東日本の各都道府県を制覇するぞー!ということで、あちらこちらにおでかけしている我が家。ついに念願の地、福島県の会津若松にやってまいりまして。前回は新選組 斎藤一さんにまつわる場所を巡り、今回はその続きについて綴っていきたいと思います。
会津のご当地食
七日町駅から会津若松駅まで戻り、お借りしていた電動自転車を返却。駅のNewDaysにてお昼ごはんの調達をいたしました。天気が良かったので、駅前の広場(公園?)のベンチでいただきました❀
夫が購入していたのがこちら。田季野さんのわっぱ飯がお弁当になっているようです。
中はソースカツ丼で、大きなカツがまるまる1枚ドーンと乗っています。一口いただきましたが、冷めていても全然ぱさぱさじゃないし、味もしっかりしていて、とても美味でした❀
飯盛山へ
会津若松駅から飯盛山方面は結構な坂ですので、バスで向かいたいと思います。まちなか周遊バスが走っていて、赤べこがデザインされた”あかべえ”と、青いボディの”ハイカラさん”の2種類があるようです。
あかべえかわいい❀この日は観光客が多いからか、小さいあかべえのすぐ後ろに、大人数がのれるサイズのバスも一緒に走っておりました。臨時便ですかね。おかげでスムーズに移動ができました!
あかべえに乗ってやってきたのが、こちらの飯盛山です。目の前が結構な坂ですね。
会津にもご当地マンホールがあったのですが…
飯盛山にはカラーバージョンがありましたよ。
飯盛山の山を登るのは階段でも行けるのですが、ここはちょっと楽をしたいと思います。山の上部まで行けるエスカレーター的なものがありましたので、乗車券を購入して使わせていただきました。
いぁあ、なかなかな坂でしたので、楽できてありがたい。階段にチャレンジをされている方もおられましたが、大変そうでした。
白虎隊
飯盛山にきたら一番にご挨拶したいなと思っていたのが、白虎隊にまつわる場所でした。
会津藩は藩士たちを年齢によって隊を分け、朱雀・玄武・青龍などの下に、まだ幼い十代半ばの少年たちを集め白虎隊を作りました。まだ幼い彼らも、会津のために戦うため戦場にたったのでした。
こちらは白虎隊に感銘を受けたローマ市から贈られた記念碑。
白虎隊内の士中二番隊に所属していた19人に自刃の場所には像が。彼の目線の先にあるのが、鶴ヶ城(若松城)です。
写真の中央に細い柱がありますが、その中央あたりにあるのが鶴ヶ城の天守です。飯盛山からは、鶴ヶ城が、そして城下がよく見渡せました。ここが燃えている姿を見たとき、どれだけ絶望したことでしょう。彼らが何故自刃したのかについては諸説ありますが、新政府軍に捕まって生き恥を晒すくらいなら、武士として自刃する…。
それを十代半ばの少年たちが決意したということも、とても辛いですね。手を合わせて鎮魂を祈ることしかできませんが、このようなことが二度と繰り返されないことを願います。
さざえ堂
飯盛山でもう1つきたかった場所が さざえ堂。ここはちょっと変わった建物なんです。
外観はこんな感じ。ちょっと屋根や窓の角度が斜めになっているのが解るでしょうか。まるで錯視のような建物ですが、さざえ堂は1796年に建立された高さ16.5m、六角三層のお堂です。
入口はこんな感じ。
龍の装飾が美しいです。中に入ってみると…
建物の中心に心柱のようになっていて、螺旋階段のようにスロープができています。この坂を登って行くと…
頂上までやってきました。ここから下るようです。
頂上付近からの景色。これまた遠くまで良く見えます。
次はひたすらくだるのみ。
そのまま下ると、1階部分に戻ってきました。でも不思議です、上っているときは下りてきている人と、そして下りているときは上ってきている人とすれ違わないんです。
実はこのお堂は、二重螺旋の構造になっていて、上りの道と下りの道は別々なんですね。このお堂の中を一周することで安置されている西国三十三観音像を参拝したことができるそうな。まるでアミューズメント施設のようなお堂が1796年に存在していたことにもびっくりです。世界的にも珍しい建築様式を採用しているそうで、国重要文化財にも指定されています。
建物自体はそこまで大きなわけではありませんが、建築としてとても興味深かったです。
さざえ堂から下っていくと、こちらにも所縁のものが。白虎隊士たちが潜った洞穴なんだそう。白虎隊については詳しいわけではありませんが、とても興味深いところでした。
よもやま話
会津について調べるまで さざえ堂 の存在は知らなかったのですが、まさかこんな面白い建築があるとは!夫はトリックアートであったりが好きなのですが、さざえ堂も気に入ってくれたようです。
今回、飯盛山周辺について綴ってまいりましたが、実はもう1ヵ所、飯盛山周辺でお邪魔した場所があります。そちらは写真の量が多かったため、次回綴っていきたいと思います。
今回はこの辺で。また次回❀