初こそお初も、二度と顔を見たくないと言っていましたが、少しずつ軟化し、お礼に食事をごちそうさせてほしいと申し出るのでした。

松原の最近の様子を案じた斎藤は、これ以上深入りしないように松原に忠告します。しかし、松原はお初の自宅を訪れ、そしてそこで、胸を刺されてしまうのでした。お初は自身の夫を殺された恨みを失っていなかったのです。

そこに様子を見に斎藤がやってきました。斎藤は、もう助からない松原に介錯し、そしてその敵であるお初を斬り捨てるのでした。

一方、新選組の屯所には医者である松本良純が、隊士たちの健康状態を確認しに来ていました。そこで、やはり沖田は労咳であり、次に吐血すれば先は長くないことを近藤に忠告します。そして、長州攻めを考え直すように諭します。

松本「いよいよ長州攻めが始まる。あなたも行かれるんですか?」

近藤「そこにはできれば加わりたいと思っています」

松本「おやめなさい」

近藤「先生…」

松本「よからぬ企みがありそうだというだけで、何の証もないまま一国を攻め滅ぼそうとしている。こんなことがあっていいのですか?よその藩が、次は自分だと疑心暗鬼を生ずるだけだ。病人と同じ、1つ無理をすれば、必ず対の無理を引き起こすことになる」

更に問題は重なります。西本願寺の侍臣である西村兼文から、僧侶たちからクレームが来ていることを聞かされます。

西村「はっきり申し上げて、ここの僧侶たちはみなさんのことをあまり良うは思うてません。もともと京の人間は、よそもんを受け付けんとこがあります。ましてや長州とは上手くやっていたこともあり、それを追い出した新選組を良う思わんのもしょうがないこと」

そして新選組が手をこまねいている間に、薩摩と長州は坂本龍馬の仲介によって、みごと薩長同盟を成立させたのでした。

近藤「時代はわけのわからないところへ進もうとしている。いったい誰が敵で、誰が味方なのか。だからこそ、俺達は今まで以上に1つにならなければならない。そのために大事なのは、鉄の結束と人を思う心だ。これから何が起ころうと、どんなことがあろうと…」

38.ある隊士の切腹

薩長同盟を結んだことで、坂本龍馬は幕府から危険人物であると認識され命を狙われるようになりました。伏見奉行所のお捕り方にも襲撃されますが、なんとかおりょうの機転で難を逃れるのでした。

しばらく近藤が、新選組の屯所を離れることになった際に事件が起きました。隊の公金が不足していることが発覚したのです。勘定方の河合耆三郎は実家に依頼すれば、金を工面することができると言います。そこで土方は、10日の猶予を与え、それ以内に金を工面することができなければ、切腹するように言い渡すのでした。

最初、河合は失われた公金の行方を話しませんでした。しかし、数日たっても実家から金の工面がないことで、何があったのかを語り始めます。河合は数日前に、武田観柳斎から、どうしても欲しい本があるため金を貸してほしい頼まれていたのです。もちろん、河合も断りましたが、どうしても、どうしてもと武田が言うため、渋々公金から工面したというのです。

しかし武田は、知らぬ存ぜぬ。金を返すこともせず、期日の10日は迫っています。

土方「金を守るのが勘定方の役目だ。それを怠った罪は死に値する。しかし、いいか武田君。己の身を守るために嘘をつき、長年の仲間を売るようなやつがいたら、俺はそいつを許さねぇ」

土方も河合が言っていることが真実であり、武田が嘘を嘘をついているのだ気がついています。しかし、証拠がありません。他の隊士たちからも、河合の切腹を取りやめるように申し出がありますが、土方はそれを受け入れるわけにはいかないのです。

土方「それにしても河合も、ほとほと運のない男だ。近藤さんがいれば救ってくれたはずなのに」

斎藤「だったら救ってやればいい。近藤さんにできること、なぜあんたができない」

土方「それは俺の役目じゃねぇ」

永倉「河合の切腹は俺が許さん。やつは優れた勘定方だ。新選組のためにも、今は死なせてはいかん。土方さん」

土方「山南がなぜ死んだと思っている。ここで河合を救えば、山南の死が無駄になんのが、わかんねぇのかよ。山南を死なせたってことは、一切の例外を認めないってことなんだよ」

期日の10日目。結局河合が実家に依頼した埋め合わせの金が届くことはありませんでした。隊士たちの見守るなか、河合は腹を斬りました。そして、それから少しして、飛脚は屯所にやってきたのでした。

