今から11年前、まだ22歳の頃に1週間程かけて名古屋・東京・鎌倉周辺を一人旅したことがあります。目的も決めずに思い立った場所に行く、予算は手元にある資金のみ。当時ネットで交流のあった人に会ってみたり、観光地を楽しんだりを渡り歩いていました。その中で行ったのが三鷹の森ジブリ美術館だったのです。
その時に「ここはまた、誰かときたいな」と思ったことを今でも覚えています。折角、関東に越してきたのです。11年振りに 迷子 になりにいってまいりました。
天気は生憎の曇り空でしたが、それでも映える まるで物語の中に入ったような感覚です。カラフルな建物はまるで絵の具で遊んでいるかのようにも見えます。
基本的に館内での撮影はNGです。撮影可能なのは建物の外だけ。なので、やはり皆さんが写真を撮りに向かうのはこちら。
天空の城ラピュタ にでてくる ロボット兵。本当に大きい…！自然の中にそびえたつ姿が正にラピュタそのもので、あぁジブリ、良いな！！とテンションが上がります。
シータやパズーからみるとこんな感じでしょうか。なかなかの迫力です。
個人的な推しポイントはこちら。ロボット兵の腕部分。折れた羽の内部まできちんと作り込まれているんところに愛のような執念のようなものを感じます。
またロボット兵の後ろにはラピュタの紋章があるの、ご存知でしたか？ぜひ、ロボット兵に会いに行かれるときは探してみてください。
更に奥には、あの謎ブロックもあります。ムスカが飛行石をあててたあのブロックですね。何と書いているのかは不明ですが楔形文字のような文字が。ムスカのコスプレして「読める…読めるぞ…！」をやりたい私です。
館内は地下1F、地上1、2階、屋上でできています。地下1Fはミニシアターと中央ホール、常設展示室、薪置き場が。1階は企画展示室、常設展示室、カフェが、そして2階は猫バスルーム、図書閲覧室、ミュージアムショップがあります。現在の企画展示室は「未来少年コナン」でした。実はまだ見たことがないのですが、企画展でいかに作り込まれた設定、世界観があるのかを知ることができたので、また見てみたいと思います。26話…いや、それくらいなら短い方ですよね！
ところどころに椅子があって、休憩することも可能です。土日は人が多いので、なかなか座ることが難しいかもしれませんけれど、一息付けそうであれば景色を眺めながら一服するのもオススメです。
渡り廊下からバックヤードをみると、猫の恩返しに出てきたボディーガードにゃんこが…！昔は1体だったような気がしますが、増えてます？結構がっつりこっちをみていたので、笑ってしまいました。かわいい。
前回はお昼過ぎからの入場でしたが、今回は開園時間からINすることに。お昼ごはんも折角なので、カフェ「麦わらぼうし」へ。
注文したのがこちらの「くいしんぼうのカツサンド」「麦わらぼうしのホットドッグ」「クリーミータルタルのサーモンサンド」の3点です。私はカツサンド、サーモンサンドは半分こ、夫はホットドッグを注文です。カツサンドは思った以上に大きく、ホットドッグは逆に小ぶりでした。一口もらいましたが、パンもサクサクめで普通に美味しいホットドッグです。カツサンドは想像以上にカツがしっかり大きめで大満足する量でした。サーモンサンドはタルタルとかかっているチーズが良い感じです。どのメニューも想像以上の美味しさでした。こういうテーマパークにあるお食事処って値段の割に味は微妙なことがありますが、さすがジブリ。普通に美味しいです。今回はお食事メインでいただきましたが、次回はデザートメニューをいただきたいなと思います。イチゴのオムレットが美味しそうでした…！
薪置き場はどの角度から見ても写真映えするようなスポットです。花壇も可愛いしお洒落…！ちなみにとなりのトトロに出てくるようなポンプに初チャレンジしてみましたが、意外と重くてびっくりしました。全然水が出ない！と思ったらしっかりと振り切らないとだめなのですね。そう考えると、ジャバジャバ水を出してたさつきちゃんすごい…！
館内にはミニシアター「土星座」があって、オリジナル短編アニメーションが上映されています。だいたい10～15分程度の短いお話で、時期ごとに上映内容は異なります。私が拝見したのは「やどさがし」。いやぁ、まさかのラストでした。全ての音を人の声で表現している作品なのですが、車の音や自然の音、それを言葉で表現するのがすごいと思います。セリフは殆どないので、小さなお子様でもたのしめそうです。それにしてもまさかのラストでした。面白かったです。
たしか11年前に拝見したのは「パン種とタマゴ姫」だったかな…？湯婆婆みたいなバーバヤガーをみたのをなんとなく覚えています。「めいとこねこバス」と「星をかった日」は見たいと思っているので、また上映されるときは遊びにいきたいと思います。
公式ホームページのトップには「となりのトトロ」のメイちゃんのイラストと「迷子になろうよ、いっしょに。」という言葉があります。確かに迷子になる建物です。地下1階から2階まで続く小さな螺旋階段やかがまないと通れないようなところもあって、開けているのに迷子になれる不思議な建物だと思います。本当に物語みたいです。
そして今回、実際に館内を楽しんでみて素晴らしいなと思ったのが誰もスマホ越しに景色をみていないこと。館内は写真NGです。ですので写真を撮ることではなく、見て楽しむこと、感じることを全力で楽しんでいるようにみえました。また、ネコバスルームなど小さなお子様がたくさんいらっしゃっています。楽しそうに遊んでいる姿をスマホ越しではなく、リアルでみていらっしゃる親御さんの姿に素敵だなぁとほんわかしました。
その他、よーく見てみると煉瓦に紋章が彫られているものがあったり、カフェ「麦わらぼうし」に飾られている麦わら帽子のリボンが黒色であったり。黒色のリボンは魔女の象徴ですから、カフェの経営者は魔女なのかな？ランプにも魔女の絵があるし…なんて想像するのも楽しいです。よーく見てみると…というスポットがあると、本当にワクワクしてしまいます。
最後は館内を出てポーチを抜けるた先にあるトトロの受付。こちらはフェイクの受付ですのでチケット購入などはできませんが、もう絵になる！かわいいっ！の連発です。どのようにしてアニメーションがつくられるのか、どのようにして作品の根幹である世界が作られるのか…学びながら楽しめるというのは素晴らしいですよね。名古屋にあるジブリパークもいつかいってみたいと思います。
余談ですが、こういうイベントであったりおでかけのときの洋服にその世界観をイメージした洋服をチョイスするのが好きです。紫陽花を長谷寺にみにいったときはネイルを紫陽花カラーにしてみたり、KinKiのコンサートに行くときはインナーカラーを赤と青に染めて参戦したり…。今回は飛行石をつけたネックレス、三つ編み、そして黒のワンピース。天空の城ラピュタのシータをイメージしたお洋服にしてみました。がっつりコスプレしていくのは難しいし恥ずかしいっ！と思ってしまいますが、こういうコンセプトを楽しむという方法も楽しいのでオススメです。ぜひ、試してみて頂けると幸いです。
次は6月にいけたらいいな…❀
