11月某日、金沢・新潟に2泊3日で旅行してまいりました。今回からは3日目について綴っていきたいと思います❀
SLばんえつ物語に出会う
3日目は新潟駅から新津駅を目指します。本来でしたら新津駅から自転車をレンタルしておでかけする予定だったのですが、この日も生憎の小雨が降るお天気。さすがに自転車での移動は難しいということで、タクシー移動に変更。そのため朝はゆっくりすることができました。
そしてやってきた新津駅。なんと!SLばんえつ物語がとまっていました!これから出発するようです❀
SLばんえつ物語は新津駅から福島県の会津若松駅の間を運行する季節限定のSLだそう。小雨による予定変更がなければ見ることができていなかった出会いです❀小雨に感謝ですね!
白い蒸気がどんどんと黒く変化していく様子などを間近で見ることができ、感激でしたよ❀
夫が鉄道好きということで、我が家は鉄道にまつわる おでかけスポットに行くことが多いと思います。埼玉県大宮にある鉄道博物館や、金沢・新潟旅行の2日目に乗車したShu*Kuraなど、鉄道に詳しくない私でも楽しめるスポットはたくさんあるようです。
そんな鉄道率高めの我が家ですが、まだできていないことがあります。それはSLに乗ること!鉄道旅というとやはり浮かぶのはSLの旅!いつか乗ってみたいなぁと思っています。埼玉県内にもSLが走っている場所があるので、来年あたりにお邪魔したいと思っています。
新津駅
新津駅には在来線の車両、貨物列車の車両、そしてばんえつ物語のSL車両がみられる駅ということでなかなかに鉄道好きには胸が熱くなる駅なのではないでしょうか。
駅のベンチにはおこじょが。左のオスがオコジロウ、右のメスがオコミというそうな。オコジロウとオコミはSLばんえつ物語のキャラクターなんだそうです。
新津は鉄道のまちとして栄えたまちだそうです。駅構内にもそれがわかるオブジェやステンドグラスなどがいくつもありました。
新津鉄道資料館
新津駅からタクシーで数分。やってきたのが新津鉄道資料館です。
こちらは新潟市が施設の運営管理をする鉄道資料館です。保存された鉄道車両や、備品、それらの解説などだけでなく、新津がどのように鉄道や社会に影響を与えたのかといった歴史を学ぶことができる施設です。建物自体はそこまで大きくはないのですが、展示物は充実している資料館でした❀
昔の駅名標❀この上段・下段をTでわけているのいいですよねぇ。
屋外常設展示(車両展示)
施設に入場するためのチケットを購入していたところ、係の方から屋外展示の方で疑似運転手体験ができるとご案内がありました。そのため、館内の入場前にまずそちらへ。
東京-新潟を結ぶ上越新幹線で活躍したMaxときの屋外車両展示です。この中に入ることができるようです。
車両に乗り込む際に整理券を頂き、入ってみると車内が疑似運転体験の待合室になっているようです。ここから先は撮影NGという事でした。
実際に運転席に座って操作することができます。混雑状況によって異なるかと思いますが、時間は1分程度。係の方の説明を聞きながら、操作してみたり、窓の外を眺めてみたいり。窓がとても小さく視野が悪いように感じたのですが、実際はこれでどのくらい見えていたのでしょうかねぇ?とても勉強になりました。
屋外展示はMaxときだけではありませんよ。屋外展示の奥から順番に見ていきましょう。
こちらは国鉄115系近郊形直流電車。国鉄時代に製造された車両で、寒冷地区や急勾配路線での運用を考えて設計された車両なんだとか。車内に入ることはできませんので、周囲を散策してみると…
「↑あつい!」と書いてありますね。寒冷地だと扉を開くために、ドアレールにヒーターが入っているんだそう。あまり雪と馴染みのない場所で育ったので、これはびっくりです。
お次は除雪用機関車。たぶん本物は初めてみたような…?雪国ならではの車両ですね。
前から見るとこんなかんじ。大きなサーキュレーターのようなものがついています。線路上にある雪をロータリーヘッドでかき寄せて取り込み、線路外に吹き飛ばすんだそう。映像でしかみたことはありませんが、凄いです。ちなみに現在は小型のモーターカーで除雪作業を行っているそうですよ。
最後はこちら。大宮の鉄道博物館でもよくみた、このベージュに紅色の国鉄色。鉄道好きの方々は「電気釜」と呼ぶそうですが、私はアンパンマンと呼んでいます。
現存する485系車両は、改造・塗装の変更がされているものが多く、国鉄時代の面影が残っているこの車両は貴重なんだとか。私には見分けがつかないのですが、夫にはつくようで。なんか喜んでいましたよ。
寒い中も青森まで走っていたのですねぇ。私もまた青森行きたいなぁ。
(鉄道に関する資料は以下のURLを参考にいたしました)
よもやま話
今回は屋外に展示された車両について綴りました。実際にはまた別の場所にも車両展示がありますので、それはまた他で綴りたいと思います。
新潟県内になる鉄道資料館ということで、やはり車両には雪国を耐え抜く特徴のあるものがたくさんでした。私が日常で目にする車両とは違ったところが多く、とても勉強になりました。同じ日本で、新幹線でたった数時間でいける距離なのに、こんなにも違うものなのですねぇ。
そういえばMaxときの疑似運転手体験の際、同じ待合室に大勢のお子さんたちが入ってこられました。20人以上はいたと思います。大人の方が1人 引率でおられたので、たぶん子ども会とかそういう集まりなのかな と思います。
夫の疑似運転手体験が終わって、車両の外を見ていたところ、まだ車内にいたお子さんに手を振られました。最初は1人だったのですが、こちらが手を振り返すと、そこからこぞって皆が降り始めるんですよね。大勢の子に熱烈に手を振られると、なんとも愛らしいという感情と、なんだか恥ずかしいという感情とで不思議な感覚でした。
彼らが将来鉄道好きになるかはわかりませんが、もしそうなったとしたら微笑ましいことです。小さなお友達(我が家では鉄道好きのお子さんを、そう呼んでいます)が、これからもたくさん こういった資料に触れられますように。
次回は館内展示について綴っていきたいと思います。今回はこの辺で❀