39.将軍、死す

谷三兄弟の長男である谷三十郎が、脱走を企て、斎藤によって斬殺されます。時を同じくして、監察の浅野薫も脱走することを決意します。その際、谷三兄弟の末弟であり近藤の養子であった谷周平を無理矢理巻き込み、脱走しようと企てるのでした。周平は当然、脱走することを拒絶しますが、浅野の口車に乗せられ、もう屯所に戻ることはできません。そうこうしているうちに、沖田や斎藤、井上、藤堂達に見つかってしまいます。

斎藤は逃げた浅野を追い詰めます。しかし、斎藤は彼を殺したふりをして、浅野を逃がすのでした。一方、周平は事の次第を井上や沖田に説明します。

沖田「隙があるから、つけいられるんだ」

周平「すみません」

沖田「お前がいつまでもだめだから、皆に迷惑をかけているんだ。なぜもっと頑張ろうとしない。なぜもっと全力を尽くさない!」

周平「やってます」

沖田「やってたら、とっくに腕があがっているだろう」

周平「私には…」

沖田「なんだ」

周平「私には無理なんです」

沖田「甘えるな!お前は近藤家の跡取りだろう!なぜもっとぶつかっていかない!なぜ精一杯、生きようとしない!」

藤堂「沖田さん!みんながみな、あなたみたいな人じゃないです。いくら頑張っても上達しない人だっているんだ」

井上「ほれ、しっかりしろ」

周平「私はだめな男です。何をやっても」

井上「そう決めつけるな、まだ始まったばかりじゃないか。まだ」

そこへ一連の騒動を聞きつけた近藤がやってきます。脱走した隊士は切腹せねばなりません。それは、例え局長である近藤家の跡取り息子でも同じことです。しかしそこで井上は周平を助けるために、跡取り息子である周平は今、ここで死に、ここにいるのはただの谷周平であると近藤にいいます。もちろんそれで解決させるわけにはいきませんが、井上の尽力により、周平は養子縁組を解消されはしたものの、命は助かるのでした。そしてまた一から出直すように近藤は周平に言葉をかけるのでした。

しかし沖田にはいくつか納得がいっていかないことがあるようでした。

沖田「なぜ、浅野を逃がしたんですか?」

斎藤「浅野は死んだ」

沖田「いいえ。今夜のあなたには殺気がない」

沖田は斎藤が浅野を逃がしたことに気がついているようでした。

一方、目出度いニュースもありました。原田左之助が、かねてより好意を寄せていた まさ と夫婦になったのです。既にまさの両親への挨拶も済ませ、祝言も済ませていたようでした。しかし、試衛館以来の仲間は祝杯をあげようと、久々に集まることになりました。永倉と土方の仲はここ最近不穏な様子でしたが、これをきっかけに少し解消したようでした。

ある日、近藤は松平容保公に呼び出されます。なんと、将軍が大阪城にて逝去したと知らされるのでした。

40.平助の旅立ち

1867年1月、孝明天皇崩御された。また、近藤の愛人であるお幸も病状が良くなることはなく、近藤に看取られながらこの世を去りました。

新選組内部にも動きがあり、伊東甲子太郎が分裂するタイミングを見計らっているようでした。

伊東「新選組を離れる。尊王とは言っても、新選組はあまりに幕府に寄りすぎている。私が望むのは、あくまでも朝廷を中心とした新しい世である。新選組を離れ、これよりは尊王に身を捧げたいと考えている」

新選組を離れるにあたって、伊東はこっそりと斎藤、永倉を呼び出し、自分達と一緒に新選組を脱退しないかと持ち掛けます。斎藤と永倉は、その話し合いが近藤や土方の許可を得ていると聞いていましたが、それは真っ赤なウソでした。斎藤と永倉の2人が、新選組に戻ることができないようにするために、伊東は2人を騙すような形で呼び出していたのです。永倉はそういったやり方に納得がいかず、伊東達についていくことはありませんでした。

このことから、近藤や土方たちにも、伊東が新選組を抜けようと目論んでいることが明るみになります。そこで伊東は「長州の動きを探るために新選組と袂を分かったふりをし、間者となって長州を探るため」と近藤達に嘘の言いわけをします。近藤もそれが嘘であることに気がついていましたが、仲間内で無駄な血を流さないで済むように、あえてその嘘を鵜呑みにしたのでした。

