幼い頃から「小さくなったもの」が好きです。家具などのミニチュアや食品などが小さく飾られているものにとても惹かれる子どもだったように思います。大人になってからもそれはかわることはなく、ガチャガチャでそういったものを見つける度に心惹かれるものがあります。
同様に食品サンプルに憧れがあります。一番最初の記憶は小学校低学年の頃。誰にもらったかは忘れてしまいましたが、10㎝くらいの大きさの食品サンプルをもらったのです。カクテルのようなカップにクリームソーダとチェリーなどのフルーツがのっていました。さらにホイップクリームが乗っていて、今にして思えばそれはシリコンだと解るのですが、それに似たようなものが固形化した水のりくらいしか知らなくて、水のりでどうにか再現しようとした記憶があります。幼かったなぁ。
今でもレストランの軒先にある、ちょっと昭和レトロな雰囲気のある食品サンプルをみると心躍るものがあります。そんなわけで、ちょつとお出かけしてきました。
東京ミッドタウンにあるとらやさん。その店内の一角でおこなわれた企画展「和菓子の食品サンプル」をみてきました。名前の通り、食品サンプルをテーマとした企画展です。
店構えから風格のあるとらやさん。暖簾っていいですよね。くぐる楽しみみたいなのがあります。
こちらが展示スペース。まずは食品サンプルの歴史やどうして生まれたのかについてです。どうして食品サンプルが必要なのか…大きさの把握や、中の構造の確認、名前だけではイメージできない商品の説明…いろいろな理由があるようです。
以下↓のサイトによると大正末期から昭和初期にかけて、食品サンプルの前進となる「料理模型」は存在していたようで、随分とながーーーい歴史があるのですね。
中央の台には、それぞれの食品ができるまでを見ることができます。羊羹やお赤飯などのつくり方を見ることができます。羊羹の型は実際の和菓子が入っていた側を使うんだとか。面白いですね。最終的にコーティングしてつやつやになるのが美しかったです。柔らかそうに見えるけど、きっとカチカチなのでしょうね。
今までの食品サンプルも展示されていました。どれも美味しそう…!
個人的にいいなとおもったうさぎさん。本物では???と疑ってしまいます。とても可愛い!
この他、実際に自分でチャレンジすることができるキットも販売されていました。スパゲッティやメロンソーダ、作ってみるのも楽しそうです。私もいつかチャレンジしてみたいなぁとおもいます。
チャレンジといえば…。私自身、自分でミニチュアを作るくらいには好きです。何かを瓶に閉じ込めるのが特に好きです。
これはキノコを瓶に閉じ込めた物。キノコはレジンで作り、それを閉じ込めただけなのですが、これは良い感じにできたのではないでしょうか❀
また自分がもっているものを小さくするのも好きです。こちらは裁縫箱。
箱にピンセット、ハサミ、糸、布、待ち針、毛糸。これは作っていてとても楽しかったです。見ていたら作りたくなってくるのがいつものこと…今週末にでもチャレンジできたらなと思います。また、食品サンプルにもチャレンジしてみたいです。ビールとか作って夫のデスクに置いておきましょうか…面白そうです。