前回、児童文学『くまのパディントン』の実写映画である『パディントン』をみました。
こういった過去の児童文学を実写映画化している作品に対してあまり良いイメージがなかったため、半信半疑でみたのですけれどファミリー映画として完成されていて、楽しむことができました。
今回はその続編『パディントン2』を見ました。感想をネタバレ交えて綴っていきたいと思います。
あらすじ
ペルーの山奥からイギリスへとやってきたコグマのパディントン。今はブラウン家の一員として、仲睦まじく暮らしています。ブラウン家のあるウィンザーガーデンの人々にも受け入れられ、友人も友犬もできました。
パディントンが幼い頃に一緒に暮らしていたルーシーおばさんは、もうすぐ100歳の誕生日を迎えます。老熊ホームで元気に暮らしているルーシーおばさんに何かプレゼントを贈りたいパディントンは、馴染みの骨董品屋さんに足を運びました。
骨董品屋でプレゼントを探していると、1冊の絵本を見つけました。それはロンドンの街並みが描かれた飛び出す絵本です。しかしその絵本はとても貴重なもので、なかなか高価なようです。パディントンが持っているのはコインが1枚。プレゼントを購入するにはコインが1000枚は必要そうです。パディントンは自分が働いたお金でプレゼントを購入することにし、店の主に取り置きをしてもらうことにしました。
その頃、街にはマダム・コズロヴァの移動遊園地がやってきていました。ブラウン一家も移動遊園地にやってきたようです。オープニングセレモニーが行われ、檀上には俳優のフェニックス・ブキャナンが立っていました。彼はパディントンたちと同じウィンザーガーデンに住んでいます。
檀上にパディントンも招かれ簡単なトークを交わし、無事移動遊園地はオープンすることができました。そのトークのなかでパディントンはルーシーおばさんに飛び出す絵本をプレゼントしたいことや、お金を貯めるにはどうすればいいのかという助言をブキャナン求めます。ブキャナンの言葉から、パディントンは地道に窓掃除を始めることに決めるのでした。そしてパディントンが窓掃除をしたことで、街の人々にはちょっとした幸せが届くのでした。
アルバイトからの帰り道、パディントンは骨董品屋の前に来ていました。もうすぐ手に入る絵本に思いを馳せていたのです。しかし、そこに髭面の男が泥棒にやってきたではありませんか。しかも、パディントンが取り置きしてもらっていた絵本を盗んでいきました。
パディントンは必死になって追いかけます。その後ろ姿を、警報装置が作動したことによりやってきた警察官に見られていたようです。結局、髭面の男は突然消えていなくなってしまい、パディントンは途方に暮れます。そこに先ほどの警察官がやってき、まさかのパディントンが強盗の容疑で逮捕されてしまうのでした。
たくさんの人々がパディントンの無実を信じ、裁判所にやってきました。しかしパディントンが店内に侵入した形跡と、店から走り去っていく姿を見られていたことから、パディントンは有罪となりました。パディントンは無実の罪を着せられ、懲役10年となってしまうのでした・・・。
感想
前作がパディントンがブラウン一家と家族になるための話だとしたら、本作は一歩前進。家族であるパディントンを救うためにブラウン一家やウィンザーガーデンの人々が協力するという物語です。
真犯人の証拠をどのようにして掴むのか、刑務所に入れられてしまったパディントンはどうなってしまうのか…みたいなハラハラドキドキが子どもから大人まで楽しめる作品なのではないでしょうか。前作でもアクションシーンがなかなかユーモラスでしたが、本作では更に見せ場も多く退屈することなく楽しめました❀
ブラウン夫人「あなた最近とっても心がせまいわねぇ」
ブラウンさん『何が言いたいんだ?』
「昔のあなただったら、信じてくれたわ」
『あぁ、あいつはもういないよ』
「え?」
『君の夫はもう、歳をとったんだ』
(『パディントン2』より)
こういったちょっとした会話もウィットに富んでいて、好きなポイントでした!
よもやま話
『パディントン2』が公開されたのは2018年。今から6年前です。もう続編は作られないのかなぁ…なんて思って調べてみたら『PADDINGTON IN PERU(原題)』が2025年に公開予定なんだとか!ブラウン夫人の配役や監督は変更されるそうですが、新作も楽しみですね。これまたいいタイミングで『パディントン』の映画シリーズをみることができたなぁと思っております。
ちなみに、ちなみに。パディントンの吹替は松坂桃李さんが、ブラウンさんは古田新太さんがされているのですが、続投してくださるのでしょうかね?そうだと嬉しいなぁ。またひとつ楽しみが増えましたね❀