しかし、土方がそう簡単に納得するはずがありません。

土方「伊東達に加わってもらいたい。あいつらは御陵衛士を名目に、薩長と手を組み、幕府に盾突く気でいる。俺はいずれ伊東を斬るつもりだ。御陵衛士を壊滅させる。そのときのために、常に伊東と共にし、向こうの様子を逐一俺に伝えてほしいんだ」

斎藤「承知」

土方「そして、その日が来たら平助のそばから離れず、あいつを助けてやってほしい。あいつだけは死なせたくないんだ」

土方の命により、斎藤は伊東派についていくことになりました。そして、試衛館の頃から共にしている藤堂も、伊東が分派するのであればついていかざるを得ません。

藤堂「伊東先生が出ていくと仰るなら、ついていくしかありません」

沖田「本当は行きたくないみたいな、口ぶりだな」

藤堂「沖田さんには、本心を言います。できれば私は、新選組に残りたい」

しかし、もともと藤堂は伊東の下にいて、伊東が新選組に入ったのは藤堂の紹介によるもの。藤堂にも責任があります。自分のわがままで、どうこうできる話ではないのでした。沖田は渋る藤堂の背中を押してやります。

藤堂「いつだって沖田さんは、私の先にいる。かなわないです。私は沖田さんが羨ましい」

沖田「羨ましいのはこっちだよ」

藤堂「私のどこが…」

沖田「はなむけに1つ教えておく。私はそう、長く生きられない。労咳なんだって」

藤堂「うそだ…」

沖田「嘘みたいな話だろう」

藤堂「みなさんはご存じなんですか?」

沖田「土方さんは知ってる。近藤さんもうすうす気づいているみたいだ。自分の口から言ったのは、平助が初めてだ。今年の桜は見られても、来年の桜はわからない。もう二度と姉さんや多摩の人たちには会えないかもしれない。私はお前が羨ましい。お前の元気な姿が羨ましい。来年のお前が羨ましい。再来年のお前が…。だからさ、私のことをかなわないとかそういうふうに言わないように」

藤堂「はい…」

沖田「ひょっとしたらいつか剣を交えることになるかもしれないな」

藤堂「沖田さんとやりあったら、一太刀でやられてしまいます」

沖田「たぶんね」

藤堂「今はね。でも見ていてください。もっと強くなってみせますから」

沖田「無理するな…」

藤堂「せめて相打ちに」

そして、伊東派は新選組の屯所を離れることになりました。井上は、藤堂への餞別に新選組の羽織を手渡します。そして、これからも新選組の8番組長は藤堂であるといって、背中を押すのでした。

41.観柳斎、転落

新選組の面々が幕府の直参として、新しく召し抱えられることになりました。

近藤「なぁ歳、これからは将軍様からお預かりしている隊士の命を将軍様のために生かしていこう。法度も大事だ。しかし命を奪うのは、もういい。今ならきっと、山南さんも同意してくれると思う」

ただ、それぞれの位について、いくつか問題がありました。武田観柳斎がその他の隊士よりも高い位についていたのです。河合のこともあったため、隊士たちの不満は募ります。

そんな中、これらのことに不満を持つ隊士4人が、武田にそそのかれて新選組を抜けだし、御陵衛に出奔しました。しかし、あらかじめ新選組御陵衛士は、お互いの隊から抜け出した隊士を受け入れないと約束していたため、伊東は彼ら4人を受け入れることができません。そこで彼らは会津藩に直訴しますが、自分たちには切腹するしか道が残されていないことを悟り、自ら腹を切るのでした。

一連の騒動の原因が武田にあることで、武田への不満は爆発寸前です。身の危険を感じた武田は、新選組を抜け出します。しかし方々渡り歩きますが、誰も武田を拾ってはくれません。更に、新選組の内部機密を盗んでくるのであれば、受け入れようなどと言われる始末です。

その後、零落した武田は沖田たちに発見され、新選組へと連れ戻されます。近藤は一連のことを許しますが、それはこれまでのように軍師として扱うのではなく一平隊士としてやり直すことが条件でした。プライドの高い武田には、それはとても辛いことです。武田は心を入れ替え、一からやり直すことを心に決めるのでした。

しかしその夜、武田に対して遺恨を抱く新選組隊士によって、彼は斬殺されてしまうのでした。

相変わらず新選組が内部抗争を繰り広げている間、坂本龍馬には新たな考えがありました。

坂本「徳川の世から新しい世へ、時代を動かす方法があるじゃき。戦ぬきでにゃ」

薩摩藩士「そげなことができっとごわすか」

坂本「徳川慶喜に政権を返上させるきに」

西郷「返上?」

坂本「つまり、幕府の政をこれでしまいにするがじゃ」

42.龍馬暗殺

坂本龍馬の献策が元となり、徳川将軍家大政奉還を行うことになりました。先手を打たれた岩倉具視は、坂本龍馬に対して不快感を表します。出る杭は打たれるのです。岩倉は、目障りな坂本を排除しようと西郷らに命じるのでした。

岩倉「あの男(坂本)もそろそろなんとかした方が、ええんとちゃうか?余計なことばっかしよって」

西郷「なんとかしもうそう。徳川をつぶし、おいどんたちが次の時代の頭になるためには、あの男にいてもらっては困る。なんとかしもうそう」

一方、近藤は幕府要人の永井尚志から、坂本龍馬を守るように命じられます。今や幕府にとって坂本龍馬は必要不可欠な存在だったのです。近藤は、原田・永倉に事情を説明し、坂本龍馬を守るように指示しました。

しかし、薩摩藩士たちの方が一足早く、坂本龍馬に対して恨みを持っている京都見廻組の佐々木に坂本龍馬たちの居場所を流します。情報を得た佐々木達は龍馬暗殺へと繰り出すのでした。

その頃、坂本は伊東たち御陵衛士と共にいました。伊東は斎藤を坂本の護衛のために残します。そこで坂本は斎藤が岡田以蔵に似ていると中岡と盛り上がるのでした。

坂本「新選組におった斎藤一と言うたら名だたる人斬りじゃきに。今までいったい何人殺したぜよ?」

斎藤「いちいち数えてない」

坂本「おまんによく似た男を知っちゅう。以蔵に似てないかや?」

中岡「たしかに…どことのう、似てちゅう」

斎藤「いぞう?」

坂本「聞いたことあるろう?土佐の人斬り岡田以蔵じゃき。わしはそいつをずっと見てきたき。ほんで、人斬りのことはだいたいわかる。はじめの2~3人は夢中で斬る、それからだんだんとなんとも思わんようになる。それが過ぎると、斬ったやつらの思いが心の中に澱のように溜まって、斬るのがだんだん怖なってくる。おんしは今、どのへんぜよ?」

斎藤「教える義理はない」

坂本「それもそうぜよ」

斎藤「…その先はどうなる?」

坂本「先は以蔵も知らん。首斬られて死んでしもうたき」

そうした話をして、坂本は斎藤に帰るように促すのでした。斎藤が立ち去った後、坂本と中岡は2人で酒を酌み交わしていました。そこへ京都見廻組が不意打ちでやってきます。坂本と中岡は共に斬られ、坂本は命を落としてしまうのでした。

新選組の原田・永倉がやってきたときには時すでに遅し。2人は斬られた後でした。しかしその原田の言葉を、今わの際に耳にしていたのです。中岡は死に際にその言葉を仲間に伝え、坂本の後を追うように命を落としてしまいます。そして坂本龍馬暗殺は新選組の原田が犯人なのではないかと、噂になってしまうのでした。

43.決戦、油小路

新選組と袂を分かった伊東ですが、周囲からは元新選組ということでなかなか相手にされません。どれだけ良い考えがあっても、聞いてさえもらえないことにストレスはたまる一方です。そこで伊東は近藤を暗殺して名を上げ、更に自分達はもう新選組とは無関係であることを証明しようと企てます。

伊東が近藤を暗殺しようと企てていることに気がついた斎藤は、藤堂とともに御陵衛士を抜け出すように言いますが、藤堂は首を縦に振りません。更に、斎藤が新選組からの間者であることを知ってしまった以上、新選組に戻らせるわけにもいかず、藤堂は斎藤に刀を抜くのでした。しかし斎藤に藤堂がかなうはずもなく、藤堂は気絶させられ倉庫へと押しやられてしましました。その隙に斎藤は、新選組の元へ戻り、伊東が近藤暗殺を企てていることを伝えるのでした。

それに対して近藤は、伊東と腹を割って話し合う事にしました。近藤の家に2人だけで。もしどちらかが小刀を隠し持っていれば、命の危険がある状況です。それに対して近藤は丸腰で伊東と対峙します。伊東は隠し持っていた小刀で近藤を暗殺しようと考えていましたが、近藤と会話することで、二人は和解することができたのした。

しかし、その帰り道のこと。新選組の隊士である大石鍬次郎らによって、伊東は暗殺されてしまいます。土方は、これを機に御陵衛士と決着をつけることを決心し、わざと伊東の遺体を油小路通に放置します。そして御陵衛士の面々は、それが罠だとわかっていながら、伊東の遺体を回収するべくやってきました。当然、その中には藤堂の姿もあります。

そして、新選組御陵衛士は斬りあいになってしまします。永倉や原田は、藤堂を逃がそうとしますが、藤堂はそれを受け入れません。御陵衛士として最後まで戦うと決めたようです。そして事情を知らない新選組隊士に斬られた藤堂は、近藤の腕の中で息を引き取るのでした。

44.局長襲撃

徳川慶喜は、大政奉還してもすぐに政ができないと困った朝廷側が泣きついてくるだろうと踏んでいましたが、その予想は大きくはずれることになりました。そして王政復古の大号令が出され、結局、慶喜大阪城に退却することになります。

沖田の病状は悪化するばかりで、屯所とは別のところで静養することになります。お幸の妹であるお考が見つかり、することのない彼女が沖田の看病をすることになりました。土方や近藤などが沖田の見舞いに訪れる中に、斎藤の姿もありました。

沖田「斎藤さんはなんで見舞い見舞いに来てくれるんですか?…あ、いえ、あの…嬉しいんですよ。嬉しいんですけど、なんていうか…斎藤さんらしくないから」

斎藤「また来る」

沖田「私は斎藤さんのようになりたかった。ずっと思ってました。私は斎藤さんを尊敬しています。決しておごらず、無駄口は叩かず、仕事はきっちりこなす。私はあなたのような剣士になりたかった」

斎藤「やめとけよ。俺のようにはなるな。だから俺は、お前を気にかけている」

そんなある日、御陵衛士の残党が沖田のいる屋敷に踏み込まんできました。斎藤の助言から逃げ道を確保していたお考の機転によって、2人は事なきを得るのでした。

一方、新選組は伏見に布陣することになります。しかし、相変わらず新選組は除け者にされ、罵詈雑言を浴びせられるばかりでした。やってきた新選組水戸藩家老の大場は、邪見にするばかりです。

近藤「我らは常に先陣にたち、徳川様のために命を張ってきた。確かに何人の浪士を斬ったかしれない。しかしその分、我らの仲間も死んだ。我が隊の規律を守るために、自ら手をかけたこともあった。それもこれもご厚誼のため。お分かりか、あなたはそうやって死んでいったすべての者たちを、今、愚弄した!ならば伺おう。我らが命がけで闘ったこの5年間、御手前方はいったい何をした。ご厚誼のために、一度でも命を懸けたことがおありか!」

近藤は、そう言って大場を黙らせるのでした。

近藤「これより我らは伏見に向かう。薩長がもし、徳川に義のない戦をしかけてきたときには、伏見にて我らが薩長軍を返り討ちにし、上様のご意向をお守りするのだ」

土方「これは新選組結成以来、最も大きなお役目である。ゆめゆめ油断せず、磨いてきた腕を存分に振るってもらいたい!」

そして新選組隊士たちは、伏見へと向かいます。しかし、そんな中、御陵衛士の残党が近藤暗殺を企てていました。隊士たちとは別行動をして、護衛も少ししかつけていない状態で、近藤は鉄砲で狙撃されてしまうのでした。

45.源さん、死す

狙撃された近藤は肩を負傷してしまいます。治療のため、新選組のことは土方に託し、療養中の沖田とともに大阪城に入ります。そこでは松本良純が近藤と沖田を診てくれました。

沖田が休む一室は何十畳と広く、片隅で一人で休むのは落ち着かないと松本にいいます。しかしそれは一時のことでした。鳥羽伏見で戦が始まると、その部屋は怪我人でいっぱいになってしまうのでした。

新選組も戦いに加わりますが、あろうことか敵は錦の御旗を立てているのです。それに刀を向けるということは、天皇に背くこと。それは賊軍になることを意味します。最早新選組は賊軍であり、薩長が官軍であるということです。さらに薩長軍の近代兵器を前に、新選組を含めた旧幕府軍は手も足も出ません。

土方「源さん。この戦、俺たちの負けだ」

井上「何を弱気に…」

土方「もう刀の時代はおわったのかもしれねぇな」

井上「寂しいこと言わんでください」

それでもなんとか、薩長軍に立ち向かおうとしますが、結局旧幕府軍は総崩れになってしまいます。そんななか、谷周平が逃げ遅れてしまい、薩長軍によって銃撃されそうになってしまいます。井上は逃げ遅れた周平を守るため、自ら盾となり被弾し、命を落としてしまうのでした。命を落とした井上は、最後に近藤の前に表れます。近藤は井上の霊であることに気がつき、最後の言葉を交わします。一緒に江戸に帰ることはできませんでしたが、井上は最後まで、近藤の身を案じていたのでした。

一方。徳川慶喜は逆賊になることを恐れ、松平容保公らを連れて江戸に逃げ戻ることを決めます。まだ多くの旧幕府軍が鳥羽伏見で闘う中、彼らはひっそりと大阪城を抜け出します。松平容保公も反対することはできず、渋々慶喜についていくしかなかったのでした。

46.東へ

大阪城に負傷した多くの人々が運び込まれるなかに、京都見廻組の佐々木の姿もありました。佐々木もなんとか薩長軍に一矢報いようと戦いましたが、為すすべなく被弾してしまったのでした。駆け付けた近藤に後事を託すと、佐々木は息を引き取ります。彼は最期の最期まで、幕府のことを思い、尽くしていたのでした。

しかし既に徳川慶喜たちが、大阪城を見捨て、江戸に逃げ戻ったことを知ります。

近藤「いったいなぜ、家来を置いて上様は江戸に先に帰られたのですか!」

慶喜旧幕府軍の指揮を上げれば、まだ可能性があったというのに。

一方、土方は斎藤、山崎を連れて新選組の屯所に戻っていました。屯所残してきた機密情報を処分するためです。しかし、逃げかえる最中に山崎は顔を斬られてしましいます。顔を斬られてしまっては、人に顔を覚えられやすくなり、もう監察ができなくなると嘆く山崎を、なんとか土方が慰めるのでした。

後日、近藤と新選組の面々は無事合流することができました。彼らは、徳川慶喜を追い、自分たちも船で江戸へ引き上げることにしました。そんな彼らの姿に、京の街の人々はヤジを飛ばすばかりです。しかしそんな中、以前お世話になった八木邸の長女 ひで が男装して表れ、新選組を大きな声で激励し、見送るのでした。

土方「俺は今度の戦で思い知った。もう刀と槍の時代は終わりだ。これからの戦は、鉄砲と大砲だ。刀を振り回す武士は、もういらねぇってことだよ」

近藤「そんな世の中がくるのか」

土方「俺達も考え直さないといけねぇぜ」

船で江戸へと戻る最中、これから自分たちがどうすればいいのかを模索します。そして新しい時代にどのように適応していくのかに、思いを巡らせるのでした。

しかしそんな中、山崎は島田たちに囲まれ、ひっそりと生きを引き取ったのでした。

47.再会

江戸に戻ってきた新選組。だからと言ってできることは何もありません。

江戸を戦火にさらしたくないと考える勝海舟は、主戦派に祭り上げられそうな新選組の名を甲陽鎮撫隊と改めさせ、甲府への出陣を命じます。甲府の城を守ることができれば、近藤の好きにして良いと言いますが、それは体のいい厄介払いでした。

勝「今更甲府が何だってんだよ」

山岡鉄舟「しかし…」

勝「近藤が乗り込んだところで、敵には勢いってもんがあらぁ。勝てる見込みは1つもねぇよ」

山岡「では勝先生は、近藤に死に場所を与えたのですか?」

勝「おめえみてえなはよ、メリケンではさ、ロマンチストってんだよ」

山岡「ロマンチ…?」

甲府に行っても勝てないことは近藤にもわかっていました。自分が厄介払いをされたことも。そして、それは死んで来いという意味であることも。

勝「あんなに悲しい目 した男、俺ははじめてみたぜ」

甲陽鎮撫隊(新選組)は江戸を離れ、甲府を目指します。進軍の途中、久々に多摩に立ち寄った近藤たちは歓迎され、束の間羽を伸ばすことができました。しかし、その間にも敵が進軍してきていることを懸念する隊士もいました。そしてその不安は的中し、勝沼に進軍しても時すでに遅く、散々な結果でした。そんな中、近藤は永倉たちと意見が対立してしまいます。

永倉「あなたと土方は規則で我らを縛り付けた。新選組という名を捨てた今も、まだ同じようなことを繰り返すのか」

近藤「わかってくれ。あの頃とはもう違うところに我々はいるのだ」

永倉「いや、違わない。変わったのは、あんたの心だ。ここまでのようだな。私は山南さんに新選組を託された。しかし、その新選組はもはやない。私はここで失礼する」

近藤「永倉くん!」

そして永倉は近藤と袂を分かつのでした。また原田や他の隊士数名も、永倉の後を追って、近藤から去っていきました。近藤もそれを止めません。

斎藤「永倉さんは間違えている。新選組は終わっちゃいない。この旗がある限り。新選組は終わらない。この旗が俺を拾ってくれた。だから俺は一生かけてこの旗を守る!たとえ一人になっても。局長!俺がいる限り、新選組は終わらない!」

近藤「斎藤君…!」

皆が意気消沈するなか、斎藤は一人 新選組 を諦めていませんでした。そんな姿に近藤は改めて背中を押されるのでした。

48.流山

甲府から敗北し、江戸に戻った近藤達。しかし、勝海舟から江戸近辺より立ち去るように命じられます。そのため、新選組は下総の流山に移動することになりました。一人、また一人と療養中の沖田の元へ隊士たちが訪れます。それは直接的ではないものの、別れの挨拶だったのです。

お考「ほんまにまた、徳川様の世がくるんやろか?」

沖田「くるわけなんかないじゃないか。そんなこと、あの人だって分かってるんだ」

見舞いにくる人の中には、やはり斎藤の姿がありました。

斎藤「いつごろ死ぬんだ?」

沖田「夏の終わりぐらいかな」

斎藤「お前はいいな」

沖田「何がですか?」

斎藤「お前は戦に出たことがないからわからないだろうが、もう刀の時代じゃないんだ」

沖田「土方さんも言ってました」

斎藤「人を斬るしか能のないやつは、これからどうやって生きていく。今は薩長相手に戦っていればいい。だが、もし生き延びて…」

沖田「近頃思うんです。この200年、ずっと戦がなくて、いよいよ世の中が不穏になってきたら刀の時代は終わっちゃった。そのほんの短い間に私はこの世に生まれて近藤さんたちと出会って、京で新選組として働けた。なんて自分は運が良いんだろうって」

斎藤「それを言うなら俺はもっとついてる。もしも近藤さんに出会わず、薩長の側についていたら、京のまちでお前と戦っていたかもしれない。俺は間違いなく負けていたよ」

そして斎藤は、また来ると言葉を残して沖田の元を去っていくのでした。

流山で駐屯する近藤は名前を変えていましたが、新政府軍に怪しまれ目を付けられてしまいます。そして薩摩の有馬藤太が派遣され、隊の内情を検分しにやってきました。なんとかその場をごまかせたと思うのも束の間、薩摩側に御陵衛士の残党が紛れ込んでいたのです。新選組近藤勇であることがばれそうになり、有馬は近藤に出頭し話を聞かせてほしいた話します。もちろん行けば近藤が殺されてしまうのは目に見えています。土方はなんとしても止めようとします。

土方「あんた、なんにもわかっちゃいない。あんたが死んで俺たちが生き残ってそれでどうなる。俺たちは近藤勇についてきたんだよ。残った俺たちのため、死んでいったあいつらのためにも近藤勇には生きてもらわねぇとならねぇんだよ。お前たちもそうだろう?」

隊士たち「はい!」

土方「みんな局長に死なれたら、この先どうしていいかわからねぇってよ」

近藤「俺はどうすればいいんだ」

土方「こうなったら手は一つだ。死ぬ気で嘘をつきとおせ。大久保大和(近藤の新しい名前)としてやつらの本陣にいき、大久保大和として帰ってくるんだ。生きろ。どんな手を使っても」

そして近藤は大久保大和として敵の本陣へと出頭します。しかし、近藤の目の前には御陵衛士の加納鷲雄が現れます。加納は自分が近藤であると発言すれば、斬首されることを分かっています。そのため、どう返答すればいいのか悩んでいるようです。その思いを汲んだ近藤は自ら、お久しぶりですねと加納に声をかけるのでした。

49.愛しき友よ

新政府軍に捕らえられた近藤は板橋で斬首されることが決まりました。そしてその首は京のまちでさらし首になるというのです。残された土方は、斎藤たちを会津に向かわせ、自分は江戸にいる勝海舟に近藤の助命嘆願をしますが拒まれてしまいます。

勝「近藤を助けになんか行くんじゃねぇぞ。言っとくけど、近藤の死は無駄死になんかじゃねぇんだ。やつは薩摩と長州と土佐の恨みを一身に受けようとしてるんだ。徳川に対する憎しみの一切を一人で受け止めようとしてるんだ。近藤が死ぬことで、大勢の命が助かる。そんなことは、新選組近藤勇の他に誰ができるんだ。本望じゃねぇのかい?土方、どうせ死ぬ気でいるんなら、俺の頼み聞いてくれねぇか?北へ行ってくれねぇか」

逆に蝦夷に渡り幕臣の意地を貫いてくれと頼まれるのでした。

勝「言っとくけど、徳川の時代は終わった。もう一度ひっくり返すことなんてできやしねぇさ。でもなぁ、幕府にも骨のあるやつがいたってこと、ちったぁ歴史にのこしておきてぇじゃねぇぁ。行ってやれよ。なんたって、泣く子も黙る新選組の鬼副長だ。皆よろこぶと思うぜ」

そして土方は勝の元を去っていくのでした。

山岡「近藤も無念でしょう。せめて武士らしく切腹させてやりたかった」

勝「武士らしくってなんだよ。大事なのはどう死んだかじゃない。どう生きたかだ。あれは武士だよ。まぎれもない、そして最後のな」

一方、斎藤は会津鶴ヶ城松平容保公の元へ到着し事情を説明します。ただ松平容保公に近藤を救う事はできません。そして斎藤に1本の刀を手渡します。

松平「この刀は近藤に会ったら渡そうと思っていた。斎藤、代わりに受け取ってくれ」

斎藤「できません」

松平「お前に受け取ってほしいのだ。近藤の意思を継ぎ、これからも徳川家のために働いてくれ。虎徹じゃ」

斎藤「虎徹斎藤一、身命を賭してお仕えいたします」

松平「早速だが、仕事を頼みたい」

斎藤「はっ」

松平「京へ向かってくれ。首は三条河原に晒されると聞いた。奪い返せ」

斎藤「かしこまりました」

松平「近藤の首は、この会津で丁重に葬る。今、よにできることはそれだけだ」

そして斎藤は一人会津を離れ、薩長軍が大勢いる西へと向かうのでした。

処刑の日。近藤の養母である ふで、妻のふでや親戚たちが見守っています。近藤はさらし首になっても恥ずかしくないよう、髭をきれいに剃り落としてもらっているようです。そして近藤勇は大勢の人々に見守られる中、最期の瞬間を迎えるのでした。

よもやま話

全49話について綴ってまいりました…。いやはや、見るのも大ボリュームでしたが綴るのも大ボリュームですね。大変でした。随分と抜粋して綴りましたが、それでも4回に分けることになりました。

前にも書いたかと思いますが、この大河「新選組!」は史実には沿っているものの、随分とオリジナルストーリーが多いです。また、本来であれば近藤とは仲たがいで終わっていた関係を一度修復し、その上で近藤以外の人間によって粛清されるという図が多いです。伊東さんや武田さんあたりもそうですし、一説によると山南さんとも馬が合っていなかったというお話もあります。

大河「新選組!」で描かれた近藤勇は何処までも純粋で、まっすぐです。勘定方の河合さんが粛清された件に関しては、ドラマ内では武田さんが悪いことになっていますが、史実では実は近藤さんが…なんてお話もあります。本当のことはわかりませんけれどね。

そういった点に違和感は否めませんが、それでも全体の物語として最初から最後まで飽きることなく楽しむことができました。ライトノベルを読むように、すらすらと楽しむことができたのではないでしょうか。

個人的には、終盤にかけて斎藤さんがどんどんかっこよくなっていくのがたまりませんでしたね!いあぁあああ、オダギリジョーさんかっこええ❀

ドラマではあくまで近藤勇の生涯を描く物語ですので、そのあと新選組がどういった軌跡をたどったのか…については描かれていません。ちらっとナレーションは入りましたけれど。近藤さんともう一人の主人公と言っても過言ではない、土方歳三の最期はまた別で制作されているので、そちらでつづりたいと思います。

知っているようでちゃんと知らない新選組について、少しずつですが理解が深まったように感じます。次は「八重の桜」を見て、会津へ思いを馳せたいものです。